<福島県金山町>
 
 
 
 福島県金山町で浄化センターの工事が始まりました。
 県代行事業の小規模下水道です。

 場所は、只見線 会津川口駅のすぐそばで、ここが計画人口350人、最大80m3/日の川口浄化センターとなります。
 奥会津の金山町もこれから春まで深い雪に閉ざされます。その雪と追いかけっこをするように同町の川口地区では「川口浄化センター」の建設が始まりました。
 金山町の下水道建設事業(生活環境整備事業)は、今から13年前の平成11年に、全体計画(面積52ha8503/日)が策定され、3年後の平成14年にそのまま事業認可が下りて、建設は県代行で行われることでスタートとしたものでした。その後、財政難などの理由で全体計画の遂行が困難となり、事業休止に追い込まれ、平成21年になって計画規模を8.2haに大幅縮小、処理区も川口地区だけとし、1日の処理量も803にして、再スタートしたものでした。
 金山町川口地区というのは、鉄道ファンなら誰でも知っている只見線・会津川口駅のある地区です。プラットホームの下に只見川がとうとうと流れています。もっともこの大河川は昨年7月の新潟・福島豪雨で氾濫し、金山町にも大きな被害をもたらしました。
 その水害からの復興にようやく目処がついたところで、この川口処理区の工事は始まったのです。
 昨年7月の下水道展に合わせて東京ビッグサイトで開催された「全国市町村土壌浄化法連絡協議会・全国大会」に出席した長谷川律夫・同町々長は「
30もの集落が点在している金山町では下水道建設には数十億かかると言われてきました。とてもできない規模です。それが土壌浄化法というすばらしい技術と出会うことができまして、川口処理区はこの土壌浄化法を採用することといたしました。さらにこの建設は福島県の代行事業としてやっていただけることになって、山深い奥会津の小さな町の夢が夢ではなく、実現することになったのです。」と発表しました。
 この夢の事業がようやく現実にスタートを切ったのです。
 龍のようにうねり、暴れる只見川のほとりで、まさに龍のようにたくましく天にかけ昇る土壌浄化法による下水道が、今年末にはその姿を町民の前に現すことになります。そして平成25年度中には、金山町民にその恩恵をもたらすことになるでしょう。