第16回全国大会 開催されました。 
  当協議会の第16回全国大会、平成27年度総会の開催日が、折から「下水道展'15東京」が開催されている東京・有明のビッグサイト(国際展示場)にほど近いTFTビルで開かれました。統一テーマは「世界に誇る技術の祭典・下水道展!」-福島より小規模下水道の情報発信-。
 大会は稲垣茂事務局長の司会で午後1時半に開会が宣せられ、齋藤文英会長(福島・会津坂下町長)の歓迎の挨拶で始まりました。
 
 全国大会の様子
 基調講演の最初は国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道事業課町村下水道対策官の白崎亮氏。演題は「下水道に関する最近の話題について」。パワーポイントを使っての詳細な説明が約1時間にわたって行われました。
続いて登壇したのは元福島県土木部長、元福島県下水道公社理事長で、現在は福島県双葉地方町村会常務理事の秋元正國氏でした。この日の秋元氏の演題は「福島県の現状と明るい未来」と題するものでしたが、東日本大震災、とりわけて東京電力福島第一原発の崩壊によって、ふるさとの人々は全町避難などの未曾有の事態に追い込まれ、今なお12万人近い人々が故郷に帰れずにいる現状を詳細なデータと画像資料を掲げて説明されました。福島の人々はその中から立ち上がろうとしているという話も紹介されました。
 休憩の後の第2部は、「福島から小規模下水道の情報発信」として、金山町の長谷川盛雄町長が「80m規模の県代行事業採用、優れた省エネ技術に着目」という話に始まって、昭和村の中村英康副村長が「からむし織の里・農業集落排水事業を土壌浄化法で具現化」という話をされ、湯川村の大塚節雄村長が「道の駅あいづに国交省施設第1号として土壌浄化法を採用」した事例を紹介されました。そして最後には土壌浄化法スキルマネジャーで、技術士の木村恭彦氏が土壌浄化法の技術、建設金額、維持管理費などについて話されました。大会はこのあと「大会宣言」を採択して、滞り無く終了いたしました。