久しぶりにテスト走行
これを書いている今日、ver.7.0の状態確認のため数年ぶりに走ってきた。よく回るエンジン。調子も上々である。
プロテクターをつけてメット被ってクルマとは違う世界をまた味わうことができた。
普段は夜間は走行しないが、ガソリンタンクの残油を使い切るための行動である。
僕の世界の中でとても懐かしい場所だけに、昔を思い出して走った。ヘッドライトもH4化しているから(とはいっても1灯のハロゲンだから暗いが)
それなりに視認性は上がっている。
懐かしい道だけに時間が巻き戻るような感覚におそわれた。
親父が亡くなり、いろいろあったことも昼間走らなかった理由もある。
帰り道、ガススタに立ち寄り満タン給油。燃費はおおよそだが19km/リットル以上。
しかし、この燃費、当時としてはかなりよかったが、クルマの世界ではハイブリッドのアクア、プリウスはこれ以上の燃費をたたき出す。
ものすごい技術進歩である。重量差も1.3トン近くあるのにこの燃費は同じなのに、バイクとクルマの差は一体何かと驚かされる。
30年以上の時の流れは、メカニカル技術進歩が加速度的に進んでいることが分かる。
ヘッドライトの明かりを頼りに走る。少々怖さもあるものの安定して走ることができる。
いつまでこいつに触っていられるかと考えつつ。バイクもクルマも楽しい。それだけは変わらない。
操る楽しみ。走行中から得られる走りの感覚。
ヘッドライトで闇夜を切り裂きながらFZR250R3LN5と僕は目的の場所に向かう。
途中ガソリンコックON状態からレベル不足でエンストしたが、リザーブに切り替えて残油を使い切る。
今日は、14000rpmまで回した。F1エンジンのフィールは楽しい。(速度は書かない)
19500rpmまでストレスなく回るエンジン。やっぱ最高。
2ストバイクにはない高機能な感覚フィール。昔を思い出しながら地味に速く走る。
19500rpmという回転域はF6Bカプチーノでは到底なしえない領域(11000rpmまでは回るが)
4発エンジンのスムーズなフィールは3発やパラでは実現できない。
遅い、速いとかそういうのはもうどうでも良い世界なのだ。昔は良い時代だったなと。
あの時、FZR250Rを手に入れて走り出していたら僕の人生はきっと違ったものになったと思っている。
いつだって、こいつFZR250Rは最高。大型バイクが欲しくなってきたが、それはまだ先だな。
250だからこそ実現できる夢があるのだから。
30年以上の時の流れは、電子デバイスやメカニカル技術と進歩が加速度的に進んでいることが分かる。
しかし、アナログなFZRは懐かしい感覚を思い出させてくれる。
より人側に感覚が近かった存在なのだと思う。
余談として最近のガソリン単価はヤバすぎる。石破は一体何をしているのか。10円値引き?子供のお駄賃じゃねぇよ(怒)
10円じゃチロルチョコも買えねぇわ。相変わらず、取るだけ取っておいて、出すときはお駄賃以下。馬鹿にしすぎ。
今度の参院選でバラマキしているだけよ。自民なんてさっさとく・た・ば・れ。
失ったそして過去に置いてきた自分を取り戻す

別ページで紹介したビッグワンガムの次ネタ、ベルヒューイコブラAH-1である。
こいつに出会ったのは子供の頃、当時遊んでいた、なかのまさとというお調子者のアホが僕の家に泊まりにきたのだ。
夜、ゲームをしようということになり、半分強制ともいえる親父の命令で輪ゴム鉄砲でお菓子を倒したものがソレを手に入れることができるという
くだらない遊びに付き合うことになった。
その日の15時過ぎくらいだったが、知り合いの駄菓子屋にいって欲しかった上の写真のブツが、偶然見つかって「もう、入手はできまい」と
諦めていた超絶一品だった。他の店舗でこいつを発見することができずにあるのは大和ばかりだった。
最初、店の中に入っておばちゃんに挨拶。適当な箱もののお菓子を探すということを命じられていたこともあって輪ゴム鉄砲でも倒れやすい箱お菓子を探していた。
少し店内を回っていたところ、こいつがセット箱の中に埋もれていたのだ。さすがに、人気のある個体だし入手は無理と思い込んでいたのだが、丸窓から中身が見えるようになっているから、あの時は6個あった中のひとつを引き当てることができた。
