ゴロツキタウンで買えるルイージの冒険記。
いままでに キミは いっしょうけんめい やったことが むくわれなくて… それまでの じかんが ムダに なったと かんじたことが あるかな? これから はなすのは ある わかものが おひめさまを たすける ものがたり もし キミが こうかいしそうに なったときは この ものがたりを おもいだしてほしい スーパールイージ 「だい1しょう」 〜ぼうけんのはじまり〜 あるひのことです いつものように へいわな いちにちを すごしていた ルイージの もとに いっつうの てがみが とどきました 「ルイージさん たすけてください わたしの くにの おひめさまが カイブツ クリキングに さらわれました あなたの チカラが ひつようなのです!」 その てがみは ワッフルおうこくの クレープだいじんからの ものでした かずかずの ぼうけんの けいけんがある ルイージの ウワサを ききつけた だいじんが かいたのです ルイージは よみかけの ほんに ゆっくりと しおりを はさんでから つくえに おくと たびの したくを はじめました ルイージには たびに でている おにいさんが いましたので おにいさんが いえに かえったときに じぶんが いないと しんぱいするだろうと おもって かきおきを しました 「フルーツパフェの つくりかた トロピコマンゴーと ピチピーチで できあがり」 それだけ かいて ルイージは いそいで しゅっぱつしました ワッフルおうこくへ やってきた ルイージは おうこくに すむ ひとびとが みな エクレアひめが さらわれた かなしみに しずんでいる こうけいを みました おしろに ついた ルイージは だいじんの クレープから パーツが 1つ はまっている らしんばんの だいざを わたされました 「それは くにの たから −きせきのらしんばん− 7つの パーツを あつめていくと かならず ひめのもとへ たどりつけるはずじゃ」 ルイージの ぼうけんが いま はじまったのです つづく
スーパールイージ 「だい2しょう」 〜ぼうけんの なかま〜 「あついなあ……」 ゴロゴロかざんに やってきた ルイージは あせを ふきながら つぶやきました らしんばんは ようがんが にえたぎる ゴロゴロかざんを しめしているのです 「もうすこしです このさきに ヒミツの ほこらが あるのです」 あんない しているのは とちゅう たちよった むらで なかまになった ゲッソーの「キック」 ルイージの しめいを きいて いっしょに ついてくることに なった たのもしい なかまです チカラを あわせて ヒミツの ほこらの たからを まもるワナを すべて くぐりぬけると そこには きせきの らしんばんのパーツの 1つが ありました らしんばんの だいざに はめこむと パーツは はるか にしにある 「ポッコリむら」を さししめしました ポッコリむらに ついた ルイージは むらの ようすが へんなことに きが つきました みな うつむいて かなしそうです… そんちょうに はなしを きくと なんと この むらは だいじゃの カイブツに しはい されていて むらの わかいむすめを イケニエにさしださねば ならないというのです! せいぎかんの つよい ルイージは だいじゃを たおす とうばつたいを けっせいしました とうばつたいに なのりを あげた ボムへいの「チェリー」 カレは ルイージの しめいを きくと じぶんも ぼうけんに いきたいと いいました またひとり たのもしい なかまが ふえました ルイージは なかまを つれて だいじゃの すみかへ やってきました だいじゃは しっぽにも アタマが ついている 2つの くびをもつ おそろしい すがたの バケモノでした ルイージは だいじゃの 2つの アタマの こうげきを ヒラリ ヒラリと かわします だいじゃが ルイージを ひとのみに しようと クチを あけたところに もうひとつの アタマを さそいだすと… だいじゃは じぶんで じぶんを のみこみ きえてしまいました おそろしい だいじゃに ルイージは ちえで しょうり したのです! だいじゃが きえると そこに らしんばんの パーツが ありました むらの ひとびとは ルイージに かんしゃし むらに のこるように たのみましたが ルイージは しめいが あることを つげて つぎの ぼうけんへと むかうのでした つづく
スーパールイージ 「だい3しょう」 〜エクレアひめのこえ〜 ルイージの ぼうけんは じゅんちょうに すすんでいました 「サーキッとう」では とくいの レースの うでまえを ひろうして みごと ゆうしょうし らしんばんのパーツを てにいれました くるしいレースでしたが けっして あきらめない はしりが しょうりを よびこんだのです! サーキッとうの ひとは ルイージの はしりに とても かんどうして おしみない せいだいな はくしゅを おくりました レースの マシンを つくった メカニック メットの「トルク」が ルイージの はしりに ほれこんで いっしょに ぼうけんを することに なりました こんなんの さきには ゆうじょうが あると しりました そして はなやかな 「ミュージカルタウン」 では えんげきに ちょうせん しました ぶたいの えんしゅつを する パンジーさんの 「ラクガン」はルイージに とても むずかしい… 「だいちのせいれい」の やくを あたえました しかし ルイージは その たいやくを みごと やりとげました ラクガンは ルイージの やくしゃの さいのうを みぬいていたのでした コンクールで 1いになり らしんばんのパーツを てにいれた