学園ヘヴン感想


 はい、このサイトに足を運んでくださった方なら、絶対にプレイされていると思われますが、結城が初めてプレイしたBLゲーム、PS2版「学園ヘヴン」です。このソフトをプレイした事から、BL世界にどっぷりとはまっていくのでした。
 プレイした当時を思い出しながら書いているので、記憶間違いがあるかもしれません(汗)。ちなみに前ページにも書きましたが、Yさんこと、R牙さんとのテンション高いトークを繰り広げてます。嫌になるほど長いです(汗)。

 そもそもの切っ掛けはYさんがゲームソフトを家に持って来た事から始まります。
「絵が凄く綺麗で前々から興味があったんですけど、ちょっと踏み込めなかったんです。でも、ベスト盤が出てたので思わず買っちゃいましたー」
「ああ、判りますー。あの手のは絵が凄く綺麗ですよね。私も興味はあるんですけど、踏み込むには勇気が……」
 そう言い合ったゲーム、それが「学園ヘヴン」、いわゆるBLゲームとの初遭遇でした。BLゲーム=PCでやるものという認識と、当時はそれ程BLゲーム自体に興味がなかった事からスルーしていたジャンルです。Yさんも結城もPC持ってなかったので、PS2版ヘヴンがなかったら今でもスルーしたままだったかもしれません。
「PS2版ですから、やはりやばいシーンは皆カットなんでしょうねー」「それはやはり、PSですからねー」
 ベスト盤は一応、17歳以上推奨らしかったので、キスくらいまででしょうか、と話したのですが、それなら今時の少女漫画の方がやばいという話に(笑)。
「じゃあ、暗転して台詞だけ出るとかですかねー?」「それはある意味物凄くあやしいのでは?」などと冗談を言いつつ、ゲーム開始。
 ……参りました。降参しましたよ、奥さん! まさか、ここまではまるなんて思いも寄りませんでした。BLゲーム初体験にしてツボを突く展開にやられて、時間を忘れて夢中でやる事に。その後、自分でもソフトを購入して同人までやるまでになるとは……人生何が起こるか判りませんよ、奥さん。

 ちなみに結城は一緒にプレイしたYさんから、ゲームプレイ前に啓太が学園に来た経緯と和希の正体(と言っても職業くらい)と中嶋氏が鬼畜という予備知識を与えられてました。Yさんはゲーム前に漫画と小説を読んでいたそうで。
 皆さん、ご存知でしょうが、一応、さっと話を説明しますと、運が良いというのが取り柄のごく普通の高校一年生・伊藤啓太の許にベルリバティスクールからの入学許可証が届きます。才能あるもの達だけを選別して教育する超エリート校に憧れた啓太は早速転校して……というような。
 それでこの学園、有名な企業が人材を育てるために設立した学校で、男子校で全寮制で、人工島の上に作られた設定(ちなみに全室個室で学費・費用免除)。「有り得ないよ! 今時、全寮制なんて有り得ないよ! 寮完備はあっても全寮制はないでしょう。しかも、全室個室なんて有り得ないから」と突っ込む結城に「現実を見ちゃ駄目です。そこが同人女のツボを突く設定なんですから!」と返すYさん。しかも、略称がBL学園って……。「何てあからさまな名前なんだ!」「ええ、知った時は私も吹き出しましたよ」……いや、判りやすいですが(笑)。ゲーム中にBL学園という言葉が出る度に笑ってしまう結城。
 PS2版はフルヴォイスなので勿論、声有りで進めました。早速始めると、主人公啓太登場……啓太、物凄く可愛いです。ちゃんと男の子男の子してて、素直で、明るくて元気で優しいです。単純で隠し事が出来ないお馬鹿な子ですが←何気に酷いよ。ちゃんと考える事は考えてるし。「啓太可愛いですよねー。馬鹿なところとかも愛しいですよねー」と早くも主人公スキーの血が騒ぐ結城。「可愛いですよねー。いい子ですよね。たまに美人な顔見せたり、男の子らしい顔したりするのもいいですよねー」と、啓太可愛いを連呼する私達。
 ゲームを進めていくと、転校初日にしてモテモテの啓太。皆、親切で啓太に好意的です。乙女ゲーだとお相手キャラは最初は素っ気なくて段々仲良くなっていくのが定番なので、ちょっとびっくりです。「やっぱ、下心有り?(笑)」との結城の言葉に「元々PC版のBLゲームだしそっちが目的だから、最初からある程度仲良くなるようにしてあるんじゃ」とYさん。それを言ったらみもふたも……。結論として「啓太からは受けオーラが出てるから、皆、それにやられたんですよ!」という事に←どんな結論だよ。
 ちなみに結城は啓太スキーで啓太総受けで和啓至上です。1番は啓太で2番に和希が好きなので、当然の結果ですが(笑)。では、次から攻略順に感想をつらつらと。


