GLOBAL REFUND 税金還付手続き |
多くの国で、地元産業を活性化する目的で、旅行者が滞在中に購入した商品を旅行者自身が国外へ持ち出す場合、その商品を購入した際に支払った税金を払い戻すことにしています。
シンガポールには、GST(Goods and Services Tax、「物品サービス税」)という税金があります。物品を購入する時、サービスを受ける時に支払う税金です。日本の「消費税」にあたります。 現地に住んでいない旅行者(注 1)が購入商品を国外に持ち出す(注 2)と、税金(シンガポールでは、GST)の払戻しが受けられます。 グローバル・リファンド社は、手数料を取って、税金の払い戻しを行う企業です。グローバル・リファンド社と提携している店舗には、"TAX FREE SHOPPING" のロゴマークが提示してあります。
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税金の払い戻しを行う企業には、グローバル・リファンド社とDFSグループの2社があります。申請用紙が異なり、払い戻しの条件が違い、払い戻しを受けるカウンターも別になります。
DFS ギャラリアは利用しましたが、高いように感じられ、「S$300以上」の買い物はしませんでした。ですから、これに関しての経験はありません。 手続きの詳細は、 「消費税を現金でご返金 DFSギャラリアまたは市内DFSストアでS$300以上お買い上げのお客様に、消費税(GST)を現金でお返しします。 ご帰国の際にチャンギ空港のDFSカウンターにてお申し付けください (一部対象外となる商品があります。また小額の手数料が課されますのでご了承ください)。 手続きの詳細はDFSギャラリア1階のGSTスタッフまでお問い合わせください。」 と ギャラリア のページにあります。 |
Raffles Hotel Arcade の COACH で買い物をしました。S$100 以上になったところ、店員に税金の還付手続きを勧められました。
その店員さん、出産を間近に控えているそうでお腹が大きかったなあ、、、 |
店員が Global Refund Cheque と書かれた小切手帳のようなものを取り出して必要項目を記入していきます。Cheque の上半分は店員が記入します。購入金額や還付金額などが記入されます。
下半分の CERTIFICATE STATUS という欄の一部は自分での記入が求められました。 氏名((1))、住所((2))、国((3))、パスポート番号((4))、シンガポールの入国日((5))、出国日((6))、そして、署名((7))です。パスポートのコピーは持ち歩きましょう。 この自宅住所欄が狭い。とても住所全部を書き切れません。 2-13-11 SHINKAWA 104-0033 JAPAN 程度の記入をしておきましょう。番地、町名、郵便番号、国名で郵便物は届きます。 |
PLAZA SINGAPURA のカルフールには幾度か行きました。レシートを取っておいて、合計金額が S$100 を超えたので、サービスカウンターで税金の還付手続き(Refund Cheque の発行)を受けました。
同一日のレシートである必要はありません。また、カルフールであれば SUNTEC 店と PLAZA SINGAPURA 店の合算ができます。
サービスカウンターは、B2 階のレジを出たところのすぐにあります。手続きの日は、とびっきりの美人が新しくなったユニフォームを着て、対応しました。 夫のうれしそうな顔をお見せしたかった、、、ついでに、はしゃぐ我が子の姿も。この親子は、まったく! |
レシートを STAPLER で留めたこのようなものを受け取ります。これは、一種の小切手(cheque(英)、check(米))です。
私たちは、換金手続きを行う必要があります。その際、換金手数料を取られます。
右下には、"CUSTOMS & EXCISE CERTIFICATION" という欄があります。これには、税関のスタンプが押されます(右側の画像です)。 税関のスタンプが押されるのは、購入商品を持ち出したという証明のためでしょう。 手続きの流れは、Cheque の発行→税関の認証→換金、となります。 |
