各ステージクリア後にルイージが話してくれる物語。
話すと 長くなるんだけどね このあいだ にいさんが ピーチ姫の手紙を うけとって サッサと ぼうけんに 行ってしまっただろ しかたがないから 僕は 一人で おりょうりを していたんだけど そうしたら 手紙が とどいたんだ 手紙には こう かかれていたんだよ 『マリオ&ルイージさま わたしは ワッフル王国の だいじん クレープで あります じつは 先日 クリキングという おそろしい カイブツが あらわれて エクレア姫を さらっていったのです どうか おねがいです われわれに チカラを かしてください あなたがただけが たよりなのです よろしく おねがいします ワッフル王国 だいじんクレープ』 …と まあ こんな かんじだったんだ にいさんが いなかったけれど ほうっては おけないと おもって… そこで ボクだけが ワッフル王国へ 行くことに したんだ つくりかけの おりょうりのことを わすれないように メモしてから すぐに しゅっぱつしたよ ワッフル王国へ ついたボクは そこで クレープきょうから くわしい話を きいたのさ クリキングというヤツが エクレア姫を さらったんだけど いったい どこへ 行ったのかは さっぱり わからない うらないしの おつげに よると 『きせきのらしんばん』の パーツを 見つけなきゃ いけないらしいんだ 『きせきのらしんばん』は いにしえの のろいによって 7つのパーツに 分けられていて… 世界の あちこちに ちらばっているみたいなんだけど 『きせきのらしんばん』の パーツは それぞれ おたがいの ありかを さししめすらしいんだ エクレア姫が つけている ティアラには らしんばんの パーツが うめこまれているから… らしんばんの パーツを あつめていけば いつかきっと エクレア姫に たどりつけるんだって! さっそく ワッフル王国に 伝わる 『らしんばんのだいざ』に だいじんが もっていた… らしんばんのパーツを うめこむと らしんばんは 光かがやいて はるか南… プディングたいりくの ゴロゴロ火山を しめしたんだ! だから ボクは このゴロツキタウンから 船で ゴロゴロ火山に むかおうと していたところなんだ 行く手に 大きなキケンが まっていようが ボクは 負けないよ なんとしても 姫を すくい出すんだ
船で プディングたいりくに とうちゃくした ボクは すぐに ゴロゴロ火山に むかったんだ もくてきちへは うっそうとした ジャングルを 何日も かかって ぬけなきゃ ならなかったんだけど… それは もう おそろしい カイブツが たくさんいて もう なんども しにそうな目に あったんだ そうそう… 行くとちゅう たちよった村で ゲッソーの『キック』と であったんだ キックは 旅をしていたんだけど ボクの 話を きいたら ついて いくって いってくれたんだ キックは とっても あばれんぼうで こきょうでは 『しろいダンガン』って よばれてたんだって! カッコいいよね! そんなこんなで ボクたち 二人は ゴロゴロ火山に たどりついたんだ ゴロゴロ火山は ようがんが グツグツ わいているような 場所で これがまた ものすごく あつかったんだ しかも『きせきのらしんばん』を まもるかのように いろいろな ワナが しかけられていてね… 中でも おそろしかったのは みのたけ 30メートルは あろうかという 動く 石ぞうなんだ その せのたかい 石ぞうは ひたいの 赤い宝石が じゃくてんなんだけど… サスガに ボクの ジャンプでも そこまでは とどかない… ボクは キックを じゃくてん 目がけて ぶつける さくせんを かんがえたんだ! そこで キックの 出番さ! ボクは 石ぞうの スキを うかがい ねらいを さだめて おもいっきり キックを なげ飛ばすと… サスガは しろいダンガン! キックは 赤い宝石に めいちゅうしたんだ! 見事に クリティカルヒットだったようで 石ぞうは ズズーンと たおれたんだよ そのあとは ゆうゆうと 宝のある部屋に たどりつくことが できたんだ ザンネンながら そこには エクレア姫の すがたは なかったんだけどね… 部屋で 『きせきのらしんばん』の パーツの 1つを 手に入れて だいざに はめこむと… こんどは はるか 西の ミルフィーユたいりくにある 『ポッコリ村』を しめしたんだ! こうして ボクは ふたたび 船にのって なんとか この ゴロツキタウンに かえってきたというわけさ これが 今回の ぼうけんなんだ
