夕べの止まり木 2014年9月19日号

    人生にメロデイーを

私は「あなたは何をすることが好きですか?」と尋ねられたら、迷わず
「好きなアーティストのライブを聴くことです」と答えます。

私が生まれ育った六十年代はアメリカやイギリスなどから新しい音楽の
波が日本に入ってきて、多くのアーティストが誕生し、多くのすばらしい
曲が誕生しはじめた時代でした。

父も当時の音楽の波に影響を受けていたのかバンドに参加したりして、
その影響で私も生活の中でいつも音楽にふれていたように思います。カラ
オケなどない時代です。結婚式などいろいろな催しで活躍するバンドの姿
を幼いころから身近に見ていたことが、いろいろなライブに行くことを楽
しみとする原因になったのかもしれません。

 四年ほど前にも、この『夕べの止まり木』欄に書かせてもらったことで
すが、三十一年前、私が喫茶店を開業してから、ただライブを楽しみに出
かけるだけではなく、いつかはお店でライブをとの思いを募らせていた時
出会うことができたのがギタリストの吉川忠英さんです。
 始めは、中島みゆきさんや福山雅治さんなど超一流のアーティストとつ
ながる吉川さんが小さな喫茶店に、とは思いましたが、今では毎年のよう
に私のお店でライブを開いてくださるようになりました。しかも、吉川さ
んをきっかけに多くのアーティストがいらしてくれるようになり、ますま
すライブを楽しむことができるようになりました。

夏の喧騒が過ぎ秋になると、お店の中で繰り広げられた数々の一流のラ
イブの様子がよみがえります。芸術の秋なのですね。

実は今年は九月二十六日に吉川忠英さんがお店でライブを開きます。秋
の夜長すてきなギターの音色と歌に酔いしれませんか?