奴が泊まりにきたのは土曜日の午前中から。こいつを買って家に戻って、奴が帰った後にじっくり作ればよいとスケジュールを立てていたのだ。
夜になって、輪ゴム鉄砲大会が始まり各個人が買ってきた箱ものお菓子を並べて一人ずつ打ち当てて倒していくというとてもバカバカしいゲームがスタート。
僕は、その時ベルヒューイコブラが入っているビッグワンガムの箱を当てものゲームに参加させるつもりはなかったが、親父の一言「それも中に入れろ」だと。
なぜ、その時にクソ親父が割り込んでくるのかと思っていたが、結局俺が買ってきたそのコブラは当てることなく、なかのまさとが買ってきたSLデコイチが俺の手元にくるという失態。
そしてコブラを引き当てたのは、奴です。
僕は、奴にクレームつけたんだが、「これは僕の物だ」と口走って、自分の住む家の方向に走って逃げやがったのだ(笑)
その事件があってから、僕は再度別のコブラが残っているのではないかと、その駄菓子屋含めいろいろさまよったことを恨み節を込めてこの場所に書かせてもらう。
元々はそのコブラは僕が金を払って手に入れた大切なMONOなのだ。
それから数十年の時が経過し、偶然にもその駄菓子屋で再会することができた。僕はこいつに再開したときちょっぴり涙が出た。
奪われたものの価値なんて当時は100円99円だから(傍から見れば玩具なんか大したことはないと思うだろう)
親父が絡むとロクなことがない、付き合いきれないというのが答えになった。オマケに嘘つき、お調子者は奴と同じ路線。
だが、今回コブラに再会することができて僕の大切なものとして一番目立つところにディスプレイしている。今度こそは盗られまいと。
当時の箱も組立説明書も保管してある。
ガムは捨てたが(笑)
後から知ったが、なかのまさとの人生はどのようにたどっていったか僕の親から聞いたがいろいろあったことは確かだ。当時は仲が良い友達だったが、いつの間にか音信不通になり、変わった人間になっていったことは確かだ。
やはり、人騙しちゃいかんわな。嘘つきお調子者はやはりどこかで帳尻を合わせられるということだ。
真面目に生きること。それだけなのだと僕は思っている。
現在、ビッグワンガムコブラを探そうとしても完全無理ゲーです。
死んだ親父に言いたい。子供の遊びに首突っ込んで来るんじゃねぇよ。バカ親父。いつか必ずあんたのこと始末してやるから覚悟しろよ。
食い物の恨みは恐ろしいっていうだろ。そういうことよ。
馬鹿め。
ちょこっとクリーニング
実は数年ぶりの清掃行動。とはいってもちょこちょこ綺麗にして保管、たまに乗るということを繰り返している。
毎日はさすがに乗れていない。だけど
中途半端な熱入れは良くないためしっかりと水温、油温を上げて乗ることを心掛けている。
使用にあたっては、必要事項が必ず存在するからである。
今日は、少し走行後、汚れてきていたバイザーとタンク側の一部を少し磨いてみた。磨くというのは言葉があまりのも過激なのでクリーナーを使って小綺麗にしたという言葉が正しいかと。
結構綺麗になるものだ。
明日は、冷却水とブレーキフルードの交換。全体的な磨きができればと考えている。
僕の手元に来た頃、最初の頃と比べても劣化はかなり防いでいることが分かるし、室内保管の効果が出ていることが分かる。
エンジン分離分解はもう少し先になりそうだ。
バルブシールの交換も行いたいし、外観も今度はショットをかけてじっくりゴミ垢(アルミサビ)を落としていきたい。
旧ホイールを入手したから、これをコツコツ修正して新しいタイヤを入れることができればと思う。
最近スペアエンジンを入手することに成功しているから同時並行で整備修理を繰り返していければと考えています。
1HXエンジンを起動するときにいつも思うこと
IGをONにしてスタートスイッチを押すとき、いつもいつも学生の頃、一番孤独だった頃を思い出す。
下らない友人と付き合うくらいならば、少数で良いと思っていた頃。
人をねたむボケも多かったから、僕は人を信じていなかった。というかそうした世界に引き込んだ連中がいた。
