総あとがき

 

 

はじめのごあいさつ

このあとがきを読んでいるということはいままでのお話を全て読んでいるということですよね。

というわけでここまでお付き合いしていただき、誠にありがとうございました。

つたない文章だというのに、しかもSSのわりにははっきり言って無茶苦茶長いのに・・・。

本当にご苦労様でした。

ここではいままでに書けなかったことについて書いていきたいと思います。

 

1.登場人物の描写について

 ソフィア

 いちおうゲームの公式ヒロインということで原作通りに一番に登場しました。

 しかし案外書くのが難しいキャラでしたね。

 なんせジョアンとロバートを上手く絡めなければいけないものですから。

 途中まではヒロイン候補の一員だったんですが第四十三章ですっかり外れてしまいました。

 ハンナ

 スポーツ少女で明るく陽気ということで前半には使い勝手が良く、しきりに使わせて貰いました。

 しかし所詮必須イベントなしでクリア出来るキャラ。

 後半になるとすっかり出番が無くなってしまいましたね。

 レズリー

 ちょっくら生意気な少女ということで出番が多いと思ったんですが実際はそうはいきません

 でした。

 結構内面敵にナイーブなところを持っているという描写は全然出来ませんでしたしね。

 心残りのあるキャラですね。

 ロリィ

 私ははっきり言ってこういうキャラは反吐がでるほど嫌いなんですがこの話に関して言えば

 よく使わせて貰いました。

 はっきり言って困ったときのロリィ・ハンナ・キャロルでしたからね。

 ただその出番が前半に集中、後半ろくに出番がなかったのが残念かな?

 リンダ

 出てくるだけ出てきたけど出番が殆ど用意できませんでした。

 というか親しくならない限り上手くつき合わせられないけれど、親しくなる過程が書けないし。

  結局、ハンナのライバルということでしか出番が作れませんでした。

 爆弾テロを阻止していなかったら最後に出番が有ったと思うんですが。

 テディー

 ちょくちょく出番はあったけどそれほど取り上げて書くことが出来なかったですね。

 しいていうなら心臓発作ぐらいでしょうか?

 書きやすかったけど主役は結局張れませんでしたね。

 クレア

 多少、戦争との絡みで出てはきましたが出番はすごく少なかったです。

 というより気に入らなくて削除した話に出番が集まっていたから出て来れなったんです。

 だから最後の方、出番を増やしたんですけどね、いまいちの書き方しか出来ませんでした。 

 ライズ

 個人的にはかなり好きなキャラなんですが実に書きにくいキャラでした。

 隠密のサリシュアンとしての姿を書こうとすると主人公との絡みが弱くなるし。

 またその逆もしかりなんですけどね。

 最後までヒロイン候補には残っていたんですがあまり親しくなっていないものですから陥落

 してしまいました。

 ジーン

 それほど出番はなかったんですが何か有事の際には重宝させてもらいました。

 果たし合いとか爆弾テロとかね。

 ただメネシスとの絡みをもっと書いてみたかったなぁ。

 プリシラ

 一応、このSSのヒロインにはなりましたが書き始めるときには完全に未定でした。

 ただ書いていてキャラがぽんぽん動いてくれる物ですから楽でしたね。

 様々なキャラのシナリオにも絡んでくるしね。

 キャロル

 個性的な性格だったので特徴が強く、書くのが楽なキャラでした。

 残念ながらその内面にまで踏み込んで書くことは出来なかったんですけどね。

 親友であるスーと組んで出番が多かったです。

 スー

 ゲームより常識的な性格にさせて貰いました。

 ゲームでの性格があまりにも血痕願望が強くて変人一歩寸前でしたからね。

 というわけで常識的人間になったので書きやすいキャラになりました。

 セーラ

 家庭教師になる理由を作るのが大変苦労しました。

 ただ話自体はシナリオが濃いので楽でしたけれどね。

 周りにいたサブキャラも魅力的だったから書きやすくて良いキャラだったです。

 メネシス

 うーん、ストーリーそのものは書きやすかったですね。

 ただメネシスの心中とかその他個人的なことは難しかったなぁ。

 なんせ親しくなっていく過程が書けなかったからね。 

  アン

 結局出番が作れませんでした。

 一年目の最初から書いているのに三年目の途中から出てくる者をヒロインにはしたくなかった

 し。

 中途半端には出したくなかったし。

 そんなわけで始めから出しませんでした。

 ノエル

 ゲーム中でノエルの存在って浮いている気がしたものですから。

 始めから出そうとも思いませんでした。

 終章のピコ話がその変わりかな?