船で ミルフィーユたいりくに とうちゃくした ボクたちは ポッコリ村に むかったんだ ポッコリ村に つくと なんだか ようすが へんなんだ 村長さんに 話を きくと この村は ジャイーダという 大ヘビの カイブツに しはいされているって いうんだ! カイブツは 村長の娘の ムースを いけにえに さしだせって いってるんだって! もちろん ボクは ジャイーダたいじに 名のりを あげたよ!! いけにえは 花ヨメすがたで おくりだす きまりらしいから ボクは 花ヨメいしょうを きて… てきの目を あざむき まんまと ジャイーダの アジトに のりこむことに せいこうしたよ ボクの 花ヨメすがた… にいさんにも 見せて あげたかったな それはもう ちょっとしたものだったよ! ジャイーダの前に おどりでると ヤツは シッポにも アタマが ついた とても おそろしい すがたを してるんだ でも ボクは 負けないよ! ジャイーダの 2つの アタマを 上手に おびきよせて… ジャイーダが キバを むいて おそいかかる その しゅんかん! すばやく みを ひるがえすと… ジャイーダの 2つの アタマは おたがいを のみこみあって… くるんと きえてしまったんだよ! ジャイーダが きえたあとには キラキラ光る プレートが おちていて… それは 『きせきのらしんばん』の パーツの 1つだったんだ! だいざに パーツを はめこむと… らしんばんは 東にある島 『サーキッ島』を しめしたんだ! すぐに村を 出ようと したんだけど 村長は ボクに 村に のこって ムースと けっこんしないかっていうんだ でも ボクたちは つぎの日の あさ コッソリと 村を しゅっぱつしたんだ だって… ボクは エクレア姫を カイブツ クリキングから 助けなきゃ いけないからね! じつは 『きせきのらしんばん』が 行き先を しめすとき… ダレかの こえが きこえるんだ とっても とっても すんだ こえで みみもとで ささやくように きこえてくるんだ… これは たぶん エクレア姫の こえだと おもうんだよ!! むねが すごく ドキドキするんだ ボクは たぶん…… エクレア姫の ことが…… あっ! えっと… こうして ボクは ふたたび 船にのって… なんとか この ゴロツキタウンに かえってきたというわけさ これが 今回の ぼうけんなんだ
船で サーキッ島に とうちゃくした ボクたちは ものスゴイ 大きな音に おどろいたんだ なんと この サーキッ島では まいにちのように カーレースが 行われていて… レースで 1位に なった人が サーキッ島を おさめる 王さまに なれるそうなんだ レースを 見に行くと ちょうど ひょうしょうしきを してたんだけど… なんと! レースで 1位になったら もらえる トロフィーには… 『きせきのらしんばん』の パーツが うめこまれていたんだよ! ボクは さっそく レースに さんかすることに したんだ カートは のったことが あるし それなりに じしんが あったんだけど このレースは とんでもなかったよ! カートとは くらべものに ならないくらい パワーがある マシンで… マシンの そうびには ミサイルに バズーカ… なんでもアリの レースだったんだ! ボクは サスガに ちょっぴり にげ出したくなったんだけど… ゆうきを ふりしぼって レースに 出ることに したんだ そして いよいよ レース当日… ボクは サイコーに イカしたマシン 『グリン・グリーン1号』で スタートラインに たった ボクは 気合 じゅうぶんで スタートと どうじに アクセルを ふみこんだんだけど… ギアが バックに 入っていて グリン・グリーン1号は ゴロンゴロンと ころがりながら… うしろの カベに ゲキトツしちゃったんだ… いきなり ビリッケツで マシンも ボロボロに なっちゃったんだけど… ラッキーなことに 前を はしっていた マシンが つぎつぎと クラッシュして… 一番 さいごを