南千住 天王祭 2009

      梅雨っぽい日が続いた中日、南千住の天王祭に参加です。
    前日は雨でしたが、当日は良く晴れ、風はさわやかで絶好の祭り日和となりました。
    翌日はまた雨でしたので、千住の皆さんの心がけがよいのでしょう。
    私は夕方の宮入渡御からの参加でしたが、充分に楽しませてもらいました。

   

小ぶりですが、バランス、彫りなどしっかりした良いお神輿です。  空飛ぶ鳳凰?!?!
   御仮屋から骨通りの立ち上げ場所までトラックで移動。
  昔ながらの住宅街と高層住宅。長年訪れていますが、ゆっくりとした
  しかし大きく風景の変化を感じる不思議な街。 
 
  変わらないのは人々の下町気質。大好きな街です。
 シックで堅牢さを醸し出す彫り物!!
 
      骨通りから素盞雄神社までの宮入道中のひとコマ
      (良い子のみなさんはお神輿を上から見るのはやめましょう)
   お世話になった菅苗町会さんの半纏。
  この町会はあの「こち亀」のモデルにもなった町会です。
  (公園前派出所(89巻)大江戸下町祭りの巻)
   マンガには祭りの後に銭湯のタダ券がもらえる話が
  でてきますが、この町会に あった銭湯は何年か前に
  閉店してしまいました。  寂しい現実です。
 
 
   これが、この祭りの大きな特徴。 神輿を大きく左右に振る神輿振り。もっとも大きく振るときは、蕨手が地上30cmまで倒れます。
 聞くところによると、スサノウノミコトは暴れん坊な神様で、揺らせば揺らすほど喜ぶからなのだそうです。
 それにしても担ぎ手泣かせ。次の日階段を登るのが一苦労。
   
 骨通りから4号線(日光街道)を渡り、素盞雄神社へ入ります。ここがひとつのメインスポット 
    
   宮入!!神社境内 神輿倉の前で
最後の最後の燃え上がり!!
どこでもそうですが、木が入ってしまっては、
もう次の年まで担げない、というクライマックス感が
皆を興奮させるんですね。

今年も最高でした。
おまけ
  この南千住駅前から日光街道までの通りを骨通り(コツどうり)と呼びます。この名は、江戸時代の小塚原処刑場が
  南千住駅付近にあり、後年、道路造成時に、たくさんの人骨がでてきたことが 由来しているそうです。
  駅の南側は山谷地区であり、明日のジョーにも登場した「泪橋」もあるちょいとDeepなところです。

  昔、30数年前に高校の同級生が当時の都立航空高専に勤めており、彼の紹介で高専を訪れたことがありました。
  目的は大戦中の特攻専用機(と呼ばれている)キ-115 剣を見学させてもらうためでした。
  エンジン、機体とも整備はされておらず、分解保管状態ではありましたが、貴重な体験でした。
  その後もこの機体は公開されることなく保管先が転々とし、現在はつくばの国立科学博物館の倉庫に
  眠っているという噂です。