「ONE2〜永遠の約束〜」制作決定記念座談会

 

 

(開幕・・・荘厳な緞帳が開かれる。)

 

浩平:「さてこの度『ONE2〜永遠の約束〜』の制作発表が行われた。」

長森:「嘘だもん。だって制作スタッフはもうTacticsにいないんだよ。」

七瀬:「そうよ折原。いい加減なこと言わないでちょうだい。」

繭:「みゅ〜♪」

澪:『嘘はよくないの。』

みさき:「よく分からないけど嘘はいけないと思うな。」

茜:「・・・みなさんの言うとおりですよ。嘘はいけません。」

 

浩平:「・・・何でみんな俺の言うことを信じてくれないんだ!!!」

長森:「だって浩平だよ。」

七瀬:「瑞佳の言うとおりだよね。」

澪:『その通りなの。』

茜:「浩平の言うことを信用しろと?」

繭:「みゅ〜♪」

みさき:「浩平くんの言うことはちょっと信じられないよね〜。」

 

浩平:「グサッ!!俺の心は深く傷つけられた。」

みさき:「仕方がないと思うな。」

澪:『うんうんなの。』

長森:「だって、だって浩平なんだよ。」

茜:「浩平の言葉を信じることなど出来ません。」

七瀬:「 やはり日頃の行動が跳ね返ってくるのよね〜。」

繭:「みゅ〜♪」

 

 

浩平:「ならばこれを見るのだ!!」

 

(*以下、全文転載・見やすくするため改行のみ実施))

BASE SON ブランドからONE2〜永遠の約束〜

リリース。原画担当者をオーディションで選出

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Tacticsを擁する株式会社ネクストンでは、ONE2〜永遠の約束〜を、新ブランドBASE SONから、2001年末を目標に制作することを、各出版社へのリリースにて発表した。
この作品は「ONE〜輝く季節へ〜」
の続編に相当するもの(現在、廉価版が3800円で発売中)だが、世界観のみを引き継ぎ、登場人物、舞台設定は一新される予定。
気になるのはスタッフ及びブランド名が
違うことだが、同社としても賛否両論となることは予想している。しかし、その中で結論として、ブランド名のBASE SON=私生児(古語・俗語)に託されたメッセージとして、生まれ育ちに関係なく、実力で評価されるスタイルを維持して行きたいとのことである。
1作目が、話題
作であるだけに、様々な反響があると思われるが、仕上がった作品で全てを判断してほしいということだろう。
とに
かくセンセーショナルな発表なことは確かだ。
また、この作品については、新スタッフにて行われるが、
原画家については公募される。
公募の途中経過などは雑誌
には時間の兼ね合いで発表されないが、今後の原画家決定などの情報は引き続きメガストアをはじめ各ゲーム誌にて発表されるので、4月23日頃オープンの同ブランドWebを見守りたい。

 BASE SON

http://www.nexton-cop.com/baseson/










澪:『これ本当なの?』

七瀬:「嘘でしょ。本気で出すつもりなの?」

茜:「私が出ないなんて嫌です。」

みさき:「本当の話だったんだね〜。私驚いちゃったよ〜。」

長森:「うぅ〜、今度こそヒロインらしく一番人気になりたかったのに〜。」

繭:「みゅ〜♪」

 

 

浩平:「(勝ち誇ったように)どうだ?嘘じゃなかっただろ!」

長森:「うぅ〜、浩平が本当のことを言うなんて信じられないよ。」

繭:「みゅ〜♪」

澪:『信じられないの。でもこれ現実・・・。』

茜:「・・・何故ですか?何故今更発売されるのです?」

七瀬:「折原が本当のことを言うなんて天変地異の前触れに違いないわ!!」

浩平:「・・・・お前らな・・・。」

みさき:「浩平くん、驚いたら何だかお腹空いちゃったよ。」

 

 というわけでみさき先輩のためにおやつタイム。

 

 

みさき:「あーおいしかった。まだまだ物足りないけど夕ご飯をおいしく食べるためだもん、仕方がないよね。」

澪:『先輩すごいの・・・』

繭:「みゅ〜(怯えている)」

茜:「・・・相変わらずよく食べますね・・・」

長森:「うぅ〜、なんであんなに食べるのにあのプロポーションを維持出来るんだよ〜。」

七瀬:「うらやましすぎる・・・」

 

浩平:「先輩の話はここでは割愛させてもらうとしてどうだ?『ONE2〜永遠の約束〜』の内容について予想してみないか?」

茜:「・・・わかりました。それではそうしましょう。」

繭:「みゅ〜♪」

長森:「わかったよ。それではそうするんだもん。」

 

