日本土壌浄化法ネットワーク 副理事長
元福島県昭和村村長 |
小林悦郎氏 |
七世代先(しちせだいさき) ―過去の上に現在があるー 3.11を私たちは、決して忘れない!いや絶対忘れてならない!光陰矢のごとしというが、月日の経つのが速い。いま、私たちの社会は激しく変動していて半年前イヤ3ヶ月前の事が、もはや「旧聞に属する」だ。そこに私などは人生後半特有の時間経過の速さが加わり、旧聞に属するものは忘却の彼方へ〜となり、あらゆる記憶もアッと言う間に風化してしまう。全く恐ろしいことだと気がつく。 大災害や原発事故に私たちは一時大騒ぎをするがやがて〜そんな事があったっけ?となる。過去の上に現在があるのだから過去を忘れては確たる未来はないことに気づくべきである。今回の被災地のど真ん中で開催する「未来に向けた安心・安全な下水道施設」をつくるための研修会にあたり、アメリカインディアンの有名な言葉を思い出す。それはどんなことも、七世代先まで考えて決めなければならないという言葉です。 大自然の中で生き続けたあの原住民たちと、私が生きた美しく、楽しかった昭和の時代を重ね合わせながら・・・・・・がんばろう東北、そして福島は絶対に負けない・・・・・・。 |