たばこの害悪について





 2001年2月21日付けの読売新聞夕刊に載っていた『保健所たより「たばこの害悪」特集』におもしろいことが書いてありました。

それは東京都町田市の保健所が「保健所だより」にたばこの害と禁煙を訴えたところ、たばこ販売業者が反発、

「保健所だより」の回収を求めている、こういった内容の記事でした。

 さてこの記事を読んで私は思わず笑ってしまいました。

それは団体が「たばこの害ばかり訴えていて効用をかいていない」というのです。

私はたばこに効用があったなんて初めて知りました(笑)。

あんなもん百害あって一利なしの存在なのにね。

まだコカインとかヘロインの方がたばこより効用はあると思うんですけどね。

だからといってたばこの代わりに麻薬をやれなんぞ決して言いませんが。

 ここまで書いたところで「たばこはストレス解消に良いはずだ」と思われている方がいるかもしれません。

しかしそれは幻想です。

たばこを吸うと人間の体はストレスを感じます。

たばこを吸ったときのほっとしたというかすっとした感じはニコチン中毒者がニコチンを体内に取り込んだからに他ありません。

アル中が酒を飲んだり、禁断症状を引き起こしている麻薬中毒患者に麻薬をやらせるのと同じなのです。

そんなものですからストレス解消というのはまったくのデタラメなのです。

 私の親戚にたばこの吸いすぎで肺ガンにかかり、そのまま死んだという人物がいます。

どういう関係なのかそれはよくは知りません。なんせ私が五歳のときですから。

しかし幼い頃からその話を聞いて育った私としてはたばこなどという毒物(ニコチンって猛毒なの知ってる?)に手を出すような愚かなまねはとうてい出来ません。

ちなみに私の父方の祖父(二年前死去)はその親戚以上にヘビースモーカーだったそうですがこの親戚の手術に立ち会い、禁煙したのです。

それは開いた肺や胃がタールで真っ黒、その恐ろしさに気がついたからだそうです。

それほどたばこって危険なんですよ。

 さて私の個人的な意見としてはたばこは麻薬と一緒、だから法律で禁止、生産も販売も中止しろというものです。

なぜたばこが麻薬かですって?

それは慣習性のある人体に害のある物質だからです。

そう言う点で私は酒も同類だと思っているんですけどね(アルコールは肝臓で100%濾されるから)。

まあそこまで行かなくても厳重に密閉された密室、もちろんたばこの毒物を除去出来るフィルター等が完備した部屋でのみ

という条件が守られるなら喫煙は構いませんけどね。

ようはたばこを吸う人間がいくらくたばろうと私は知ったことはありませんが関係ない人間が巻き込まれるのはごめんです。

たばこの害は吸う人間よりも吸わない人間の方が服流煙によって被っているのですからね。

 最後に結論を。

たばこを吸う人、あなたには
喫煙権というものは存在していません


あるのは吸わない人間の嫌煙権だけです。

というわけですから禁煙者が一人でもいるような場所では絶対にたばこはすわないように。

いくら断ってもそれは同じこと、間違いなくニコチンという毒物による殺人行為なのですからね。

最後にたばこを吸う方へ一言。

たばこなんかさっさと止めた方がいいですよ。高い金払って体内に毒物取り入れるなんてアホなことありませんからね。



2001.02.21


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