RASAの歴史

 

1.設立

 

 1981年夏に、イエズス会社会司牧センターが行ったタイ農村ワークショップ(スタディー・ツアー)への参加者が日本に戻ってきて、1982年に設立した(代表白戸洋)。

 

2.活動史(1997年まで)

 

1982年:第2回ワークショップを企画・運営した(これ以降現在まで20回以上行っている)。ワークショップの報告を、イエズス会社会司牧センター発行の雑誌『アジアの声』に特集した。

1983年:タイ北部チェンマイ県メセ(Maesae)村の共同農場開設、米銀行開設のために資金協力を行う。金額は約45万円。メセ村は、少数民族カレン族の村である。

1984年:タイ東北部キレック村の職業訓練プロジェクトに対し、ミシン5台分に相当する258,910円を寄付した。同じくタイ東北部ノンサワン村のダム工事(川の水を堰き止める堤に相当する)のためのブルドーザーのレンタル料の支援として、136,695円を寄付した。

1985年:「在日アジア人留学生への研究補助」スタート。

1986年:非常勤有給スタッフの雇用を試みるが、1988年には断念するに至る。スタディーツアーを企画する同様のNGOJANATOというグループを結成するが、2年後には自然消滅する。

1987年:メセ村(森康洋:私費)視察。まずはプロジェクトが良好に進んでいるとの感触を得る。カレン族の子供が平地の学校に通うための寮設立に資金協力する(手帳を売った:63,500円)。タイ開発協議会が出版したWho Developed Whom?を日本語訳してイエズス会社会司牧センターから出版する。

1988年:タイ東北部コラート県で農村開発に携わっていたブンミー氏を日本に招聘する。ワークショップ一時中断。

1989年:ワークショップ再開(第13回)。

1990年:「チャイルド・スポンサーシップ」開始。

1992年:「タイ農村の子供達のための奨学金」開始。代表を田口誠也、山形辰史にする。

1997年:「タイ農村の子供達のための奨学金」終了。

 

以上