1975 Blow by BlowSONGS
MUSICIANS
COMMENT全アルバムの中で一番有名な一枚といえばコレかな、という感触を持ってますが いかがでしょう。私が初めて聞いたジェフ・ベックのアルバムもコレでした。 最初ピンと来なかったし、マニアたるもの(いや全然マニアじゃないけど)、マイナーな 盤をフェイバリットとせねばならんとか邪念があってですね、ちょっと構えてた アルバムなんですが、最近見直してます。良い作品です。やはり。「哀恋」はもちろん、「分かってくれるかい」「スキャッターブレイン」 「フリーウェイ・ジャム」と有名曲揃いなので初心者にもおすすめですが、 若干マイナーな曲、例えば「エア・ブロワー」の冒頭でリズムのアタマが取れないと 悩んだり、「セロニアス」のイントロのドラムや、オクターバーをかけて弾かれる テーマにしびれたりと、中級者以上の方にもご満足いただける内容ではないかと。 って自分でアルバム作ったような口をきいてますが。すみません。 その他、いろいろモメたらしい「シーズ・ア・ウーマン」の レゲエ・リズム・アレンジもかっちょいいじゃないですか。 トーキング・モジュレータも泣けます。 メインで使われているギターはレス・ポールですが、例えば「フリーウェイ・ジャム」 ではストラトを手にしてアームを活かしたプレイも聴かせてくれます。 CD Time 2:58 のフレーズとか、イカしてます。それにこっちもまた良い音なんだ。 プロデュースはあのジョージ・マーティン。ビートルズナンバーはもちろん、 時折聞かれるストリングス等に、そこはかとなくジョージ・マーティンの香りを 感じます。 また、かなりの曲がメドレーというか、曲がフェイドアウトしていくと 次の曲のイントロがかぶってくる、みたいな感じになってますが、この辺が 「バラエティの割に良くまとまった」感じを醸し出しているように思います。 個人的には Diamond Dust で、テーマが終わってギターソロが始まる瞬間 (CD Time 2:30) の押さえたギターのトーン。もう涙で前が見えません。最高です。 エレキ・ギターってこんなにセクシーな音が出るんだな。 ところで Air Blower の CD Time 3:26 以降は ScatterBrain ですよね?
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