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ペーパーマリオRPG モコリムの日記

ゲームクリア後に読めるモコリムの日記。


☆その1 しゅっぱつ前夜

さあ あしたは しゅっぱつだ!
じゅうぶんな たべものに そうびを
リュックいっぱいに つめこんだ

じゅんびは カンペキだ
これも たくさんの 人たちが
おカネを かしてくれた おかげだ

いかっくせんきんの ユメ…
わたしが セキユを ほることに
こだわるのには りゆうがある

それは こきょうへの おもいだ
わたしの こきょうは とても さむく
いつも みんな こごえている

わたしが セキユを ほって
こきょうへ おくれば みんなが
あたたかな せいかつを おくれるはずだ

セキユを ほれば
みんなが しあわせに なれる

小さいころから ずっと
ずっと ずっと…
そうおもって 生きてきた

もちろん おカネもちに なるのも
わたしの 大事な ユメだ
まずしさから ぬけだすのだ

おカネ! おカネ! いっかくせんきん!
ふう…
さあ 今日は もう ねよう…

☆その2 ゲーハーの あくむ

どうして こんなことに
なってしまったのだろう…

船で 『キノコタウン』に とうちゃく
ここから 列車に のりついで
『ゴツゴツ山』に たどりついた

ゴツゴツ山から カラカラさばくへは
あるいて 行くしかない

いきようようと 山道を すすむ
わたしに おもいも よらない
ひげきが まっていた

なんと きょ大な ハゲタカが
あらわれたのだ!
そういえば いぜん きいたことがある!

ゴツゴツ山には 『ゲーハー』と
よばれる ハゲタカが すんでいて
旅人を おそうことが あると!

いちもくさんに にげだしたが
ゲーハーは すでに わたしに
ねらいを さだめていた

にげる わたしの せなかに
ゲーハーの するどい ツメが ささり
げきつうが はしる

なんとか 岩かげに ころがりこむと
ゲーハーは あきらめたのか
空の むこうに きえた

あんしんして ためいきを つくと
せなかの キズが いたんだ
せなかに 手を のばすと…

なんと リュックが ない!
しょくりょうに そうびに
そして かしてもらった おカネ…

すべてが 入った リュックが
ゲーハーに うばわれて しまったのだ!

のこされたのは この にっきと
セキユを ほるための スコップ
そして わたしの いのちだけ…

いや いのちが のこっただけでも
キセキと いうべきか…
まだ ウンがあると しんじたい

これで もう…
引きかえすことすら できない
わたしは 山を 下り さばくへ出た

目のまえに ひろがる カラカラさばく
ユメと きぼうに みちあふれた
キモチで さばくに 入るはずだった

だが いまの わたしに あるのは
どっしりと おもく くらい
ふあん だけだ…

☆その3 助ける りゆう

わたしは いま カラカラさばくにある
『カラカラタウン』と いうところにいる

さばくの まん中で たおれていた
わたしを 助けてくれたのは…

ヒゲが りっぱな ノコノコの
『チャールズ』だった

カレは こうこがくしゃで
世界中を ぼうけん しているらしい

わたしは カレに
ゲーハーに おそわれたこと…

そして これから
セキユを ほりに 行くこと…
それが わたしの ユメである 話をした

すると カレは しょくりょうと 水を
ようい してくれた

どうして こんなに
よくしてくれるのかと たずねると
カレは とおくを 見つめて こたえた

『ダレかが ユメを おいかけ
 くるしんでいるとき
 それを 見すててしまうなら

 自分が ユメを おいかけ
 くるしいときも おなじように
 見すててしまうだろう
 
 わたしは ただ…
 この世の すべての ユメを
 しんじていたいのだよ』

カレもまた こうこがくという
見はてぬ ユメを おいつづけているのだ

わたしたちは ひとばん中
おたがいの ユメを かたりあかした

☆その4 たのもしい ガイド

わたしは いま
さばくの オアシスにいる

チャールズと わかれたあと
セキユの はっくつポイントに むけて
カラカラタウンを しゅっぱつした

しかし さばくは ひろかった…
ガイドもなく すすむのは
あまりにも ムボウだった

わたしは いま どこへ
むかっているかも わからない
アタマが ひどく イタむ

のどが ヒリヒリする…
わたしは おきているのか?
ねむっているのか?

