※拍手で書いた高校生リヴァイとちびっこエレンの小話と同設定ですが、これだけでも読めます。拍手ログはNOVELにあります。




my hero




「リバイさん、リバイさーん、おかえりなさーい」

 自宅のマンションの玄関を開けた途端、そう言いながらとてとてと駆け寄ってくる幼稚園児くらいの年の子供を認めて、リヴァイは鞄を玄関先にひとまず置いて靴を脱ぐと、子供に求められるままその小さな身体を抱き上げた。

「エレン、来てたのか」
「はい! ただいま、じたくけいびちゅうなのです!」
「………………」

 誰だ、この子供に変な言葉を教えたのは、とリヴァイは頭を抱えたくなった。
 発音が難しいのか、リヴァイをリバイさんと呼ぶこの少年、エレン・イェーガーはリヴァイのマンションの隣室に住んでいる子供だ。母親同士が仲が良く、こうしてこの子供を預かることはしょっちゅうだ――主にエレンの母親が生来から余り身体が丈夫ではなく、入退院を繰り返しているためであるけれど。更に父親は医者という職業柄忙しく余り子供についていてやれないらしい。

(また入院なんてことにならなければいいがな)

 エレンは決して口にしないが、まだ母親が恋しい年頃の幼子だ。いくらこちらに懐いているとはいえ、母親から引き離されてこうも度々隣に預けられるのは寂しいだろう、とリヴァイは思う。

「リバイさん、リバイさん、これみてください!」

 そう言って子供はリヴァイに画用紙を渡した。見ると、黒い物体が二つ並んでいる。

「ようちえんでかいたのです! すきなものをかきました!」

 テーマは好きなものらしいが、この物体は何なのだろう。リヴァイにはおはぎにしか見えないが、よく見ると手足らしきものがある。一瞬、Gのつく世に嫌われている生物の名が過ったが、まさかそんなことはあるまい。リヴァイが子供に何を描いたのか訊ねてみると、子供は胸を張って答えた。

「リバイさんとへーちょうです! すきなひとをかきました!」
「……………」

 この黒い物体が自分とは思いたくないが、ここはやはりよく描けたと誉めてやるのが大人の対応だろう。子供の誉めて誉めてと言わんばかりのキラキラとした瞳に見つめられ、リヴァイは多少引きつった笑みを浮かべながらもよく描けたな、とエレンの頭を撫ぜてやった。

「おやつ食べるか? 飲み物は……」
「ミルクがいいです!」

 リバイさんにあげます、と渡されたこの絵をどこかに飾るべきか本気で悩むリヴァイが、気を取り直すように子供に声をかけると、子供はそう元気よく声を出した。

「牛乳か? 余り飲むと腹を壊すぞ」
「だいじょぶです! いっぱいのんで、おおきくなってシンゲキジャーにいれてもらうのです!」
「……そうか」

 子供の言うシンゲキジャーというのは子供向けの戦隊ヒーローもの『討伐戦隊シンゲキジャー』のことだ。先程のへーちょう――兵長はブラックのあだ名で、子供はブラックに憧れているらしい。何でもブラックはリヴァイによく似ているそうだが、母親をもターゲットにしているのかいわゆるイケメンを取りそろえた番組で、子供向けとは思えないどろどろとした昼メロのような人間関係を繰り広げているらしい。子供にはそんな人間関係など関係なく、ただその格好の良さに憧れているのだと思うのだが、子供の情操教育に悪影響を及ぼさないかリヴァイは心配している。
 母親がリヴァイの帰宅とともに買い物に出かけてしまったので、リヴァイはミルクを温めて蜂蜜を垂らしたものと置いてあった菓子をリビングに運んだ。
 見ると、いつの間にか再生してあったのか、件の子供向け戦隊もののオープニングが流れていた。