■遠藤和希→まずは1番目は当然和希です!(笑)ゲームをやる前からYさんと一致で和希を落とすと決めていました。Yさんとはキャラやカプの好みが9割方合うのですがここでもばっちりでした(笑)。
 和希は外見も性格も設定も声も凄く好きなのですよ。なので、和希寄りになるように選択していったんですが、普通の会話が既にラブいです。最初から好意丸出しです。そんなの心配しなくてもいい、と啓太に言われるくらいの過保護っぷりを見せる遠藤氏(笑)。
 だが、しかし、最初に辿り着いたのは友情END。「え? 何で? 何か選択間違った?」悩んでみても判らず、最初からやり直す事に。だって、最初は絶対に和希との恋愛ENDを迎えたかったのですよ! 2回目攻略時には、1回目になかった選択肢があって無事攻略。どうやら、和希は1回友情ENDを出してからもう1回やらないと駄目なようです。
 和希のツボをつきまくるあの設定に、無理が有り過ぎだろ、と突っ込んではいけません(笑)。でも、いったいいくつなんだよ、お前!と啓太じゃなくても突っ込みたくなりますが。
 萌えポイントとしては、まずは普通の会話が既にラブラブなとこ(笑)。それから中庭で副理事との会話を聞いた啓太を後ろから抱き締めるシーン←後ろから抱き締めるシチュに弱い結城。
 後、ボイラー室でどっちの選択をしても「和希ー!」と叫んでくれる啓太が愛しいです。泣いている啓太の肩を抱くスチルも綺麗でしたし。
 スチルはどれも綺麗ですが、キスシーンは全ルート通じて理事長室での和希とのスチルが1番かなぁ、と。理事長室での告白を聞きながら「ここ…理事長室ですよね」「そうですよね」「ベッドとかないですよね」「ないですよね」……どこでやってるんだよ、和希!とツッコミたくなりました。「小説だと机の上でしたよー」とのYさんの言葉に「机ですか!? せめてソファーにしようよ! 和希!」と画面に突っ込んだ結城。
 余談ですが、和希役の櫻井さんの「啓太」の呼び声が「けいた」ではなく「けーた」に聞こます。「…啓太」と囁く声がやけに甘くて好きだったり←それってもれなくエロシーンでは?というYさんからのツッコミが入りましたが、気にしてはいけませんよ、奥さん!
 和希は制服も好きですが、スーツ姿にやられます←理事長室でのあのスチルはもう…。友情ENDの頬にキスのスチルもいいです……というか、スチルは皆綺麗でお気に入りですが。馬鹿野郎ENDで「いや、普通はこうなるよね。怒るのが普通の反応だよね」とYさんがしみじみ納得していたのに「いや、それだとBLゲームの意味が……」と突っ込んだ結城。
 やはり、1番好きだなーと感じる和啓でした。


■西園寺郁→お次は女王様こと、西園寺氏です。実は、始めは全くターゲットではありませんでした。外見では会計部より生徒会の方が好みだったので、優先順位は高くなかったのですよ。ただ、上記の遠藤ルートで1回目は生徒会寄りに進めたので、2回目は会計部寄りに進めてみたんです。そこで、見かけとは違って男らしい性格に好感を持ったのですよ。
「女王様というより王子様ですよね!」「ええ、わがままだけど、凛々しい王子様です!」はっきりきっぱり言うところが凄い好きだったり。「啓太のそういうところが好きだ」「啓太は素直だな」「私にはそれが好ましい」等々、ストレートな西園寺氏。会計室での日常会話がやたら好きです。
 Yさんとの合言葉は「これで短髪だったら!」短髪スキー同盟な私達は「惜しいよ、何で短髪のままでいてくれなかったのか…」「ああ、あの髪切らせてくれたら…」と呟いてました。いや、長髪似合ってますし、理由があるのも知ってますが、やはり短髪スキーとしては短髪のままでいて欲しかった……。
 スチルはやはり膝枕が1番好きです! ラブラブ膝枕ー。後、会計部での休憩シーンも好きだったり。ちなみに西園寺氏には受けルートもありますが、啓太攻めが絶対に駄目な結城はYさんに攻略を押し付けました←酷い。


