Iwill K7S3-N使用記


外観&付属品

添付のCDにはドライバとハードウェアモニターだけ付いてます。
それ以外は保証書とかマニュアル(英文)とかケーブルが付いているだけですね。


M/B外観

↑はノースのヒートシンクをZalmanのZM-NB47Jに交換済みです。
元のヒートシンクは↓


CPUソケット周辺


PAL穴がちゃんと付いてます。

12Vコネクター

田コネクターがあるので多少非力な電源でも大丈夫です。

ノースチップ周辺

SiS963の文字がくっきり見えます。
それと多少はレイアウトを考えて欲しかったIDEが二個並んでます。

M/Bアップ


I/Oインターフェイス周辺

ごくごく普通なレイアウトですね。

CPU取り付けた図

AthlonXP2500+を取り付けた様子

ALPHAのPAL8045を取り付けた様子

私は何も加工していませんがPAL穴近くに抵抗やらなにやら小さな部品が付いているので不安な方は
ワッシャーを加工すると良いでしょう。
それとPAL8045を取り付けるとSocket近くの3ピンにファンが取り付けられなくなります。

ダクト

高速電脳 長尾製作所 職人シリーズのKD-8045AI Proを使用。
それにCPU冷却サポートダクトP-70(間違えて買っちゃった)を排気ダクトとして取り付けてます。

おまけなRadeon9500ファンレス

Radeon9500をZALMANのZM80A-HPでファンレス化しました。
横からRDL1225Sで風を吹き付けてではありますが問題なく動作してます。

組み立て途中


BIOS




メモリ設定

Perfurmanceモードにするとメモリ設定を詰められます。
がかなりメモリにシビア……私が使用しているHynixのPC3200では無理です。

FSB設定

FSB100〜250まで設定可能です。

AGP電圧&メモリ電圧設定


Vcore

Vcoreは1.100V〜2.050VVまでBIOS上では行けます
倍率変換

13倍の壁が存在しません
よって倍率は×5〜×24まで設定可能です

使用記
2003年6月18日。
私はFSB200正式対応なSiS748の第一弾M/B Iwill K7S3-Nを購入してきました。

本当はSiS748M/BおよびKT600M/Bが出揃うまで待つつもりだったんですけどK7S3-NがFSB200・DDR400・
PAL穴付き・電圧agesage可と私の望んでいた機能が揃ってましたので物欲が押さえられなくなりまして。

このK7S3-Nと一緒にAthlonXP2500+とPC3200 512MBのメモリを一枚購入した私はそそくさと帰宅すると
早速組み立てに入りました。
↓はその当時書き記した日記です。

>で帰宅後組み立て。
>まず最初にK7S3-NのBIOSが立ち上がりません。
>これは故障?……いやいや、これは2ちゃんねるのSiS統合スレで既出のエラー。
>サブマシン(降格しました)のPC2100を一枚引っこ抜いてK7S3-Nに装着。
>PCの電源をスイッチオン……おし、BIOSが立ち上がりました。
>でいったん電源を落としてPC3200に交換してスイッチオン…はい、これも起動しました。
>ですのでとりあえずFSBを166の定格でOSのインストール。
>でPCの初期セットアップが完成したのでSuperPiと3DMark03をインスコ、ベンチで耐久テスト。
>その結果は
>FSB200×11……×
>FSB200×11×活入れ0.05V……×
>FSB200×10.5……△
>FSB200×10.5×活入れ0.025V……△
>FSB200×10……○

>どうやら活入れなしでは実クロック2GHzが限界みたい。
>残念ながらこのBarton2500+は大当たりではなかったみたい。
>とはいえ実クロックで今までの2倍、MNで三倍の性能は伊達ではなく早さが体感できます。
>これで後十年は戦える……は無理にしてもAthlon64までは十分待てそうです。



>……ちなみに一回OSを吹っ飛ばして、COMSクリアは十回ほどやらかしました(苦笑)。

このように最初の一回目だけはちょっと手こずりましたがそれ以後はきわめて安定して動きました。
Perfurmanceモードでメモリ設定を詰めない限りフリーズしません。
もちろん欠点だってありますよ。
(1)メモリ設定の自由度が無さ過ぎ……ゆるゆるかきつすぎというのはどうかと思いますね。
(2)IDEのレイアウトがイマイチ。でかいPCIカードを刺したらもろに干渉してしまいます。
(3)ノーズのヒートシンクがちゃっちい。私は交換しました。
(4)BIOSの更新でS3が使えなくなってしまったこと。
(5)CoolONを使用するとPIO病が発病してしまうこと。

ですがこれらの欠点も私には些細なこと。
完全に安定動作する鉄板M/Bとして大事に使ってやりたいですね。

CrystalCPUID動作テスト
「CrystalCPUID」とはCPUの動作状況を習得できるユーティリティソフトです。
まあこれだけでしたら他にも色々有名なソフトがあるわけですが「CrystalCPUID」がすごいところはAthlon64
やMobileAthlonXP(Athlon XP-M)の倍率・電圧変更機能がついているのです。
K7S3-NはBIOS上で色々いじくれますが、特殊なユーティリティソフトがついていないの出Windows上では無理です。
しかしこれを使えばいつでも必要なときに好きなCPUクロックを得ることができるかも?
そう思い私はまずAthlonXP2500+のL5を二カ所、コンダクティブペンでクローズしてモバイル化。
「CrystalCPUID」で弄くれるようにしました。



↑はFSB200・倍率×9・Vcore1.400Vで起動中です。



「Function」から「AMD K7/K8 Multiplier」を選択すれば倍率・電圧が弄くれるようになります。
サブマシンのK7NCR18DLMでは弄くった瞬間にフリーズしてしまい、結局使い物になりませんでした。
しかしこのK7S-Nでは無事使えることが出来ました。
FSB200・倍率×5・Vcore0.925Vに設定しました。
K7S3-N付属ハードウェアモニターでは確認できませんでした。
FSB200・倍率×5・Vcore0.925Vに設定しました。
Sandora読みで一応Vcore0.925Vになっているのかな?

本当に電圧変更が反映されているかVcore0.925Vのまま倍率を上げていったところFSB200×9まで普通に成功。
本当に電圧変更が反映されているなら途中でフリースするはず。
どうも残念なことではありますが電圧変更は反映されてないみたいですね。


……って調べたところ「CrystalCPUID」で電圧調整可能なのはAthlon64だけでMobileAthlonXPは駄目みたい。
倍率変更は支障ないのですからバージョンアップで電圧調整が効くようになって欲しいものですな。
それともCPUの基本的な構造で無理なのかな?

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