在シンガポールのにゃごさん情報


在シンガポールの にゃごさん お役立ち情報






Q 1. レイ・ガーデンは、シンガポールに何ヶ所かあるのですか。


利苑 A 1. シンガポールでは、Chijmes(チャイムズ)、 Orchard Shopping Centre(オーチャードショッピングセンター)、Orchard Plaza(オーチャードプラザ)にあります。
雰囲気は、Chijmes がよく、次に Orchard Plaza でしょうか。味は、Orchard Plaza がよく、次に Orchard Shopping Centre でしょうね。私の周りの在星邦人の一般的な評判です。

Q 2. シンガポールの雨季に気をつけることはなんですか。


流行地域A 2. シンガポールは雨季に入り、それに伴って、いろいろな病気が流行り始めました。私たちの間では、デング熱や胃腸にくる風邪が流行りだすと、「もう雨季かー」という感じです。

10日ほど前には、べドック(空港の近くです)のホーカーセンターが原因らしいコレラの集団発生(患者9名)がありましたし、うちの近所でも デング熱が流行っています。なんと徒歩5分ぐらいのコンドミニアムに住むお友達もかかってしまいました。

子供達の間には、ウィルス性胃腸炎(俗に「おなかに来る風邪」というやつです)が流行っております。このウィルス性胃腸炎はプールが一番大きい感染原因のようです。

雨季のシンガポールに旅行に来る方は、気候の心配よりも、病気の心配をしたほうがよいかもしれません。 シンガポールの雨季は、よく言われることですが、1日中雨が降り続くのはまれですので、たいして観光の差し支えにはなりません。 でも、おなかに来る風邪やデング熱を患ってしまったら、どう考えても観光どころではありません。

みなさん、もし雨季のご旅行予定があるようでしたら、手洗いと虫除けの使用を励行してください。 経験豊かな旅行者には釈迦に説法かもしれませんが、現地に住んでいて実際に複数の知り合いにデング熱患者が出てしまうと単に自分は偶然幸運だっただけではないかと、考えさせられてしまいました。

シンガポールがデング熱の頻発地帯だということは意外と知られていないようで、在住者・旅行者にかかわり無く当地で蚊に刺されることに無頓着な方が多いようです。 特に雨季は蚊の絶対数が増えますので、刺される可能性も高くなります(とは言っても当地では一定間隔での殺虫剤噴霧が法律で規定されていますので、日本の夏に比べると蚊そのものの数は多くありません)。

予防策は、蚊に刺されないことしかありません。緑が多い場所や水の近くを歩くときは必ず虫除けをつけてください。 デング熱を媒介するネッタイシマカの活動時間は日中なので、日中に蚊が多い場所に行く時には特に注意してください(例えば動物園など)

ただ、あまり神経質になりすぎて旅行自体を楽しめないのも寂しいことです。 言うまでもありませんがシンガポールの蚊全てがデング熱のウィルスを持っているわけではなく、ほんの一部の種類(ネッタイシマカヒトスジシマカ)のしかもほんの一部の蚊だけのことですので、 シンガポールに数年間住んでいる在住邦人ですら、デング熱にかかる人はほんの一部です。

そこから考えると、ほんの数日間滞在する観光客の方がデング熱にかかる確率は本当にわずかなものだとお解りいただけると思います。やみくもに畏れるのではなく、 情報をきちんと把握した上で出来うる対策をとって旅行を楽しんでください。

なお、デング熱の潜伏期間は3〜15日、シンガポールを含む流行地域から帰って、この期間内に急な発熱などの症状 が現れた際には、流行地域への渡航歴があることをお医者さんに申告して受診してください。 そうしませんと日本には存在しない病気ですから、一般の開業医ですと判断がつかず、ただの悪性の風邪と診断されてしまうことが多いようです。

デング熱は、人から人への感染は幸いありませんので、この病気にかかったからといってSARSのように人に広めてしまう心配はありません。(2004年10月30日)

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