機動警察Kanon第169話













  
  「はぁ〜、良いお天気ですね」

 隊長室から外を眺めていた秋子さんは思わずつぶやいた。

 雲一つ無い青空にさんさんと照らす太陽。もうじき夏も本番だ。

 「それなのに怪物退治なんて勿体ないですね」

 するとその時、コンコンとドアがノックされた。

 「はい、どうぞ」

 「失礼します」

 そう言って栞が隊長室の中に入って来た。

 「栞ちゃん、どうしたんです?」

 秋子さんがそう尋ねると、栞は一瞬下を向いたがすぐに顔を上げ、口を開いた。

 「え〜っとあの貴島って人のことなんですけど……」

 「何です?」

 「どこかで聞いたことのある声だなって思っていたんですけど……」

 「はい」

 「……前に怪物を攻撃するなって電話してきた人の声に似ているんです」

 「あの忠告電話の主にですか?」

 「はい」

 栞はこくんと頷いた。

 「それは確かなんですか?」

 「絶対にそうだ、とは言い切れないですけど……あゆさんもそうじゃないか、って」

 「そうですか」

 考え込む秋子さんに、栞はあわてて付け足した。

 「で、電話の声は作っていましたから」

 「それではどうしようもないですね」

 困ったように言う秋子さんに、栞は苦笑した。

 「それはそうなんですけど…」

 とその時、隊長室の壁に据え付けられたスピーカーから音が流れ出した。

 『うらが水路に入ります!!』

 「いよいよ本番ですか」

 秋子さんはきっと立ち上がった。

 「この話は後にしましょう。今は怪物退治の方が優先ですからね」

 「はい」

 二人は連れだって隊長室を後にする。





  すると特車二課構内はすでに大あわて状態であった。

 中には大きな機械を肩に担いで走り回っている者さえいる。

 「それ何なんです?」

 気になった栞が呼び止めるとそいつはにかっと笑った。

 「シンセサイザーで例の音を作ったんですよ」

 「例の音……ってあの音波ですか?」

 「そうだよ。でこいつを屋根の上から鳴らしてやろう、まあこういうわけだよ」

 「そう言うことでしたか」

 その意図を理解した栞がうんうんと頷いていると、そこへ秋子さんが加わった。

 「それは良い考えですね。でそれは何なんです?」

 そう言って尋ねる秋子さんの視線の先には、首からぶら下げられた黒い物体があった。

 「いや〜、せっかくですから写真やビデオでも取っておこうかと思いまして」

 よく見ていると、実に多くの者がスチールカメラ・デジカメ・ビデオカメラをぶら下げていた。

 「…危険の無いようにしてくださいね」

 さすがの秋子さんもただそう言うしか出来ないのであった。







  
ザァァアアアアアアア



  目の前の水路を巡視船うらがが通り抜けていく。

 おそらく、いや間違いなく怪物はその後を追ってきているのだ。

 『名雪、準備は良いか?』

 指揮者である祐一の言葉に名雪は頷いた。

 「もちろんだよ。いつだってOKだよ」

 『がんばれよ』

 「任せておいてよ」

 そう言うと名雪は目の前のモニターをバンと叩いた。

 「わたしも頑張るからけろぴーも頑張ろうね」

 とその時、目の前の水路にバァーンと水柱があがった。

 巨大な大きなしっぽに無数の触手……間違いない、怪物だ。

 その姿に二課の人間がばたばたと慌ただしく動き始める。

 「…そういえば怪物の好きな音を鳴らすって言っていたけどどうしたんだろう?」

 全然聞こえてこない音に首をかしげる名雪。

 すると同じ考えであったのであろう。

 すぐ隣の二号機から真琴が叫んだ。

 「ちょっと!! 早く鳴らしなさいよ!! 全然聞こえないわよ!!」

 するとハンガーの屋根に上っていた北川が叫んだ。

 「人間の耳には聞こえないだけだ!! もうとっくに鳴らしているよ!!」

 「あう〜っ、そうなの?」

 真琴が情けない声を上げたその時、ついに怪物が大地に足を踏み出した。

 二課の敷地内に入り込んだのだ。




 
キシャァアアアアアアアアアア!!