TOURIST NOTES 1.Cheque にははっきりと、名前、住所、パスポート番号、入出国日が書かれていますか。 2.税関のスタンプは押されていますか。 3.預け荷物の場合は、出国審査の前に税関のスタンプを受けてください。 4.持ち込み荷物の場合は、出国審査の後にスタンプを受けてください。 5.この Cheque を Global Refund に提出して還付を受けてください。 6.還付される GST からは、還付手数料が引かれます。 REFUNDS AT AIRPORTS REFUNDS VIA CREDIT CARD/BANK CHEQUE TOURIST DECLARATIONS ・シンガポール国籍を持っていなし、シンガポール永住権も持っていない。 ・搭乗する飛行機の乗務員ではない。 ・ここ6か月の間、シンガポールで給与をもらっての仕事はしていない。 ・商品を購入した日から遡っての2年間、366日以上はシンガポールには滞在しなかった。 ・同一店舗やチェーン店で、S$100 以上購入し、他店などとの合算で、S$300 以上になっている。 ・購入から2か月以内に購入商品をシンガポール国外に持ち出し、その商品とともに Refund Cheque を提示する。 ・シンガポールの空港から出国する。 |
チャンギ国際空港の TERMANAL 1 の図です。
(1) 税関(GST還付 出国審査前 検査カウンター)です。預け荷物の場合、ここで、出国審査前に「税関のスタンプ」をもらいます。 (2) 出国審査です。 (3) ここも税関です。持ち込み荷物の場合、ここで、出国審査後に「税関のスタンプ」をもらいます。 その隣には、REFUND OFFICE があります。ここで最終手続きです。GST の還付を受けます。 |
チャンギ国際空港の TERMANAL 2 の図です。
(1) 税関(GST還付 出国審査前 検査カウンター)です。預け荷物の場合、ここで、出国審査前に「税関のスタンプ」をもらいます。 (2) 出国審査です。 (3) ここも税関です。持ち込み荷物の場合、ここで、出国審査後に「税関のスタンプ」をもらいます。 その隣には、REFUND OFFICE があります。ここで最終手続きです。GST の還付を受けます。 |
チャンギ空港で換金できなくても、成田空港でできます。その REFUND OFFICE の位置です。 |
関西空港での所在位置です。 |
東京シティエアターミナルの3階にもあります。 私は、換金せずに帰宅しましたが、後日、箱崎に行く用事がありましたので、ここで手続きをしました。 |
リムジンバス乗車券発売所でした。 |
こんな告示がしてありました。現金での払い戻しは、ここではできないようです。 |
実は、自宅に帰ってきても郵送でできます。メールでいろいろと問い合わせをしました。以下は、それを要約したものです。 「お問い合わせありがとうございます。 お客様がお持ちの免税申請書(注) が当社グローバル・リファンドのものでしたら日本でも払戻しが可能です。 お手元の免税申請書にGlobal Refundの名前が入っているかtax free shoppingを四角い矢印で囲んだロゴマークがあるかをご確認下さい。 当社の免税申請書に税関印を受領してありましたら 下記まで免税申請書の原本(お控えがある場合はお控えも)をお送りいただければ書類到着後1週間ほどで銀行振り込み手続きを致します。 申請書をお送りいただく際にご希望の振込口座も同封願います。 郵送先:〒104-0033 東京都中央区新川2-13-11 内田ビル4階 グローバル・リファンド・ジャパン梶@宛 または当社の払戻しカウンターに行っていただければその場で日本円での払戻しを受けることができます。カウンターは成田空港と関西空港になります。 シンガポールの免税手続きの期限は税関印を受領してあれば 特に期限がありません。 また、振込みをご希望の際はパスポートのコピーを添付願います。 カウンターに行っていただく際にはご本人様が行かれる場合は身分証明書を念のためご持参下さい。 カウンターに行っていただくのもお時間があるようでしたら結構ですが、銀行振り込みサービスに関しましても カウンターのレートにて日本円に換算しますのでお客様のご都合のよい方法にて払戻しをお受け下さい。」 注 Global Refund Cheque のこと |
これは、Global Refund から送付されてきた CUSTOMER RECEIPT です。レシートは還付終了とともに、返送されてきます。
これを見て気づいたのですが、Cheque 作成の手数料があるために、小額では不利なんですね。 S$100 程度で1枚の Cheque を作ると 2% 弱の還付しか受けられません。 1枚の Cheque には、最大で6枚のレシートの金額が記入できます。レシートが何枚にも分かれる買い方はしない方がいいようです。 S$1000 強では、3.4% ほどの還付になります。 Rate 0.01676 (2004/9/10)は、S$1で、およそ 60円になるということです。 |
ここをご覧になればわかるように、支払った GST の総額は、S$5.19 です。でも、還付を受けられる額は、S$2.00 に過ぎません。 |
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