 

七瀬:「ストーリーというかテーマは同じってあるから似た話になるんじゃないの?」

浩平:「それじゃあ何か?俺と同じような境遇の人間が主人公だと?」

茜:「・・・司のような仕様でもいけると思いますが。」

みさき:「氷上くんみたいなのでも良いんじゃないのかな?」

澪:『司って誰なの?』

繭:「みゅ〜♪」

長森:「小説に出てくる里村さんが待っていた人なんだよ。」

七瀬:「へー、そんな設定もあったのね。」

茜:「・・・今は私の過去を話している時ではないと思いますが。」

長森:「そうだよね、それじゃあこの話はここでお仕舞ということで本題にもどるんだもん。」

 

 

みさき:「やっぱりONE2なんだし私たちみたいな身体障害者が出るのかな?」

澪:『おねの特徴なの。出さない訳無いの。』

茜:「・・・簡単に人を感動させることが出来ますからね。」

七瀬:「・・・、それってかなりやばい発言じゃあ・・・」

長森:「 発言が不穏当だよ〜。」

繭:「みゅ〜♪」

茜:「・・・みさき先輩が盲者、澪ちゃんが?ですから今度はさしずめ聴覚障害者というところですか。」

みさき:「茜ちゃんの推測、私は合っていると思うな。でもそれじゃあ弱いと思うよ。」

浩平:「先輩、それってどういうことだ?」

みさき:「障害の度合いが軽いんだよ〜。それじゃあ澪ちゃん程度しかないもの。私みたいな人気者にはなれないよ〜。」

澪:『私もそう思うの。』

七瀬:「やばいわ、やばすぎるわよ。」

長森:「何だか苦情が殺到しそうな流れだよ〜。」

繭:「みゅ〜♪」

みさき:「ここはやっぱりうんとすごいのじゃないと人気は集まらないんだよ。たとえば半身不随とか精神障害者とかね♪」

澪:「そうなの、それくらい重度じゃないと人気は出ないの。」

茜:「・・・半身不随はだめですね。」

長森:「へっ?何でなんだよ。」

茜:「いくらHが軽いとはいえ『おね』は仮にも18禁なんですよ。半身不随では何にも反応しませんからね、プレイヤーがつまらないでしょう。」

七瀬:「里村さんがなんだか壊れている〜!!」

繭:「みゅ〜♪」

茜:「・・・それと精神障害者の場合は倫理上問題がありそうですね。たぶんパスしないのではないでしょうか?」

みさき:「そっかー、そっちのこと忘れていたよ。それじゃあ私以上の障害者は出せないよね〜。」

澪:『聴覚なら澪と同じくらいなの。』

みさき:「それじゃあう〜んと不幸なのはどうかな?」

浩平:「先輩、例えば?」

みさき:「う〜んとね、○○とか○○○とか○○○○とかはどうかな?」

長森:「わっ!やっと伏せ字が使われたよ。」

七瀬:「さすがに作者もここいらはやばいと思ったらしいわね。」

茜:「・・・根性がありませんね、伏せ字を使うなんて。」

澪:『本当、根性なしなの。』

繭:「みゅ〜♪」」

 

 

 

浩平:「発言がやばい方向に向かっているので論題を変えようと思う。」

長森:「今度は何なんだよ〜。」

浩平:「それはお前だ、長森!!」

長森:「へっ!?今度は私なの?」

茜:「・・・なるほど、今回は腐れ縁の幼なじみですね。」

七瀬:「幼なじみ・・・ああ、なんて甘美なひびきなんでしょう・・・。」

澪:『七瀬さんがどっか逝ちゃってるの。』

繭:「みゅ〜♪」

 

浩平:「さて幼なじみだがついちょっと前までの定義は朝、主人公を迎えに行く事だった。」

長森:「わっ、本当に私のことだよ。」

茜:「・・・他には東鳩のあかりさんが代表ですね。」

浩平:「ああ、そうだ。ところがここ数年の傾向は大きく異なっている。」

繭:「みゅ〜?」

みさき:「幼なじみがねぼすけさんで主人公が朝起こしに行くんだよね〜。」

浩平:「その通りだ。」

茜:「・・・今なら私も幼なじみできますね。」

七瀬:「里村さん、朝弱かったんだ。」

澪:『知らなかったの。』

 

