夕べの止まり木 2017年12月7日号
                  
               ラジオからの贈り物
                                    和田山麻美

ラジオから流れる声を聞きながら、私の一日が始まります。ある朝、
全国放送のラジオから流れる声に
促され、日常のことをメールにした
ためて出してみると、次の日、メールが読まれ、しかも、それを聞いて
いた横浜から旅行中の方が、「ラジオを聞いてきました」と立ち寄ってく
ださいました。その出来事がきっかけで、全国からお客様が来て下さ
るようになり、朝4時三〇分から入る番組に、こんなに、聞いている人
がいるんだと驚いたものです。

 
皆さん口々に、「北海道に行って、『ぽけっと』さんに来たかったの」と
嬉しい言葉を持って来てくれます。時には、お店に来てくれたお客様
のメールが読まれ、そのたびに自然に顔がほころび、一日の元気の
素になり、仕事の活力にもなります。

その番組では、『標茶町』という今まで、名の知れぬ町にも感心を
持って頂き、全国での最低気温を記録した日には、「標茶町は寒い
ですよ・・・」とか、「標茶中学校横の紅葉が綺麗ですよ・・・」などと放
送で取り上げていただき、北海道標茶町が一つのブームのようになっ
てしまいました。

全国放送のラジオから標茶町という街の名前を聞いた時、自分の
子供もそうなんですが、遠く離れた地で暮らす人達の耳に今の標茶を
伝えられたらという思いが浮かびました。また、一期一会の出会いに、
ラジオを通じて繋がっている目に見えない輪が、初めてお会いした方々
でもスムーズに会話が出来る不思議な感覚を引き出してくれるんだと実
感しました。

    「旅は人との出会いですね」

お客様が言ってくれた言葉が、働く原動力になりました。