  怪物が咆哮を上げる。

 その迫力は今までに相手にしてきたレイバーなどとは桁違いである。

 だがここで怖じ気つく訳にはいかない。

 この怪物……廃棄物13号は間違いなく市民生活を脅かすのだ。

 「行くわよ、名雪!!」

 「OKだよ、真琴!!」


 真琴と名雪の二人はKanonを駆り、13号へと突っ込んでいった。





  「よく来たわね!! この沢渡真琴さまがあんたに引導を渡してやるんだから!!」

 そう叫ぶやいなや、真琴は時限爆弾ことT細胞弾頭の装填された37mmリボルバーカノンを向ける。

 とそこへ13号の触手が二号機をおそった。

 「あうっ、何するのよ!!」

 かっとなった真琴はまだ距離があるにも関わらず、発砲しようとする。

 そこへ名雪が慌てて止めに入った。

 「だ、だめだよ真琴。こんな距離で撃ったって当たんないよ!」

 「そんなの言われなくったってわかっているわよ!!」

 名雪に窘められた真琴は渋々リボルバーカノンを収納した。

 そしてシールドからスタンスてぃっくを引き抜き叫んだ。

 「こうなったら懐に潜り込んで、至近距離から一撃よ!!」

 「了承だよ!!」




  そして二人は13号のしっぽ・触手・腕の攻撃範囲内に飛込む。

 しかしそうたやすく懐に飛込むことなど出来ない。

 名雪たちは知らないが13号は生体兵器として開発された生き物である。

 その戦闘力はただ者ではないのだ。

 そのため二人はT細胞弾頭を撃ち込むどころの話では無い状況に陥ってしまった。

 「このこのこの!! いい加減に諦めなさいよ!!」

 「覚悟するんだよ!!」

 自らを奮い立たせ、闘志を新たにする二人。

 こうでもしなければ絶望に押しつぶされてしまうだろう。

 それほど歯が立たない状態だったのだ。

 しかしそこへ援軍が現れた。

 「二人とも! 援護に来たよ!!」

 「おりゃあ〜。死にさらせ!!」

 「まっかせなさい〜♪」

 第一小隊の川名みさき巡査部長・七瀬留美巡査・柚木詩子巡査がONEで駆けつけてくれたのだ。

 いくら旧式とはいえ、三機のレイバーが援軍に加わったのは非常にありがたかった。

 それまでの苦戦が嘘であるかのように名雪は一気に13号の懐に潜り込む。

 その後に第一小隊の三機のONEも続く。

 そして13号の両腕・しっぽ・胴体を四機がかりで取り押さえた。

 「今だよ、真琴!!」

 もちろんその隙を見逃すような真琴ではなかった。

 名雪の声と同時にリボルバーカノンを引き抜き、13号に一気に接近する。

 「往生しなさい!!」

 真琴はリボルバーカノンを13号の顔面に向け、トリガーを引き絞ろうとする。

 とその瞬間、13号は左腕を取り押さえていた七瀬巡査の乗る212号機をふりほどいた。

 
 
ドガァン!!


 派手な音を立てて212号機は地面に吹っ飛ばされる。

 そして13号は返す手&触手で真琴の乗る二号機を払いのけようとした。

 「そうはいかないんだから!!」

 力任せに制止を突破すると真琴はリボルバーカノンを13号の口に突っ込むと、トリガーを引いた。



 
 ズキューンー!!


  
バァスン!!