どこからか わたしに
問いかける こえが きこえる…

『あなたは いい人か?
 いい人なら なにか くれ』

チャールズに もらった
しょくりょうも 水も もうない
わたしは なにも もっていない

『なんで こんなトコに たおれてる?
 なにか くれるなら あなた いい人
 助けてやろう』

わたしが もっているものは…


   『わたしが もっているのは ユメだけです』


つぎに 目が さめたとき
そこは さばくの オアシスだった

『目が さめたね!』

そこには はいいろの スカーフを
かぶった チューさんがいた

『わたし モノクレー
 あなた 物くれなかった
 でも わたし いいもの もらった!』

よくわからないが また しらない人に
助けられてしまった…

『あなた ガイドが いるかい?
 行きたいところが あるなら
 あんないするよ』

なんと!
こうして わたしに たのもしい
ガイドが ついたのだった

☆その5 はっくつ ポイント

ついに きた!
わたしは いま セキユの
はっくつポイントに いる

セキユの はっくつポイントは
『青いサボテン』と 『サボテン岩』を
ちょくせんに むすんで…

そのせんが まじわるところから
『アラビアンいせき』から『オアシス』の
あいだと おなじ キョリだけ…

北へ むかった 場所にある

モノクレーは わたしを
そこまで あんないすると…

『あなた いい人
 きっと ユメ かなうはず
 モノクレー しんじている』

と いいのこして さっていった
さあ ここからは
わたしの たたかいだ!

ココを ほりつづければ
かならず セキユが 出るはずだ

オアシスで ヤシの実と レモンを
カバンいっぱいに つめこんできたから
数日は もつはずだ

かならず セキユを ほり当てて みせる!

☆その6 ほるのだ

わた しは いま セキユを ほ って…
ああ 手 が ふる え  て
う まく かけ な  い

いくども たいよ うが しず み
また のぼ り ほっても ほって も
セキユ は でな い な ぜ だ

もしか し たら ばしょ が
ちがって   いる のか も

ミス テ ールさ んに ちゃん と
うら なってもら ったのに な

たべもの は もう な い
な にもかも カラッポ  だ

あああ も う ダメ だ
わたしの ユメは こ の いの ちと
ともに こ こで はて てしまう のだ

わた し の ユメ  は


わ たしの


わたし の…?


いや ちが う… これは…
  この ユメは もう
 ちが うの だ


ほれ る


   まだほれる


    まだ わた しは ほれる


   から だよ 動け
        ほるのだ セキユを

☆その7 伝えたい ことば

わたしは いま ゴロツキタウンに
むかう 船の中に いる

わたしは やった!
セキユを 見事 ほり当てたのだ!

あとは げんちの 人たちに まかせて
ひとまず ゴロツキタウンに
もどることに したのだ

いっかくせんきん…
セキユを ほり当てるという
わたしの ユメ…

このユメは いつのまにか
わたしだけのものでは なくなっていた

たくさんの人たちが わたしと
いっしょに ユメを 見ていた

『あなた 物くれなかった
 でも わたし いいもの もらった!』

『わたしは ただ…
 この世の すべての ユメを
 しんじていたいのだよ』

おカネを かしてくれた…
たべものを あたえてくれた…
道を あんないしてくれた…

たくさんの人たちが わたしに
あたたかな手を さしのべてくれた

そのキモチに こたえたい!
ただ その おもいだけが
さいごまで わたしを つき動かした

…わたしと いっしょに
ユメを 見てくれた 人たちに 伝えよう

むねの おくから
あつく あつく かたりかけてくる
この ことばを


     ユメは かなう
               モコリム

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