「おれたちは〜しんぞうをささげたソルジャー〜」

 子供は歌いながら踊っている。ひょっとすると、人気番組だから幼稚園などで振り付けして踊っているのかもしれない。

「きょじんをいっぴきのこらずくちくしてやる! そうだ! めざせ! とうばつすういちばん! くちく、くちくしろ! きょじんはのこらずくちくしろ!」
「……………」

 やはり、この番組には問題があるのではないか、とリヴァイは思わずにはいられなかった。





「リーヴァーイー」

 リヴァイが学校の廊下を歩いていると、間の抜けた声をかけられた。ちらりと眼だけを向けると予想通りの姿があったので、リヴァイはそこをそのまま通り過ぎようとした。

「ええ!? 無視、無視なの? ちょっと待ってよ、リヴァイ!」

 慌てて追いかけてくる声の主にリヴァイは舌打ちして、立ち止った。

「何の用だ、クソメガネ」

 リヴァイは相変わらず酷いんだから、と肩を竦める眼鏡の少女――ハンジはリヴァイの同級生だ。顔立ちはとても整っているが目つきが悪く、近寄りがたい雰囲気を醸し出しているリヴァイに、気後れすることなく話しかけてくる彼女は全校生徒から変わり者の称号を与えられている。

「ちょっと、リヴァイに頼みたいことがあってさ」
「断る」
「ええ! ちょっとは考えてよ? 今、絶対一秒切ってたよ、返事するの!」
「お前と関わるとロクなことねぇだろ」
「そんなことないよ! たまに実験に失敗するけど、たまにだし、まだ死人出してないし!」
「出てたら困るだろうが」

 リヴァイはそう返して苦笑した。このハンジ・ゾエという同級生は科学部の部長でいつもあやしげな実験をしているという専らの噂だ。博識で頭も良い才女だというのに、変な方向にしか情熱を注げないらしい。

「いいから、話くらい聞いてよ、リヴァイ。今、やってる実験に人手が足りなくて困ってるんだ。だから――」
「俺は手伝わねぇぞ」
「うん、そう言うと思ったよ。だから、ほら、リヴァイを慕ってる後輩いるじゃない。その子達に手伝ってもらえないかと思って。リヴァイが頼めばやってくれるでしょ」
「面倒くせぇ」

 確かに、リヴァイは近寄りがたい雰囲気を持っているが、それが故にか彼に憧れている生徒もいる。成績は学年トップで運動神経も抜群、絡まれた相手を逆にあっさり倒したとかいろんな噂が流れていて、面倒なので放置していたら何故か尊敬していますとかいう連中が現れた。

「ただとは言わないよ。頼んでくれたらこれあげる」

 そう言ってハンジが取り出したのは地元からそれ程遠くない場所にある遊園地の優待券だった。だが、それを見せられてもリヴァイは動じない。遊園地など自分には全く興味がないし、そんなものもらったとしても行く気もおきないだろう。

「ふふふー、これただの優待券じゃないんだよ。何と、シンゲキジャーショーの観覧予約券付き!」

 その言葉にリヴァイの動きが止まった。ハンジはよし、と心の中でガッツポーズをとりながら詳しい話を続けた。
 その遊園地には屋外ステージがあり、何でもシンゲキジャーのショーを定期的に行っているらしい。だが、そのショーは人気が高く、中々観ることが出来ないのだそうだ。だが、この予約券があれば確保された予約席に優先して案内され観ることが出来る。勿論、指定された時間ではあるが。

「エレン君、シンゲキジャー大好きなんだよね? 連れていってあげたら絶対に喜ぶよ」
「……何で、お前がそんなもん持ってるんだ?」
「シンゲキジャーの制作スタッフに知り合いがいるんだよ。そのツテでもらったの」
「……………」

 リヴァイは今でも失敗だと思っているが、ハンジはエレンの存在を知っている。たまたまリヴァイが母親に頼まれてエレンを迎えにいったときに、ハンジと遭遇してしまったのだ。何、可愛い、この子リヴァイの隠し子、と騒ぎたてるハンジは取りあえず沈めたが、下手に隠してもうるさいのでマンションの隣室の子で頼まれて迎えにいっただけだ、と説明しておいた。以来、どういうわけかエレンを気に入ったらしいハンジは何かと聞きたがるが全て無視している。