  銃声とともに妙な音が辺りに響き渡った。

 「あれ?」

 あまりの事態に思わず呆気にとられる真琴。

 そしてその光景を間近で見た名雪は思わず絶叫した。

 「か、貫通しちゃったよ〜!?」




  その光景を指揮車から眺めていた祐一と美汐は思わず頭を抱えた。

 「たった二発しかない弾を無駄遣いするなよ!!」

 「…真琴、後でお仕置きです。それと水瀬さん……あとよろしくお願いします」





  そのころ屋根の上からレイバーVS13号を眺めていたあゆはぽっつりつぶやいた。

 「ねえ栞ちゃん…」

 「何ですか、あゆさん?」

 「あの怪物の着込んでいるレイバーって何だろうね?」

 「えっ!?」

 一瞬呆気にとられる栞。するとあゆは誤解したのだろうか、パタパタと手を振った。

 「だから怪物が着込んでいるレイバーの装甲だよ。見たこと無いやつだとは思わない?」

 「そう言われてみれば…タイラントやボクサーやヘラクレスとは違いますね」

 工事現場で数多く使われているレイバーの姿を思い出しながら栞は答える。

 はっきり言って怪物の着込んでいたレイバーはそのいずれでもない、全くの未知の物だったのだ。

 「どうでも良いのかもしれないけど……気にならない?」

 あゆの言葉に栞はこっくり頷いた。

 「気になります。というわけで調べてみましょう」

 そう言うと栞はポケットの中から最新のレイバー年鑑を二冊取り出した。

 「はい、あゆさん」

 そう言うって栞はあゆに一冊手渡す。

 「あっ、うん…ありがとう…」

 呆気にとられたあゆは年鑑を黙って受け取り……そして尋ねた。

 「栞ちゃん…それ四次元ポケット?」

 「そんなこと言う人、嫌いです!」

 「うぐぅ……」



  いくらか凹んだものの二人はレイバー年鑑をめくり始めた。

 だがなかなかお目当ての物は見つからない。

 「えう〜っ、見つからないです…」

 「国産機じゃないのかな?」

 「そうかもしれませんね。欧米の方も調べてみましょう」

 さらにパラパラと年鑑をめくる二人。

 やがてその手がはたと止まった。

 「あっ、あったよ」

 「どれです」

 あゆが発見したページを横からのぞき込む栞。

 そしてその機種名を確認した栞は固まった。

 「…SEEの今年のモデル…ですか?」

 「『サイレン』っていう名前みたいだけど…もう日本に入っているの?」

 「…あの怪物、どこであんな機体拾ったんでしょう?」

 「うぐぅ、ボクわからないよ」

 「私もです……」

 黙り込む二人。しかしすぐに気を取り直した。

 「事故の記録を調べてみましょう。何かわかるかもしれません」

 「そうだね」


  そして二人は資料室へと走っていった。








  「キシャアアアアアアアア!!」

 「おりゃあああ!!」

 「ちぇすとー!!」

 「シャァアアアアアアアアア!!」

 「覚悟だよ!」

 「許さないんだから!!」




  埋め立て地の上で壮絶などつきあいが繰り広げられる。

 そのせいで第一小隊・第二小隊の五機のレイバーはみなボロボロ。

 何ともひどい有様だ。






  「……今回の騒ぎが収まったら特車二課はしばらく休業ですね」

 レイバーの状況に秋子さんは思わずつぶやいた。

 五機が五機ともメーカー修理行きであろうことは明白だったからである。

 そこへ隣で一緒に様子を見ていた東都生物工学研究所の貴島が声をかけた。

 「T細胞弾頭は残り一発ですが大丈夫ですか?」

 「はい、大丈夫です。陸に揚げてしまえばこっちのもんですから」

 「しかし新木場ではずいぶん手こずっていましたが」

 「T細胞弾頭がもう少し早ければ新木場でけりつけていましたよ」

 「…すいません」

 「いえ、別に良いんですけどね」




  とその時、13号が再び四機がかりで取り押さえられた。

 絶好のチャンスだ。

 「今だよ、名雪ちゃん、撃ち込んで!!」

 川名巡査部長の指示が飛ぶ。だが名雪は戸惑った。

 「えっ…で、でもどこに撃ったら良いんだよ?」

 「あほか!!」

 思わず祐一は叫んだ。

 「ブリーフィングで話を聞いていなかったのか、お前は!? 体の真ん中だよ、真ん中!!」

 そこへ真琴も加わる。

 「早く撃ち込みなさいよ、名雪!!」

 「そ、そんなこと言われても……」

 名雪はたじろいだ。

 「だってたった一発なんだよ? 外しちゃったらどうするの?」

 「撃たなきゃ外したのと同じだ!! 良いから撃て!!」

 「うぅ〜」

 煮え切らない名雪に真琴が業を煮やし、思わず叫んだ。

 「名雪! あんたの銃を真琴によこしなさいよ!!」

 「えっ!?」

 「あんたがやらないなら真琴がやるわよ!! 腰抜けは引っ込んでなさい!!」

 真琴の言葉に美汐も同意した。

 「それが良いようですね、水瀬さん。銃を真琴に渡してハンガーに戻りなさい」

 美汐のあんまりな言葉に思わず祐一は叫んだ。

 「お、おい天野!!」

 「相沢さんはすっこんでいてください」

 「なっ!?」

 下品な言葉で祐一を黙らせると、美汐は名雪に最終通告を出した。

 「足手まといはいりません」

 「だぉ!!」

 思わず固まる名雪。そこへ我に返った祐一が美汐に叫んだ。

 「一号機の、いや名雪への指揮権は俺にあるんだぞ。

 お前にとやかく言われる覚えはない!!」

 「それでしたら相沢さん、水瀬さんを何とかしてください」

 そう言われた祐一は名雪に叫んだ。

 「おい、名雪!! 絶対に真琴に銃を渡すんじゃないぞ!!