人を踏み台にしてでも、傷つけても構わないという馬鹿どもも大勢いた。
恩着せがましいボケどもも多かった。
そんな時、バイクやクルマがあったら自由に好きなところに行ける。と憧れたものだった。
自転車が精いっぱいだった時代。
孤独な世界の中で僕は人とは異なる人生を歩んできたのかもしれない。
子供のころからボルト・ナットが好きで、何かといえば金属、プラスチックと一緒に歩んできた。
基本的に僕は、機械、金属、プラスチックに愛されているのだと思う。
もちろんそうした技術と技能について学んできていることも強みになっていることも確かである。その道の師匠やプロフェッショナルに学んできた。
後は、どれくらいモチベーションを保ちつつ各個体たちに触っていられるかということ。
生きるということは、難しくて実は簡単。今ある環境で生きる時間を大切にしながら、自然を感じ心穏やかに過ごせれば良いと思う。
何処かのページに述べたが、いろいろな風景や町、自然を感じた方が後悔も少なくて済みそうに思えるようになった。
大小の感動だけではなく、何かをやり遂げたという達成感が人には必要だからだ。
毎日の平常が実は一番大切で幸せな時なのだということを。
人は何時死ぬか分からないから日常を大切にしながら生きるということ。
僕がFZR250Rを修復した理由もその中にある。
今不満に思っていることは、FZR250Rをフル加速している最中に2速と3速の入りが悪いということ。
これはクラッチに関係していることが分かっているからエンジンフルオーバーホール時、確実に修復することにする。
ダイドーの自販機、最近は大幅激減しているから困ったものだ。
大人のコーヒーが飲めないじゃないか。
始まりの1ページ
僕が近所の知り合いチャリンコ店からもらった当時のカタログ
この一枚のカタログから始まった物語である。
実際、当時としてはホンダのCBR250RRだったか、VFR400、そっちに興味深々だった。FZRと比べてもカッコ良かったし。
だが、免許も取れる年齢でもないし時過ぎたときはすっかりクルマ世界に入っており、バイクは保管場所もないから無理と諦めていたところがある。
ある時、友人の死を契機に人生は一度きり、できることはしっかり経験すべきと教えられた。あの時やっておけばよかったと後悔が残らないように。
確かに多少の金はかかる。だが程度のよい中古車や新車を購入する金額は絶対的にかからないから時間をかけて急がないと感じられるものであれば楽しめると思います。
親父の死も大きい影響があって、この世に生をもたらしてくれた人だから感謝はする。自分勝手に生きた人であったから真似はできないと思いつつも自分自身の人生を大切に思うのであれば、他人に迷惑をかけない範囲でいろいろトライしてみることの大切さを知ったのである。
失敗はつきもの。そこは経験して考えて行動して世界にひとつだけ、オンリーワンになるFZR250Rを製作していけばよいと思います。
実際僕のはボロだけど、きちんと走るし20000近くの最高回転まで回る。とびっきりの加速を味わえる。
今は、無理無茶せず自然と走れる範囲でこの個体と付き合う。末永く乗れる仕様として。
維持管理能力は僕次第で決まる。維持できるよう努力するだけです。
ここでいえること。
それは個体の維持管理をしっかりすることです。特に油脂類の管理定期交換は必須。
さらにバッテリーを長持ちさせる方法を長期間実施中
自動車用バッテリーは高性能な国産が精度よく見つかる。しかし、バイク用バッテリーは良いと思わせるメーカーは数少ない。
FZR250Rの専用バッテリーはしょぼいサイズで使えないメーカーのものしかなく、以前は国産の良品があったが既に廃盤。
海外製のものでは1年と持たないものばかり。そんな中、今迄培ってきたある方法を用いると長寿命になる。しかしこれは教えられない。
バッテリーというのは不思議な生き物でかといってリチウム系は危ない。安全性に乏しい商品ばかりだから。
ヤマハFZR250Rver.7フルレストア 製作委員会
FZR250RVer.7.0
超ボロから
大分仕上がったVer.7.0