「……人体実験とかじゃねぇんだろうな?」
「まさか、そこまではしないよ」
「………判った」

 さすがにこの変人でも人殺しまでもはしないだろう、と考えたリヴァイはオルオあたりにやらせれば問題ないだろう、と勝手な結論に至った。
 ハンジから優待券を渡されたリヴァイは本物かどうかきちんと確認してからそれをしまった。

「それにしても意外だったな。リヴァイって子供苦手そうなのに、エレン君の面倒はよく見てるよね。ひょっとしてショタコ……」

 ハンジが言い切る前にリヴァイの回し蹴りが綺麗に決まったのは言うまでもない。




 リヴァイは子供が嫌いではないが、苦手ではある。どう扱っていいのか判らないからだ。だが、あの隣室の子供はどういうわけか、そんなリヴァイに懐いた。
 ――リバイさん、リバイさん、だいすきです!
 そう言って笑顔全開で飛びついてくる子供は、あたたかくてくすぐったい優しい気持ちをリヴァイに与えた。撫でくり回して可愛がってやりたいと思うくらいには――もう充分にリヴァイはこの子供にほだされていたのだった。

「リバイさん、リバイさん、おかえりなさーい」

 とてとてとまたもや玄関まで迎えに出た子供を抱き上げながら、今日はいいものがあるんだとリヴァイはエレンに告げた。
 きょとん、とした子供にシンゲキジャーを見に遊園地へ行くことを告げると、予想していた以上に子供は喜んだ。

「リバイさんとゆーえんち! リバイさんとへーちょう!」

 優待券はペアだったため、誰がエレンを連れていくのかという問題があったが、最初から選択肢はリヴァイしかなかった。エレンの父親は忙しくて中々休みが取れないし、休日中であっても病院から緊急の呼び出しがあったりするのでまず無理だろう。身体が余り丈夫でない母親に一人ではしゃぐ子供と遊園地に行かせるのは大変だし、何より子供はリヴァイと一緒に行きたがっている。元々優待券を持ち込んだのはリヴァイであるし、否やがあるはずもなかった。
 ―――だが、現実はときとして厳しかった。


「…………」
「…………」

 リヴァイとエレンの二人は遊園地にあるレストランから外を眺めていた。ごうごうと傘を差していたら曲がってしまう程の風と激しい雨に溜息しか出てこないが、子供の前ではぐっと堪えた。一番堪えているのは目の前の子供なのだから。いくらリヴァイが有能だとしても天気までは左右出来ない。遊園地を襲ったゲリラ豪雨に予定されていたシンゲキジャーショーは中止となった。例え、今すぐ雨が止んだとしても屋外ステージは使える状態ではないだろうから、本日はもう絶望的だ。

「しかたないです……」

 ぽつり、と呟くように子供は言った。

「へーちょうはせかいへーわのためにたたかっているのです。いそがしいのです。あえなくてもしかたないのです」
「……エレン」

 会わせてやれなくて悪かったな、とリヴァイが言うと、エレンはぶんぶんと首を振った。今にも泣きそうな顔の子供をリヴァイは向かい合わせに膝の上に乗せると、あやすように背中をぽんぽんと叩いてやった。

「また連れてきてやるから。一緒に来ような」

 こくこくと頷き、堪え切れなくなったように涙を零す子供の頭をいつまでもリヴァイは撫ぜてやった。





 翌日、登校したリヴァイは真っ直ぐにハンジのところへ向かった。

「リヴァイ、昨日は残念だったね。すごい雨だったから、さすがにショーは中止だったんでしょ」
「オイ、クソメガネ。絶対に頼みたくないが、仕方ねぇ。お前に頼みがある」
「……いや、そんなに物凄く嫌そうな顔されてもね…」