 そんなことをしたらどうなるのか、火を見るより明らかだ。そうだろ!!」

 「何が明らかなのよ!!」

 祐一の無礼な一言に真琴は怒る。

 「最後の一発外してはい、お終い。東京湾岸は火の海ってことだよ!!」

 「ゆ、許さないんだから!!」

 だが名雪には周囲の騒ぎは全く届いていなかった。

 「……うぅ〜」

 「何か言ったか?」

 名雪が何か言ったような気がした祐一は尋ねた。

 しかし名雪はそれには答えず……そして大声で叫んだ。

 「やってやるんだから!!」

 そして今までの優柔不断さはどこに行ったのやら? 13号に向かって猪突猛進、突っ込んだ。





  「だからってヤミクモに突っ込むなよ!!」

 極端な名雪の反応に祐一は思わず叫ぶと、美汐が真琴に指示を出した。

 「真琴、一号機の援護を」

 「……天野、お前名雪を乗せたな」

 「…何のことでしょう?」

 すっとぼける美汐に祐一はため息をついた。

 「亀の甲より年の功。天野にはかなわないな」

 「…相沢さん、それはどういう意味ですか?」

 「言葉通りだ」

 「そんな酷なことはないでしょう」

 指揮をしばらく忘れる二人であった。





  「どりゃあああああああ!!」

 「きしゃああああああああ!!」

 「きぇいいいいいい!!」

 「しゃああああああああああ!!」

 「うりゃうりゃうりゃうりゃうりゃ!!」







   コンコン

  秋子さんは課長室のドアをノックすると、室内に声をかけた。

 「課長、よろしいでしょうか?」

 「…どうぞ」

 「それじゃあ失礼します」

 秋子さんが課長室に入ると、課長はえらく疲れた顔つきであった。

 「どうしたんです?」

 すると課長はデスクの一角に積み上げられている書類の束に目をやった。

 「いろいろ面倒なことがあるのだよ」

 「そうですか」

 頷くと秋子さんはその書類の一番上の取ると、開いた。

 「都知事からの激励電報ですか。それにこっちは…公安委員会ですね」

 「まったく悠長な話だ」

 課長は大きなため息をついた。

 「電報打っている暇があったらここに足を運べと言いたいよ、私は。

 ところで水瀬くん、一体何の用事かね? まだ君の部下は怪物とやり合っている真っ最中だろ」

 「実は気になることがありまして」

 「気になること? 一体何かね?」

 「実はですね……」

 そして秋子さんは、栞とあゆが発見した事実を課長に報告した。



  「…事故届けの出ていない機体!?」

 秋子さんの話を聞いた課長は素っ頓狂な声を上げた。

 「あの怪物が着込んでいるレイバーがそうだというのかね? 君は変なことを気にするな」

 「とおっしゃいますと?」

 「この騒ぎで怪物の着込んでいるレイバーに興味を持ったのは君が初めてじゃないか?」

 「興味を持ったのは私ではなくあゆちゃんと栞ちゃんなんですけどね」

 そう答える秋子さんだが、課長は気にしなかった。