浩平:「後はとんでもなく好物な食べ物があることだな。」

長森:「それなら私牛乳が大好きなんだもん。」

浩平:「甘い、甘いぞ長森。牛乳程度でインパクトが無さすぎる!!」

長森:「ガァ〜ン。そ、そんな・・・」

七瀬:「確かに牛乳じゃあ健康的すぎておもしろくないわね。」

澪:『その通りなの。』

浩平:「代表としてはKanonからイチゴサンデー好きの水瀬名雪、Canvasからあんパン好きの橘天音なんかが有名だな。」

長森:「・・・それじゃあ私の存在意義はどうなるんだよ〜?」

浩平:「お前の存在意義はもはや無い。」

長森:「うぅ〜、浩平いじめっ子だよ・・・。」

みさき:「浩平くん、瑞佳ちゃんをいじめたら駄目だよ〜。」

 

 

浩平:「それとそろそろ眼鏡っ子が出てきても良い頃だな。」

みさき:「プレステの『輝く季節へ』では出ているけど。」

長森:「清水なつきちゃんだね。」

澪:『あれはどうでも良い存在なの』

繭:「みゅ〜♪」

茜:「・・・あんな駄作シナリオ、認めません。」

七瀬:「移植作だから悪くは言いたくないけどあれはちょっとね・・・。」

浩平:「というわけなんだよ先輩。」

みさき:「うん、わかったよ。」

 

 

浩平:「後は物語の根幹である『永遠の世界』についてどう描写するかが問題だな。」

七瀬:「そうね。確かにそれは重要だわ。」

みさき:「もっと詳しく説明してくれるのかな〜。」

繭:「みゅ〜♪」

茜:「・・・それは止した方が良いと思います。なぜならばそれこそ抜けたスタッフの心中にあることなのですから勝手に付け加えたりしたら酷いことになると思いますし。」

長森:「里村さんの言うとおりだもん。ただでさえよく言われないに決まっているんだから下手に手を加えない方が良いに決まっているんだもん。」

澪:『その通りなの』

浩平:「たしかにそうだよな。下手な解釈を付け加えたらファンからは総すかんを受けることは間違いないだろう。」

みさき:「じゃあ『ONE〜輝く季節へ』のまんまだね。」

七瀬:「・・・そういうことになるわね。でもそれって制作者のプライドが感じられないんだけど。」

澪:『居なくなったスタッフの作品で続編を作ると言う段階でプライドなんかないの』

繭:「みゅ〜♪」

茜:「・・・でなければ思いっきり改変して出すかもしれません。おねファンならどんな酷いできばえでも比較のために買うでしょうし。」

長森:「それじゃあ悪評だけが立つと思うんだけど・・・。」

 

 

 

浩平:「さてこの座談会もそろそろお開きにしようと思う。そこでみんなの『ONE2〜永遠の約束〜』への期待や不安をあげて欲しいんだが。」

長森:「期待したいけどきっと駄作だもん。せいぜい私たちの名前を汚さないで欲しいもん。」

茜:「・・・期待はしますがきっと駄作でしょうから覚悟は決めておきます。」

みさき:「よく分からないけど期待しないで発売を待つことにするよ。」

七瀬:「KanonやAirが出る前なら期待したんだけど今更ちょっとね。」

澪:『期待するだけ無駄なの。』

繭:「みゅ〜♪」

 

 

浩平:「みんなのまとめを聞いたところで今回の座談会はこれでお終いにする。」

長森:「最後までつきあってくれてありがとうだもん。」

七瀬:「途中やばいのや不穏当なネタがあったけど笑って読み飛ばしてね(はぁと)ってギャァー!!!!!」

繭:「みゅ〜♪みゅ〜♪(七瀬のツインテールを引っ張っている)。」

澪:『それじゃあサヨナラなの。』

茜:「・・・次のSSでお会いしましょう。」

みさき:「年輩者らしくきちんと締めることにするよ。それじゃあみんな、また逢おうね〜♪」

 

 

(閉幕・・・荘厳な緞帳が閉められる。)

 

 

 

あとがき

今回はちょこっと座談会風に仕上げてみました。いかがだったでしょうか?

ちなみに書き始めは「ONE2〜永遠の約束〜」の製作開始をYahoo掲示板で見た日(確か3月25日)からです。

本当は引っ越す前に書き上げるつもりでしたが終わらなくて・・・。

というわけで同じような話が有っても盗作ではないのであしからずって同案多数ネタでなかったら間抜けだ。

しかし今はネットに繋げられないので確かめようがない・・・。。

 

 

2001.04.01 エイプリルフールの日に

 

 

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