はしっていた ボクが 見事 1位に なったんだ! うけとった トロフィーに ついていた 『きせきのらしんばん』の パーツを だいざに はめると… はるか東に あるという 『ミュージカルタウン』を しめしたんだ! そして あのこえ… エクレア姫の こえが また みみもとで きこえたんだ!! ああ エクレア姫!! あなたの こえは コトバは なんと うつくしいんだろう! ゼッタイ あなたを 助けます! まっていて ください! エクレア姫!! あっ! えっと… こうして ボクは ふたたび 船にのって… なんとか この ゴロツキタウンに かえってきたというわけさ これが 今回の ぼうけんなんだ
ミュージカルタウンに とうちゃくした ボクたちは 街の きらびやかさに あっとうされてしまったんだ とてもにぎやかなところで みんな いつも えがおなんだ らしんばんのパーツの じょうほうを さがしていたとき パンジーさんの 『ラクガン』に であったんだよ ラクガンは えんしゅつ家で いっしょに ぶたいに たつ げきだんいんを さがしていたんだ ボクらは らしんばんのパーツを さがしてるからって ことわったんだけど ラクガンの 話だと らしんばんのパーツは えんげきコンクールで ゆうしょうすると もらえる… えいこうの プレートが それかも しれないって いうんだよ! しかたが ないから ボクらは みんなで れんしゅうをして ミュージカルの ぶたいに たったんだ えんもくは 『ほのおの もんしょうの なぞ』っていう げき なんだけど これが ヒドいんだよ! ボクの やくは… ボクの やくは… 草だよ! 道ばたに 生えている 草! ゆかに ねそべって だまって じーっと しているだけ… みんなは セリフが あったのに… いくら ボクが ミドリの ふくを きているからって… ひどいや!!!! けっきょく… ぶたいは とっても こうひょうで 見事 ゆうしょうしたんだ 『きせきのらしんばん』の パーツが 手に入ったけど ちっとも うれしくなかったよ みんな たのしそうだし これから先は 一人で ぼうけんを つづけようと こっそり うらグチから 外に 出たんだ そうしたら ボクの ファンが たくさん 出まちを していて もみくちゃに されちゃったんだ! えへへ 草でも 見ていてくれる人が たくさん いたんだよ! とっても 気分が よかったな そうそう! らしんばんの パーツを はめると 『きせきのらしんばん』は 北の大地 グーリムの森にある… 『テンキューいせき』を さししめしたんだ そして もちろん うつくしいこえが… あああ! いとしの エクレア姫! なんて いやされるんだ… いい… ボクは 草でいい… ボクは かならず あなたの もとへと たどりつきます!!! へへへ… えっと… こうして ボクは ふたたび 船にのって… なんとか この ゴロツキタウンに かえってきたというわけさ これが 今回の ぼうけんなんだ
グーリムの森の おくふかくへ 入ると そこには まるいカタチをした テンキューいせきが あったんだ いせきの中に入ると そこは 一面 まっしろな 世界で まるで空に ういているみたいだったよ まっすぐに すすんでいくと 部屋があって そこに 一人の しょうねんが すわっていたんだ 近づくと 『ス・クリーミ』と 名のる人が あらわれて… この しょうねんは クランベリーといって 自分の うんめいを たくすべき人に よびおこされるのを まっているというんだ ボクは しかたがないから カレを おこさないようにして らしんばんの パーツを さがしていたら… ハナが ムズムズして… 大きな くしゃみを しちゃったんだ そうしたら なんと クランベリーは 目を さましてしまったんだよ! カレは ボクを見て ニッコリ ほほえむと ボクが しらない事を たくさん 話してくれたんだ にいさんは しんじてくれるかな? クランベリーは こだい人『ロルチ』の 生きのこりで… 『きせきのらしんばん』の パーツを 1000年も まもっていたんだって! 