全国市町村土壌浄化法連絡協議会 第8回担当者会議
年1回開催されてきた担当者会議ですが、今年は技術研修会との同時開催となり、10月3日(水)~5日(金)三重県伊賀市のウェルサンピア伊賀において開催されました。担当者会議は、土壌浄化法に関わる連絡協議会々員市町村の、下水道や集落排水等の事業に携わっている担当者の情報交換・勉強の場として位置づけられ、毎回、様々な課題で勉強会を行っています。

今回は技術研修会との同時開催となったため、時間的にはかなり制限された感もあり、発言の機会があまりなかった方もいたようです。それでも、処理施設とは切っても切れない発生汚泥の現状やこれからの課題等、身近に迫った問題を抱える担当者は、他の自治体の実情等を聞いて、今後の参考にするために熱心にメモをとり、これらの問題に取組んでいました。

また、今回のプログラムでは伊賀市の協力体制のもと、初めて実稼動中の処理施設(せせらぎ浄化センター)において、体験学習のスタイルを取り入れることが出来ました。処理施設の芝生の上に点々と黒い土のようなもの・・・それがミミズの糞だと聞かされてびっくり。ならばと、被覆土壌を掘ってミミズ等の棲息を実際に確認したり、マンホールから直接、汚水(汚泥)を採取して、普段目にすることの出来ない堆積汚泥の状態を目視したり・・・室内では、維持管理的観点から、試薬による様々な簡易水質検査や、汚泥の凝集等を自分達で体験、被覆土壌中の土壌動物等を光学顕微鏡で観察したりと、様々貴重な体験をされました。

今年も少人数での会議となりましたが、参加者の熱意は熱く、中味はとても濃いものとなりました。