19インチ液晶モニター GH-TPG193SDV




 一年あまりBUFFALOのFTD-X15AH3という15インチ液晶ディスプレイを使用していた私。
 その前が17インチCRTであり、解像度もXGAで使用していたため特に問題ありませんでした。
 ところが就職し、職場のPCで使用することになったディスプレイが17インチ液晶ディスプレイで解像度はSXGA。
 はじめは違和感有りまくりで使いにくかったですが慣れると解像度が上がったことにより作業領域が広がり使いやすい
 ことに気がつきました……最近デジカメ写真の編集をするようになり、その際やはり解像度が小さいと使いにくかったので。
 まあそんなわけで新しい液晶ディスプレイを購入しようとあれこれ検討を始めました。

 で新しい液晶ディスプレイの購入に当たり以下の条件を元に捜し始めました。
 (1)サイズは17インチ以上
 (2)解像度はSXGA(1280×1024)以上であること
 (3)アスペクト比固定拡大可能であること
 (4)反応速度はFTD-X15AH3と同等、もしくはそれ以上であること
 (5)予算は五万円前後

 ところがどっこいこれが大変な難題でした。
 (1)(2)(4)(5)の条件を満たす物はありましたが(3)のアスペクト比固定が可能なディスプレイがほとんど無いんですよ。
 スムージング調整機能付きとなればもはや入手困難な物ばかりでして。
 そんなとき2ちゃんねる@ハードウェア板の『アスペクト比固定拡大可能なSXGA液晶【4枚目】 』でこのGH-TPG193SDVが
 アスペクト比固定拡大機能を有し、なおかつサイズは19インチで値段は7万円ほどと聞き及びまして。
 スムージング調整機能は付いていないそうですが、保証が三年間付いているというのは非常にポイント高いです。
 しかもスペックも今まで使用していたFTD-X15AH3には劣っていません。

 これはもう買うしかないだろうと思いまして2004年4月に秋葉原へ行った時液晶を手広く扱っている店を中心に捜してみました。
 ところが店頭では全然見かけることがないんですよ。
 ドット欠損保証有りな99.exあたりで購入したかったんですが置いていなくて……店頭に並んでいたのは液晶ばんばんぐらい。
 ここで購入してもよかったんですがいかんせん値段が高くて予算オーバーでして。
 何も最安値を求めていたわけではありませんよ。
 でもドット欠損保証なしで約8万円はいかんせん高すぎでした。
 そんなわけでこのときは購入を断念し、その後一ヶ月あまり情報収集を行いまして。

 その結果、2004年5月に価格.comのGH-TPG193SDVに店頭在庫有りとなっていたSIGNALにて68.040円にて購入しました。
 下の写真が化粧箱の写真です。

 

 箱サイズは約510×約510×約160mmぐらいで、このサイズのディスプレイの箱にしては小さかったです。

 液晶ディスプレイ購入時には心配するドット欠損。
 このドット欠損は工場出荷時には基本的には存在しないそうです。
 ではなぜ発生するのか。
 それは輸送途中の衝撃によってかろうじて動作していたドットが死亡、その結果ドット欠損というのは発生するそうです。
 つまりドット欠損に当たってしまう可能性を少しでも減らすには衝撃を減らせばよい。
 そのため道中投げられないよう、宅配便は一切使用せずに手で持ち帰ることにしました。
 が、これが大変なことでした。

 確かにこのサイズのディスプレイとしては小さいです。
 が、人が手に持って運ぶにはいかんせん重すぎでした。
 それに何より萎えさせたのが、すでに佐川急便によって宅配されたことを示す配送票がペタリと貼ってあったこと。
 お店に運び込まれたときにすでに佐川急便によって運び込まれている。
 それはつまり仕分けの際に投げ飛ばされたり、けっ飛ばされたりすでに衝撃が加わりドット欠損がすでに発生しているかも…。
 それでも何とか電車・バスを乗り換えて帰宅、そして速攻箱を開きました。

   

 付属品はアナログ接続ケーブル、デジタル接続ケーブル、ACアダプタ、電源ケーブル、オーディオケーブル、取扱説明書、保証書の7点でした。

 

 ケーブルを繋ぐために、背面カバーを外してみました。
 下は拡大写真です。

   

 USBと刻印がありますが当然そんなものは付いていません。
 何でこんな刻印が入っているんでしょう?

 

 電源スイッチの写真です。
 デザイン的には統一されているのでしょうが、押したときの感触頼りなくてON/OFFがやりにくいです。
 個人的には改善の余地有りと思いますね。

  

 視野角がどうかということで撮ってみたんですが……こんなので良いんですかね?

   

 スタンドの角度がどこまで調整できるかと言うことで撮ってみました。

アスペクト比固定機能設定方法

アスペクト比固定機能ON 常にFULLスクリーン 自然に、ということでしょうか?


アスペクト比固定機能ON時 アスペクト比固定機能OFF時
この様に上下に黒帯を出して縦横比を維持するのがアスペクト比固定拡大機能です。
左側の赤い矢印部分の黒帯がその機能が有効に働いている証なんですね。
左側はSXGAにもかかわらず4:3で表示していますが、右側は5:4で表示してしまっているわけです。
しかし正直言ってあまり気になるほどではないと感じてしまうんですよね。
そんな私にはこの機能は必要無いかもしれませんね。

感想
 使ってみた感想としてはやはり「19インチはでかいな」ですね。
 家では15インチ、職場では17インチ使用と言うことで感動も薄れてしまうのではにかと思いましたがそんなことはありませんでした。
 FTD-X15AH3と組ませてのデュアルディスプレイ環境はもう快適の一言です。
 解像度が違いのが玉に瑕ではありますが、それでも十分なほどです。
 ただあれほどこだわったアスペクト比固定機能がいまいちよくわからなくて……今のところ1280×960とか1024×768環境でも問題
 無いようなので効果あったんでしょうけどね。

 さてそれでは私の感じたGH-TPG193SDVの利点・欠点をば。

 ■良いところ
 ・コストパフォーマンスの良いところ。
  19インチで、アスペクト比固定機能付きで、約7万円といのは非常にうれしいです。

 ・国産のサンヨーパネル採用による発色性の良さ。
  高品質なCRTに比べれば落ちるでしょうが、私には十分すぎるほど美しい画面です。

 ・大画面なところ。
  液晶で19インチということはCRTで言えば21インチほど……だいたい20インチサイズのテレビと同じと言うことで非常に大画面です。

 ・応答速度が25ms以下であること。
  遅いFTD-X15AH3でも気にしなかった私ですから説得力無いですが、やはり画面が糸を引かないのは良いです。

 ■悪いところ
 ・スピーカー
  液晶ディスプレイ付属のスピーカーなんて使用しないのいらないです

 ・外観が格好悪い
 まあ外観より性能取る私ですが、それでもやっぱりデザインはイマイチな感じがします。

 ・電源のスイッチ
  ON/OFFがやりにくいです



 まあこんな感じですかね。
 基本的には欠点は些細なことであり、十分気に入っていますのでこのまま大事に使い続けるつもりです。


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