『きせきのらしんばん』は みらいを 見ることができる アイテムで… こだい『ロルチていこく』は らしんばんの チカラを 使って 世界を しはいしていたそうなんだ でも そのせいで らしんばんの のろいを うけて ロルチていこくは ほろびてしまったらしいんだ クランベリーは にどと おなじ ひげきが おきないように らしんばんを 7つに 分けて 世界かくちに かくして… 自分も そのパーツの1つを もって ねむりに つき… たくせる 人を まちつづけていたんだ クランベリーは らしんばんの パーツを ボクに わたすと 光に つつまれて いせきと いっしょに きえちゃった… クランベリーから うけとった らしんばんのパーツを だいざに はめこむと… らしんばんは はるか 北のかなた 『ヘイトソング・タワー』を さししめしたんだ そのとき これまでに ないくらい つよく エクレア姫の こえが きこえたんだよ!! かならず 姫を 助け出すぞ! そして ボクは ボクは…!! ふう… ちょっと コウフンしちゃった こうして ボクは ココ ゴロツキタウンに かえってきて… さいごの たたかいに むかう じゅんびを しているってわけさ これが 今回の ぼうけんなんだ
ヘイトソング・タワーは 北の かなた 海に面した きりたった けわしいがけの 上に たっているんだ だんがいを ふきぬける風の音は まるで あの世の じゅうにんたちが うたっているようだと… ひとびとに おそれられているんだ おそろしい音に みみを ふさぎながら なんとか ボクたちは タワーの トビラの前に たどりついたんだ ボクは とっても こわかったんだけど… エクレア姫のことを おもったら ゆうきが わいてきたんだ なかまたちも みんな おなじキモチだったはずだよ タワーの トビラを ゆっくりと ひらくと 中は まっくら… ボクは エクレア姫の 名前を よぼうと したけど こえが 出なかった… だって… くらやみに 目を こらすと… そこに きょだいなカイブツの すがたが! そう カイブツ クリキングが あらわれたんだ!! カイブツ クリキングは クチもとから ダラダラと ヨダレを たらしていて… ヨダレが 地面を とかしていたんだ! ボクは ふるえが とまらなかったけど はを くいしばって たちむかったんだ! クリキングの キバを かわし フトコロに 飛びこんで びゅんと ハンマーを ふるう! さいしょの こうげきは 空を きったけど すかさず クリキングの アタマに ハンマーを たたきおとす! よし! いけるぞ! クリキングと ごかくに わたりあい ボクは 手ごたえを つかんでいた だいじょうぶだ! 勝てる! よし… つぎの いちげきに すべてを かける! ハンマーを にぎりしめて ジリジリと 間合いを つめる… ヒリヒリする きんちょうかん… 『ガッシャーーン!!』 ふきつける 海からの風が タワーの まどガラスを くだく! その音を 合図に ボクは ふみだす!! そして! ………そして… ……… ……… ……… ……… …ボク クリキングを やっつけたよ もっと わるいヤツも でてきたけど それも やっつけた… ………… エクレア姫も… 助けた 全部 おわったよ だから ゴロツキタウンに かえってきたというわけ これが 今回の ぼうけんなんだ ……… …カンジンなところが よくわからないって? そんなことないよ これで 全部だよ エクレア姫を めぐる ぼうけんは とにかく これで おしまい だけど ボクの ぼうけんは おわらない… おわらないんだ‥‥
じつは ボクの ぼうけんを 本にしたいっていう 人がいて ずっと しゅざいを うけていたんだ ぼうけんの とちゅう この やど屋でも しゅざいを うけたことが あるんだよ! ボクの 話を 本にしても そんなもの ダレも よまないと おもっていたんだけど… なんと はつばいされた ボクの本 『スーパールイージ』は ゴロツキ・ブックランキングで… れんぞく1位 かくとくの ベストセラーを きろくしちゃったんだ!! うふふふふ! とっても うれしいな! ボクも このまえ よんでみたんだけど アツい ぼうけんの かずかずが ノンフィクションで… こまかいところまで しるされていて まさに ぼうけんの ドキュメント! って カンジの ないようだったよ! ゴロツキタウンの ショップに 売っているから ぜひ にいさんも 買って よんでみてほしいな!