メッサーシュミット Bf-110 
   
WCC Bf110 

 「このままずっと雪が降ってくれたら敵さんも
  来られないのに・・・」と呟くの図

 雪の情景にトライしてみました。
 

 スチレン ボードのベースの上に透明プ板を
 敷き、そのまた上に紙粘土でベースをつくりました。

 紙粘土に穴をを開け、水溜りを表現

 雪の粒形、粒径が色々あり1/144的には表現に思いのほか
 苦労しました。
 でも、なんでも「やってみる」もんですね。やれば「なんとかなる」
 楽しさです。

 本機のような双発多座戦闘機という類のものは、モスキートの
ような例外を除いて、概ね軍部の期待を損ねた「失敗」(?)作が
多いというのが通説になっています。
好き嫌いは別として「屠龍」「月光」「ボーファイター」等々。
「エンジン一個より二個のほうがスピードでるやろ!
 足も長いから爆撃機の護衛にピッタリやん」的発想で単発機
と空戦を前提に注文されたら、作るほうも、実際に使うほうも
たまったものではありません。


しかし、捨てる神あれば拾う神あり、とでもいうのか複座で重武装
ということで、夜間迎撃機として活躍の場が与えられました。
 どこでも、いつでも運用者(上司?)によって機材は(部下?)は
愚作にもなれば傑作にもなるってことでしょうか?!


   
ヘボな機体でも(ヘボでも嫌いじゃないです)「夜戦」の話は好きです。
 
W.ヨーネン/渡辺洋二訳「ドイツ夜間防空戦」
 
渡辺洋二「夜間戦闘機」は夜のドイツ上空でくりひろげられた
 英独の戦いを描いた本です。オススメ、オススメ オススメ。
 
 パイロットのリアルな描写、また英独のレーダーに代表される
 電子兵器戦の実際など興味深く、また読み物としても大変面白
 い作品です。 

  当時の欧州の電子戦を知ると、いかに当時の日本がお寒い
 状態だったかがわかります。機上レーダーはもちろんのこと
 地上レーダーの性能も量も赤子のようです。
 
  本機にも搭載されたレーダーアンテナは1928年に八木秀治
 /宇多勝太郎によって発明されたもので、今では「ヤギアンテナ」
 としてTVアンテナにも使用されており、とても有名なものです。

  日本で発明されていたにも関わらず、日本軍はそれすら知らず
 英軍捕虜からその存在を知ったとのこと。
 これでは勝負になりません。 



  次の双発は「屠龍」かな〜〜?!?!?