参加者の声
技術担当者会議を終えて
北海道占冠村経済課建設グループ 主幹  平川 満彦
 今回で担当者会議・技術研修会も10周年を向かえたが、10年前と比べ下水道のみならず市町村の状況は大きく変化をした。
 その頃の占冠村は、下水道工事等の事業がほとんど終了し、既に維持管理が中心となっていたが、道内には、同じ処理方式の処理場がないため、手探りで維持管理コスト縮減を検討していた。「他の処理場は、こんな時どうしてるんだろう・・・」何度つぶやいたことか。
 そんな時、発足したこの会議は、毎年のように多くの知識を与えてくれた。「下水道に終わりはない」今後も変わらない努力をしていかねばならないと考えているが、そのための知識の源は、土壌浄化法の開発者・各自治体の皆様・NPO法人日本土壌浄化法ネットワークに代表される民間の皆様の力があってのものと再認識するとともに感謝の気持ちを持つ機会になった。
 明日からの"やる気"も強くなったような気がする。
全国市町村土壌浄化法連絡協議会
             第10回技術研修会に参加して
福島県会津坂下町上下水道班 下水道担当  高畑 良雄
 全国市町村土壌浄化法連絡協議会10周年記念技術研修会並びに担当者会議が、当町で開催され、全国の自治体や下水道事業関係者、また韓国の方々大勢おいでいただき、紙上をお借りし感謝申し上げます。
 技術研修会では、各自治体の現状や技術向上へ向けた取組み等の情報交換があり、「自然の力を活用し、環境にやさしい土壌浄化法」は、地球環境が問題となっている昨今、最も求められている処理方式であることを実感いたしました。また、省エネルギー型で、建設及びランニングコストの面で安価な本方式のメリットを、全国の整備が立ち遅れている市町村に情報発信したことは大きな成果であったと思っています。
 担当者会議では、土壌浄化法の基本的処理システムと水質管理のための留意点について学習し、今後の維持管理方法等を考えていくうえで大変有意義なものになりました。
 下水道フェスティバルでは、連絡協議会の皆様にご協賛いただき、厚くお礼申し上げます。おかげさまで、盛会裏のうちに終了し、下水道の普及啓発の所期目的を十分達成できたと思っております。
 本当にありがとうございました。
技術研修会・担当者会議の参加について
沖縄県読谷村都市計画課水環境整備係  島袋 美乃
 全国市町村土壌浄化法技術研修会・担当者会議に今年初めて参加させていただきました。
 1日目は、土壌浄化法技術研修会ということでしたが、台風の為、途中からの参加になりました。ついてすぐに、壇上での現状報告があり、突然の壇上での報告ということで、緊張し、取り留めのない発表で失礼を致しましたが、私もなんとかやりとげることができ一安心しました。 
 2日目は、現在、浄化センターを建設中の昭和村の現場を見せていただきました。初めての建設中の現場でしたが、百聞は一見にしかず、その言葉通りの感動でした。午後は、担当者会議があり、土壌微生物の分解等を見せていただきました。また、土壌浄化法の基本技術の組合せでは、土壌浄化のしくみを丁寧に説明して頂き、初心者である私には、大変わかりやく、為になりました。 
 交流会では、会津坂下町の町長はじめ、部長の方々にも歓迎していただき大変恐縮しました。
 また、下水道フェスティバルも大盛況で子供から大人までが処理場の上で楽しんでいる姿は、大変すばらしいものでした。
 この研修で、同じ土壌浄化システムを持つ市町村の担当の方と維持管理等の情報を交換し、それぞれの問題等を議論できたこと、また、土壌浄化法に携わるいろいろな方のお話を聞けたことは大変有意義な研修でありました。
全国市町村土壌浄化法連絡協議会
             第10回技術研修会に参加して
三重県伊賀市伊賀支所産業建設課  上林 建作
 今年の研修会は、台風の影響で一時はどうなるかと心配していましたが、無事に参加でき、ほっとしました。
 福島県会津坂下町の浄化センターにつきましては、以前から興味があり、一度、見学したいと思っていたところでした。まず、見学して何より驚いたことは、住宅地の中に処理場が建設されていたことでした。聞いてはおりましたが、こんなに隣接した場所だとは思っていませんでしたので、衝撃を受けました。
 又、他の自治体の方ともいい雰囲気の中、日頃の維持管理業務に関すること、現状についての意見交換、情報交換ができ、貴重な話を聞くことができました。今後は、この3日間で学んだ知識を日頃の業務に活かせていけるよう努めていきたいと思います。