勇様ED後の小話結婚式前日








「いろいろ、あったなー」


思い出せば、年内の別荘に行く途中、自動車から飛び降りる
なんて、無茶したわね・・・・・・。


でも、仕方がなかったんだもの、勇様の事が心配で心配で。


あの時から、私はきっと勇様の事が好きだったんだわ。
いっぱい、擦り傷作ったけど後悔してないし。


だけど、心の何処かでは自分は使用人だから気付かないフリをしてた。
勇様の専属使用人になれただけでも幸せだったから・・・・・・。


旦那様の専属使用人だった私を奪うようにって言う勇様の行動には
驚いたけども。


そんな私が明日には勇様の妻になるだなんて、信じられないけど。


「はる、此処にいたのか、捜したぞ」


「あっ勇様!申し訳ありません、捜しましたか?」


「何をしていたんだ?テラスで」


「いえ、ちょっと物思いにふけってただけです」


「・・・そうか、今更俺との結婚に怖気づいたとは言わせぬぞ?」


「まっまさか!そんなわけないです!!」


「なら、こっちに来い、お茶でも入れてくれ」


「はっはい!判りました!」


これからも大変だけど、私の愛する人は勇様、唯一人。
一生、付いて行く覚悟だから。




2010,8,1 勇様が大好きです、結婚式前日の花嫁な感じでしょうか。
相変わらず超短話だけども。