大学九月入学と奉仕活動について





 今日付けの朝刊(2001.02.03)によると町村文部化学相が大学入学時期について「学校教育法施行規則を改正し、原則九月入学に決めてしまっていい。日本の大学の国際化をはかるためには九月入学しかない。」と述べ、また教育改革国民会議が最終報告に盛り込んだ奉仕義務について「大学の入学時期、就職活動も秋にする。それで高校卒業の三月から半年間に奉仕活動を行えばいい。終われば大人だとして18歳で選挙権を与えてもいい。」と述べたらしいです。

 私個人としてはこの意見に大賛成です。

私が大学に入った前後、何かとボランティアの活躍する場面を見ておりまして、自分も何かあったら参加しようと思っておりました。

ところが実際は日々の授業に追われてそれどころではなく、すでに大学を卒業しようとしております。

結局はなんらボランティア活動に従事することなかったのです。

 いくら思想だけ立派でも活動しなければ意味がありません。

また活動だけで思想が伴っていないのもやっぱり問題あると思います。

しかし活動しないよりはした方がよりましだと思います。

また強制であってもそれがきっかけとなってより深く従事する者も現れることでしょう。

ですからボランティア活動のきっかけとしてこの奉仕活動に私は賛成なのです。

 あともうひとつ理由があります。
それは私がまだ高校生であったころから家族にだけは言っていた意見です。
それは『日本は徴兵制を復活、20歳以上の健康な男女は軍備につく。しかし健康上や思想上軍隊にはいるのを拒否する者はボランティア活動に従事』。こういった考えです。

はっきり言えば森さんだかが失言で言ったか言わなかったんだかよく覚えていませんがちょっとやばめの意見です。
なんせ日本では徴兵制といえば悪ということになっていますからね。

でもお隣韓国では未だに徴兵制を引いていますし、先進国でも何国かはやっぱり徴兵制です。

だから日本が徴兵制を実施、若者のしつけに一役買って貰い、なおかつ災害時における救助活動の能力(がれきの撤去とか応急処置とかね)を身につけて貰おう。こういった考えだったのです。
 
まあ私の考えでは徴兵制がメインでボランティアはおまけ程度でしたがでもやはりこういった我慢とか集団生活、公共の福祉に対する認識を身につけるには良い機会だと私は思っています。

なんせこのごろの若者(それだけでなく中年に老人もですが)は社会常識に欠けているところがありますかね。

人前で電話をかけたり、床に平気で座り込んだり、所かまわず飲食したり。

というわけで人格矯正手段としてはすごく良いと思いますからね。

 もうひとつは就職について

私は今大学四年(2001.02現在です)なのでちょうど去年の今頃から就職活動を始めました。

そして終わったのが七月中頃。

つまり半年をまるまる就職活動に費やしたのです。

むろんのことその間、大学の授業よりも就職活動の方が優先。

この間、何のために大学へ行っているのかまるで意味のない状態でした。

しかし九月卒業、四月入社ならばその間に就職活動すれば良いのですから問題なし。

 そういうわけで私は文部科学相の意見に大賛成。

もっともすんなり決まるわけもなく、また決まったところで施行は数年後、さらに私にはもはや関係ないんですがね。



2001.02.03


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