 「いや、これは警察として見過ごすことの出来ない問題だ。本庁に調べてもらおう」

 「それともう一つつまらないことですが東都生物工学研究所……」

 「君の言わんとしていることはわかる」

 課長は秋子さんの言葉を遮ってそう言った。

 「怪物への対応策があまりに手際よく出てきたことに対する疑問だな?

 その疑問はもっともだ。私ももっともだと思うよ、水瀬くん」

 「ありがとうございます」

 秋子さんはにっこり微笑むと敬礼した。

 「部下たちの応援を続けないといけないのでこれで失礼します」

 すると課長はにこりともせずに尋ねてきた。

 「…この作戦できっかり片付くかね?」

 「勝負はもうついています。陸に上がってしまった段階で怪物に勝ち目はないんですから」

 「今夜からは枕を高くして眠れるな」

 笑った課長に秋子さんは頷いた。

 「期待していてくださいね♪」




  「って課長に言ってきちゃったんですけど…実際のところはどうです?」

 秋子さんの言葉に祐一はため息をついた。

 「どうもこうも……苦戦も苦戦、大苦戦ですよ」

 「そうなんですか?」

 「ええ。すでに第一小隊のONEが2機リタイア。川名巡査部長機だけ動いてます」

 「さすがみさきちゃんですね」

 「で名雪のやつは相手にとりついたんだが、とりつかれたんだか……。まあそんな状況です」

 「あらあら、困りましたね」







  「あぅっっっっっっっつ!!」

 「うぐぅううううううう!!」

 「えぅうううううううう!!」

 「だぉおおおおおおおお!!」


 人様の台詞を勝手に借りながら名雪は13号と格闘していた。

 さっきの躊躇したあのとき以来、T細胞弾頭を撃ち込みチャンスは巡ってこない。

 それほど怪物の抵抗はすさまじかったのだ。

 だがその一瞬はすぐに訪れた。

 

 「よいしょ!」

 川名巡査部長の乗る211号機が13号の右腕をがっちりつかんだ。

 それだけならな今までにも何度でもあった展開だ。

 しかし今度はそこに真琴が続いた。

 太くて強力なしっぽの一撃をかわし、13号の背中にとりついたのだ。

 そして13号の身にまとっているレイバーの装甲に手をかける。

 「名雪、この背中ひっぱがすからしっかりやりなさいよ!!」

 そう叫ぶと真琴の乗る二号機はぐーっと力を込めた。

 すると完全には剥がせなかったものの、13号の首筋から背中辺りが大きく露出する。

 「今よ!! 失敗したら許さないんだから!!」

 「任せて!!」

 そして名雪は37っmリボルバーカノンのトリガーを引き絞った




 バァキューンー!!!
















あとがき
廃棄物13号編は次回で終わりです。

しかし今回はペース配分に失敗しました。

こんなに一話が長くなってしまうとは……。




2003.01.11


 

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