浮上まで待てない
(作詞作曲:しんすけ)
「普遍性」というものを全く無視してつくられた、超私的な一曲です。
ここでは、謹んで用語解説をさせて頂きます。
「うっとりするよなウメイロモドキ」
↓
ウメイロモドキって何だろ〜、って思ってた方。おサカナなんですね〜。
青と黄色の鮮やかなコントラスト、完璧な「おサカナ形」。
そりゃあもう、囲まれたらうっとりします。
はあ〜。潜りたくなってきた。
「港の近くのパーラー座間味で ナナナナ生ビール」
座間味港より徒歩2分。生ビール一杯500円。でもね、時々ビールが冷えてなかったり、「明日最終日だから必ず行きます」って言ってあっても、夕方しれっと閉めてたり、そんなこともあります。ご愛敬♪
「安全停止の3分 もどかしいのよ」
ダイビングのお約束です。潜った時間や深度にもよりますが、まあ何しろ水面下で数分。
浅場の珊瑚礁であれば、遊んでいるうちにあっつう間ですけどねえ。
深い場所だと、な〜んにもない中層にぽか〜んと浮いて、体に残った窒素くんが出てってくれるのをじっと待つわけですね。
……今日はビール冷えてるかなあ、なんて思いながらね。
「頼んでないのにつまみが出てくる」
実名を出しているので念のためお断りしておきますが、これはあくまでサービスですからね。
「つまみを頼んだらお金とられた」なんて言わないように。当たり前ですから。
頼んでないのにつまみを出して欲しければ、毎日毎日バカみたいに生ビール五杯ずつ飲んで、一週間ぐらい過ごしてみれば……
もしかしたらね♪
「五杯飲んだらおばちゃん迎えに来る」
民宿のおばちゃんは働き者。お客さんにアチコーコー(熱々)の夕飯を食べてもらいたくて一生懸命つくったのに、またあのひとたちは帰って来ない。
ダイビングはとっくに終わったはずだけど、どこで油を売ってるのかはわかってる。
こうしておばちゃんは、たたたたたっと走ってパーラーへ。
「えー、あんたたち! 早く帰ってごはん食べなさい! 天麩羅が冷める!!!」
はっ、いけない。村内放送ではとっくに「カラスの子」が流れている。
酔い子はおうちへ帰りましょう♪
うっとりするよなウメイロモドキに囲まれたあとは
港の近くのパーラー座間味で
ナナナナ生ビール
安全停止の3分 もどかしいのよ
冷えたジョッキに魅惑の泡
泡
浮上まで待てない
浮上まで待てない
体乾いてる
ビールが呼んでいる
砂漠のように
ザルのように飲む
一杯飲む
二杯飲む
三杯飲む
四杯飲む
五杯飲んだらその先はわからない
頼んでないのにつまみが出てくる
最初は小銭を数えて一杯だけ飲んでたものだけど
今じゃしっかり財布を握って
ナナナナ生ビール
何杯飲んだか定かに
覚えてないのよ
冷えたジョッキに魅惑の泡
泡
浮上まで待てない
浮上まで待てない
体乾いてる
ビールが呼んでいる
砂漠のように
ザルのように飲む
一杯飲む
二杯飲む
三杯飲む
四杯飲む
五杯飲んだらおばちゃん迎えに来る
天ぷらが冷めるとかなり怒っている
一杯飲む
二杯飲む
三杯飲む
四杯飲む
五杯飲んだらおばちゃん迎えに来る
いつの間にやら日が暮れている
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