夕べの止まり木 2012年5月18日号

つながっているね
 

 お店に小さな子供連れのお母さんが来ると、なんだかとても懐かしく、
胸がキュンとなることがあります。二十年近く前、お店を建てかえてから
3番目の子が生まれ、その子育てと、その後、父が脳梗塞を患い、何がな
んだかわからないまま一日一日をこなしていました。釧路に住んでいる主
人の両親にも協力してもらい、気の休まる時間を少しは取れていたはずで
すが、いつも疲れていて、若いにもかかわらず回復が遅く、とまどうこと
もしばしばでした。

そんな時、子供達が一枚の写真を見て、「ママとじいちゃん、ばぁちゃん、
つながっているね」といった言葉にはっとしました。何を思ってそう言った
のかは覚えていませんが、その言葉に頑張ることの大切さを思い知らされた
ことは覚えています。

何げない言葉に励まされることがあります。言葉には魂がこもっています。
幼い子供達も思いがあるから、口から出たのでしょう。

人と接する仕事をしていると、最近お目にかからないけどどうしているの
かなぁと思うと、突然、顔を出してくれることなど、『以心伝心』が度々あ
ります。そして、そのようなお客さんや、古くからの常連のお客さんと、昔
を思い出して話すことが、最近とても楽しくなりました。

家族や友人、そして古くからつながりのあるお客さんとの会話を大事にし
て、ふるさと標茶の良き時代を思い出し、将来の街づくりを盛り上げられる
きっかけになったらいいなぁと思うこのごろです。