 

2.オリジナルキャラについて

 男編

 オリジナルキャラの大半(全部か?)は軍人さんでしたね。

 本来は戦場で華々しく活躍させる予定だったんですが・・・。

 私の筆力の関係で殆どが名前だけという羽目になってしまいました。

 ただマデューカス少佐・グイズノー・ギュンター爺さんの三人は上手く書けたと思います。

 女編

 オリジナルの女性キャラは殆どいませんでした。

 というか本編15人も出していれば充分と言う気もしますが。

 はっきりオリジナルといえるのは管理人のウェブスターさんだけだし。

 まあこっちの方も上手く書けませんでした。

 本当はそれなりのお話、考えていたんですけどね。

 

3.戦争について

 戦争についてはゲームのモノローグ、およびウィクリートピックスをベースに戦略的・戦術的に

 妥当な物を騎士団に、奇策をヴァルファバラハリアンに採らせました。

 あとは過去に行われた真実上の戦争方法を流用しましたね。

(1)イリハ会戦

  実は一番難しかった話です。

  はじめろくにゲームを調べずに書いたときは双方併せて6.7万人なんていうのを書いて

  いましたからね。

  あとで実際には騎士団2個大隊、ヴァルファバラハリアン3個中隊を知ったときには愕然と

  してしまいました。

  その後、一ヶ月ぐらいほったらかしにしていたのを覚えていますね。 

(2)ダナン攻防戦

   はっきり言って書くのがすごく楽でした。

   なんせ大軍を使って少数の敵を殲滅させるのは楽でしたからね。

   イメージ的には「ベルセルク」の一場面を想像して書いてます。

(3)テラ河の戦い

   これもすごく楽な話でした。

   おもいっきり姉川の戦いを参考にしていますからね。

   戦術的に最も妥当的にヴァルファバラハリアンを負けさせることが出来たと思います。

(4)パーシルの戦い

   典型的なヨーロッパにおける会戦でしたからやはり楽でした。

   でも騎士団はヴァルファバラハリアンを殲滅出来なかったんですけどね。

   なお鉄砲ですが結構ウィクリートピックスに出てくるんですよね。

   ヴァルファが小競り合いの際に使用したとか騎士団も装備することに決定したとかね。

(5)首都城塞攻防戦

   イメージ的には桶狭間の戦いですね。

   それも真実上ではない、ドラマや映画、軍記物や講談なんかに出てくるようなお話をです。

   そんなわけでやはりそれなりには話が進みやすかったです。

 

4.ストーリー構成に関して

 普通のあとがきにも書いたと思いますが始め何も考えずに書き始めました。

 そして書き始めてすぐに一つの方針を定めました。

 それはゲームの世界を可能な限り分かりやすく再現するというものでした。

  というわけでヒロイン候補にソフィア・ライズ・セーラ・プリシラ・アンに絞り込みました。

 まず最初にヒロイン候補から外れたのがセーラです。

 ゲームでは二年目に出会っても時間切れで恋愛度が足りないからです。

 次に外れたのがアンです。

 これは前に書いた理由が一番ですが第二点として私は物語はすっきり終わってくれた方が

 好きなのでアンエンドはちょっと・・・というわけです。

 次にソフィアが外れました。

 これは爆弾テロを阻止する必要が出てきたので必然てきに無くなりました。

 そして最後に残ったプリシラとライズ。 

 そこで読み返してみるとどうもプリシラの方がライズよりも好感度が上がっている雰囲気。

そこでプリシラエンドに決定しました。

 

 

それでは最後のご挨拶を。

長期間にわたってのお付き合い、誠にありがとうございました。

続編を書くかどうかは一切、未定ですがその際にはご贔屓の程を。

 

平成13年1月4日

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