 この世の終わりのような顔で頼み事をされるとは――そんなに嫌ならやめればいいのに、とは思うのだが、好奇心が先に立ち、ハンジはリヴァイにその頼み事の内容を聞いてみた。そして、その内容に驚いた顔をしてから、笑顔で協力を申し出たのだった。



 その日、エレンを迎えに来たのは、母親ではなくリヴァイだった。こうして母親以外が自分を迎えに来るのは初めてではないし、リヴァイが来たことも何度もある。なので、それに対して子供は何ら疑問を持たなかったが、歩いていく方向がいつもとは別だったため首を傾げた。

「リバイさん、どこかにおでかけするんですか?」

 疑問と期待が半分ずつ混ざったようなエレンの言葉に、リヴァイは子供の頭をくしゃりと撫ぜてやった。

「ああ、俺の学校だ」
「リバイさんのがっこう?」
「ああ、見たくないか?」
「みたいです!」

 わーい、と喜ぶ子供を抱き上げると、そうか、良かった、とリヴァイは微笑んだ。

「がっこうにはおともだちがたくさんです。リバイさんのおともだちはおともだちになってくれますか?」
「……………ああ」

 リヴァイは自分の学校の面々を思い出して、子供には近づけたくないものばかりだと思ったが、まさかそんなことを言えるわけもなく、そう頷くしかなかった。お友達、とはしゃぐエレンには可哀相だが、子供の教育上良くない面々とは今後は近寄らせないようにしよう。
 リヴァイの通う高校に着くと、彼は真っ直ぐに体育館に向かった。てっきり教室に行くのかと思っていたエレンはきょとんとする。

「リヴァイ、グッドタイミング! 準備はばっちりだよー!」

 体育館の入り口で待っていたハンジがそうリヴァイに声をかけてきた。エレンは会ったことのある顔を見つけて、にっこりと微笑んだ。

「こんにちは! ハイジさん!」
「こんにちは、エレン君。でも、あのね、私の名前はハンジだからね。アルプスの少女じゃないからね!」
「ハンジーさん?」
「いやいや、それも違うからね。ハンジ! ハンジだからね!」
「お前はクソメガネで充分だろ」
「酷っ! リヴァイ酷すぎ!」
「クソメガネさん?」
「エレン君も何故そっちは一発で覚えるんだい! ハンジだからね! ハンジ!」

 三人がコントのような会話を繰り広げていると、中からあの、準備出来ていますけど、と声がかけられた。そこでようやく三人は体育館の中へと足を踏み入れたのだった。


 体育館の中は別世界だった。いや、体育館であることは変わりないのだが、様々なセットが持ち込まれ、照明や音声器具など本格的なものが揃っていた。そして、何より―――。

「シンゲキジャーだ! シンゲキジャーがいる!」

 きらきらと瞳を輝かす子供に、リヴァイは満足そうに笑った。
 あの子供のしょんぼりとした泣き顔を見てしまったリヴァイは、何とかしてシンゲキジャーを見せてやりたいと思ったが、本当に人気のあるショーらしく予約など取れそうにもない。また、運よく予約が取れたとしても屋外ショーは天候に左右されるのでこの前のようなことに再びなる可能性がある。そうなったら、子供の落ち込みはきっと前回の比ではないだろう。
 ならば、天候の関係ないところで、見せてやればいいのだ――そう、自分の手で。
 そう思い至ったリヴァイは制作スタッフに知り合いがいるというハンジに頼み込んでこの舞台を作り上げたのだ。本当なら自分がブラック役をやるべきだったのかもしれないが、子供にとっては「リバイさんとシンゲキジャーを見る」ということが大事だったのでリヴァイは裏方に回った。小道具も手作りし、体育館使用の許可ももぎ取り、色々な苦労を重ね今日までこぎつけたのだ。
 でも、子供の嬉しそうな顔を見れば、そんなものも全部吹き飛んでしまう。やって良かった、と素直に思えた。

