2000年10月14日付けの朝刊の一面によれば韓国の金大中大統領がノーベル平和賞を
受賞したそうですね。
受賞理由は韓国で40年以上民主化に努力したこと、南北問題解決に努力したことらしいです。
それ自体は至極良いことだとは思いましたが同時にまだ早いのでは?と思いました。
たしか数年前、暗殺されたイスラエルのラビン首相とPLOのアラファト議長って94年にその他一
名とともにノーベル平和賞受賞していますよね。
その受賞理由は確か中東問題解決に努力したからだ、と記憶しているんですが。
そして現在、中東は荒れに荒れていますよね。
第五次中東戦争でも勃発するんじゃないか、って想像するぐらい大荒れ状態。
国連やアメリカも手を尽くしているようですが今のところ双方とも感情的になるばかりで解決の糸口
は見えてきません。
まあ今回のはイスラエルの挑発行為がありましたが暴走したアラブのほうが悪いでしょう。
まあ元をたどればイスラエルが、さらにたどればヨーロッパ社会全体が悪いんですけど、実際に手
を先に出した方が悪いというわけです。
報道ではイスラエル側の鎮圧で死者が出た!なんて騒いでいますがあれは正当防衛でしょう。
投石するということは銃を発砲するのと同じ行為なのですからね。
嘘だと思ったあなた、十人ぐらいの人に石を投げつけて貰いなさい。
死ぬか重傷を負いますから。
話が脱線してしまいましたがようは政治は水ものっていうこと。
なにがどう転ぶのか誰にもわかりはしません。
もしかしたら再び関係が悪化、第二次朝鮮戦争が起こるかもしれないのですから。
そもそも政治家というのは国策の為に活動する者であって平和にするのが目的ではないのです。
その方が国家の利益になるから平和にしようとしているだけ。
政治活動を行いその結果、平和になるのです。
だいたいそれは彼らにとって仕事であり、行わなければならない義務なのです。
だから私は政治家にノーベル平和賞を与えるのは反対です。
NGOとか個人でとか、ようは非営利行為を行っているような人たちにこそノーベル賞は必要なのでは
ないでしょうか。
まあ選考委員会の一員でもない私がこんなこと言ってもなんにも影響はあたえられないですけどね。
平成12年10月14日土曜日午前6時30分