ルイージへ ラクガンが じぶんも ぼうけんに いくと こえを かけました えんげきは ココロを うごかすものだと ルイージは しりました そして…… ぼうけんの なかで ルイージは じぶんの ココロの へんかを かんじていました エクレアひめのことが とっても いとおしくて たまらなくなって いたのです それは らしんばんが つぎの いきさきを しめすとき せかいの どこかにいる エクレアひめの こえを はこんでくるからです エクレアひめの こえは ルイージの みみもとで そっと ささやきます… そのこえは よぞらの ほしに えいえんを ねがい… あいが めに みえぬ ことを なげき… ながれる なみだの いみを といかけました ルイージは まだ みぬ ひめに おもいを こがし いとしいひとの こえが むねを あつくすることを しりました けれど ルイージは むねの あつい おもいを どうすれば よいか わかりませんでした らしんばんは 「テンキューいせき」を しめしています のこる らしんばんの パーツは あと2つ さいごの 1つは エクレアひめのもとに あるのです… つづく
スーパールイージ 「だい4しょう」 〜しんじつのカケラ〜 ルイージは グーリムのもりを ぬけ 「テンキューいせき」に たどりつきました いせきに はいると そこはまるで じかんが とまっているかのように しろく しずかでした まっしろな くうかんを すすむと へやがあり そこに しょうねんが ねむっていました しょうねんに こえを かけようとすると しょうねんは ゆっくり めを ひらきました 「ボクは クランベリー キミを まっていたんだ 1000ねんのあいだ ずっと ここで…」 その しょうねんは ルイージが しらない せかいの しんじつを はなしはじめました きせきのらしんばんは こだいじんが つくった みらいが みえる きせきの アイテム… こだいロルチていこくは らしんばんの チカラで みらいを しり せかいを シハイしていた… しかしロルチていこくは らしんばんの のろいで ほろびた… いきのこった ひとは らしんばんが にどと あくようされないように 7つにわけて せかいの かくちに かくした… クランベリーは いきのこった こだいじんの ひとりで みらいを たくせる きよき ココロの もちぬしが くるのを ここで まちつづけて いたのだと いいました そして らしんばんの パーツを じぶんを めざめさせた ルイージに たくすと こう はなしました 「のろいは コワイが エクレアひめを みつけるためには パーツが ひつようだ」 ルイージは クランベリーの おもいを むねにきざみ パーツを うけとりました そのご やくめを おえた クランベリーは ひかりと ともに きえてしまいました きえていくときの クランベリーのカオは しあわせそうでした …ふと きづくと ルイージは もりのなか テンキューいせきも クランベリーと ともに きえさっていました 6つの パーツが そろった らしんばんは さいごの パーツの ありかを しめしました そこは きたの はて 「ヘイトソング・タワー」 エクレアひめの こえが きこえてきます… エクレアひめのこえは つよい ココロをもつ ひとの たすけを もとめつづけていました ルイージの むねは もう おさえきれぬほど たかなっていました つづく
スーパールイージ 「だい5しょう」 〜たびの おわり〜 ルイージは ついに クリキングが いる ヘイトソング・タワーに たどりつきました これが さいごの たたかいです! なかまたちがルイージへ こえを かけます 「ゼッタイに かてるさ!」 ルイージは なかまたちと ゆうきを むねに たたかい とうとう クリキングを おいつめました しかし そのとき… 「やめて! そのひとは!」 ふりかえると そこには エクレアひめが! エクレアひめは すべての しんじつを ルイージへ つげました なんと クリキングは むほんを たくらむ クレープだいじんの まほうで カイブツに された エクレアひめの こいびとだというのです そこへ クレープが あらわれました 「さあ らしんばんを こちらに よこすのだ… らしんばんの チカラで ふたたび わが ロルチていこくが せかいを シハイする!」 しんのてき クレープの きょうだいな チカラに ルイージたちは まったく かないません しかし エクレアひめの ティアラに かくされた らしんばんの さいごのパーツが ひかりかがやき… ルイージに キセキの チカラを あたえました! ルイージは みらいを みることで クレープの こうどうを よみきると ひっさつの ハンマーで たおしました これで… ほんとうに すべて おわったのです ルイージは なかまたちと わかれ ワッフルおうこくを あとに しました ルイージは すこし さみしそうでした らしんばんのチカラで もうすこしだけ さきの みらいを みたからです それは ワッフルおうこくの おまつりのひ エクレアひめの けっこんしきが おこなわれていました エクレアひめの となりには… ルイージは なつかしい わがやに かえってきました おにいさんに のこした かきおきも よみかけの ほんもそのままでした ルイージは よみかけの ほんを てにとって しおりが はさんである ページを ひらき つづきを よもうと しましたが… つかれていたのでしょう すぐに ねむって しまいました… …ユメを みました たのもしいなかまたちに だいすきなエクレアひめ みんな えがおです ルイージは ユメのなかで つぶやきました 「また… ぼうけんが したいな」 おしまい