「この世から巨人を一匹残らず駆逐してやる!」
「大人しくしろ。……綺麗にてめぇを削げないだろうが」
「兵長! 指示を!」

 リヴァイにはよく判らない話が繰り広げられている。隣を見ると、子供が盛り上がりにかけられるオープニング曲を一緒に歌っていた。

「くちく、くちく! とにかくきょじんをぶっころしたいです! そいで、そぎまくれ〜!」
「……………」

 やはり、この番組には問題があるのではないかとリヴァイは思わずにはいられなかった。



 憧れのシンゲキジャーに会えてはしゃぎ疲れたのか、ぐったりとした子供をリヴァイは背負って帰路を歩いていた。

「リバイさん、ありがとうございます…」
「ああ。……楽しかったか?」
「はい! とっても!」
「なら、良かった」
「リバイさん」
「何だ?」
「だぁいすきです。リバイさんがいちばんすきです」
「……そうか」

 そう言って自分の背中で安心したように眠ってしまった子供に、くすぐったいようなあたたかい感情が湧きあがってくるのを誤魔化すように、リヴァイは息を吐いて家路を急いだのだった。





「リバイさん、リバイさん、おかえりなさーい」

 それから数日後、リヴァイが自宅に帰ると、隣室の子供がいつものごとく出迎えてくれた。リヴァイが子供を抱き上げてリビングまで連れていくと、子供はこの前のときと同じように画用紙をリヴァイに差し出してきた――今回はもう何を見ても驚かずにとにかく誉めてやろうとその絵を眺めると、前回よりは進歩が見られた。肌色が使ってあるので人物だと察することのできる物体が二つ並んでいる。

「今度は何を描いたんだ?」
「しょうらいのゆめです! リバイさんとオレをかきました!」
「…………?」

 将来の夢で何故自分と子供を描くのだろうか――そもそも子供の夢は大きくなってシンゲキジャーに入ることではなかったのだろうか。リヴァイが内心で首を傾げていると、エレンは爆弾発言を投下した。

「はい。オレのしょうらいのゆめはリバイさんとけっこんすることです!」
「……………は…?」
「けっこんはいちばんすきなひととするのです。だから、オレ、リバイさんのおよめさんになります。えーと、ふつつかものですが、もらってください」

 どこでそんな言葉覚えたんだとか、そもそもここでは同性同士の結婚は認められていないぞとか、いやいや子供の言うことなんだから真剣にとらなくたって、とか色々な考えがぐるぐると頭の中で回っている。ここは男同士だから無理だと教えるべきなのか、それとも誤魔化すべきか―――。

「……ダメですか?」

 だが、不安げにこちらを見上げてきた少年にそんな考えは全て吹き飛んでしまった。

「……お前が大きくなったらな」
「……はい!」

 そう言って、子供はリヴァイに飛びついて来た。スリスリと身を寄せる様子が可愛らしい。

「リバイさん、だいすきです!」
「……ああ」

 エレンが大きくなって真実を知ったらどうしようか、と思うが、そもそも大きくなったらそんなこと忘れているだろう。こんなふうに懐いてくるのも今だけだ。……エレンに大好きと言われて喜んでしまっている自分も大分彼にほだされているのだと思うが。
 まあ、なるようになるだろう、とその考えを放棄することにしたリヴァイは子供に何か飲み物を入れるために立ち上がった。

「何か飲むか?」
「ミルクがいいです! いっぱいのんでおおきくなります!」

 リヴァイはくしゃりと子供の頭を撫ぜて、余り早く大きくなるなよ、と心の中で苦笑した。この心地好い関係をもう少しだけ、続けていたいと願いながら――。





≪完≫



2013.9.28up



 現代パロもの。刑事もの・学園もの・シンゲキジャー等の現代ものリヴァエレ。というリクエストでしたので、シンゲキジャーを選ばせて頂きました。拍手に置いてあったものの続編っぽいのですが、これだけでも読めるように書いたつもりです。リクエストをくださった方、ありがとうございました。少しでも楽しんで頂けたら幸いです。




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