■成瀬由紀彦→実は西園寺氏同様、ターゲットの優先順位は低かった成瀬氏。3番目なのは「ここいらで笑いが欲しい…」という事になったから←酷い。攻略は楽だろうね、と予想していましたが、やはり、順調に進みました。何しろ、転校初日の啓太に「君が可愛かったから」という理由でキスした男!
 いきなりちゅーしたときは驚きましたが、何より衝撃的なのはその呼び方。「ハニー」って、あなた…。公衆の面前で「僕のハニー」呼ばわりされたら、啓太でなくても恥ずかしいですよ。手作り弁当を持ってくるわ、啓太ラブ全開で突っ走ってくる男、成瀬氏。
「啓太は絶対流されましたよねー」「結局、ほだされましたよねー」とENDを眺めながら言い合いました(笑)。
 ああ、でも、絶対に成瀬氏なら大切にしてくれそうです。将来有望なテニスプレイヤーですし。お買い得ですよ、啓太!
 遊園地デートは成瀬氏らしくて好きです。でも、食堂で足を舐めるのは…←いや、一応、治療目的ですが。啓太をベッドまで運んでくれたところに愛を感じました。皆、場所考えてあげようよ…(涙)。
 和希との啓太の取り合いが何気に好きだったり。でも、報われるより、ターゲットではないときの邪険にしても邪険にしてもアタックしてくるところが好きだと言ったら酷いでしょうか。ENDのタイトルに全部ハニーがつくとこに笑いました。


■中嶋英明→お次は鬼畜だと聞いていた中嶋氏です。どれだけ鬼畜なのかちょっと見てみたいですよね、という会話から中嶋氏になりましたー。中嶋氏は格好良いのですが、眼鏡なので、結城のターゲット外です。人気があるのが凄くよく判りますが、眼鏡ですから!←結城の萌えをここまで萎えさせる、恐るべしアイテム、眼鏡…!
 鬼畜、とは知ってましたが、PS2版だしそうでもないだろう、と思っていたのですが……我々の認識が甘かったであります!隊長!←隊長って誰だよ…。転校して初の日曜日に、まだ全然親しくもない啓太にいきなり「嘘をつく悪い子にはお仕置きだ」と言って無理矢理啓太に悪戯した男、中嶋氏。「お仕置きってお仕置きって、いきなり調教?」「っていうか、ここ、生徒会室なんですけど!」といきなりの展開についていけない私達。
 だが、しかし、中嶋氏の鬼畜プレイはその後も続きます。鬼畜を一手に引き受けた言葉責めの数々。体育倉庫に無理矢理連れ込まれたときはどうしようかと思いました。ていうか、あの「いけない子だ」シーンのやばさっていったい…。「中嶋さんなら何されてもいい」啓太に「啓太が壊れたー!」と涙した私達…。もう普通の世界には戻れないよ、啓太…(哀)。
 フルヴォイスでやってたのですが「声優さんって偉大ですね」「偉大ですね」という結論に。鬼畜眼鏡氏の鬼畜っぷりに凄いですね、と言ったところ、「森川さんはBL界の帝王ですから!」とのYさんの言葉が。「帝王なんですか! 君臨しているんですか!」確かにジーク!カイザー!な仕事っぷりでしたよ、奥さん。
「ああ、でも、福山さんの方が大変ですよね。何しろ全員分やった訳ですから」「それは確かに!」素であの台詞の数々を演技されている声優さん達には感服致します。
 萌えポイントは伊藤→啓太呼びに変わるとこと、助けに来たときの発言「そいつは俺のものだ」でしょうか。中嶋氏のスチルはどれも格好良いです。思わず見とれますよ、奥さん。啓太がより受けちっくなとこもポイントかも(笑)。
 初めてBLゲームをやった私達には濃い中嶋氏ルートでした。


 さて、和希、西園寺、成瀬、中嶋とプレイしてきた私達ですが、鬼畜眼鏡氏に度肝を抜かれて癒しを求める事にしました。いや、もう本当に森川カイザーの君臨っぷりにはひれ伏すしかありません。壊れてしまった私達の啓太(←いつの間に私物化?)に涙しつつ、次なるターゲットに向かう事に。


■丹羽哲也→鬼畜眼鏡氏があまりにもあれだったので、和みと癒しを求めて王様こと、丹羽哲也氏をチョイス。丹羽氏は外見的に凄く好みなキャラです。特におかわりっ!のスペシャルのスチルは悶絶ものですよ、奥さん! 格好良いよ、王様!
 丹羽氏プレイ時は「癒されますねー。鬼畜眼鏡氏の後なだけに」「ええ、和みますよねー。こういうのがいいです」と終始癒されるを連発していました(笑)。やはり、中嶋氏ルートのインパクトは凄かったようです…。
 丹羽氏には漢という言葉がよく似合うと思うのですが、爽やかに続いていく丹羽氏ルートの途中で段々不安になっていく私達。「ねえ、これって恋愛ENDに向かってるんですかね? 何かラブくなってないんですけど(汗)」「いや、でも、選択は間違えてないと思うんですけど。とりあえず、進めてみましょう」健全すぎてどうにも恋愛感情を育てているように見えない2人に不安がつのりつつも、ラストに向かう私達。
 道場破りのエピソードが楽しい王様は男前だけど、結構可愛いところのある人だと思ってみたり。演説シーン等凄く格好良いところと普段とのギャップが魅力の一つだと思うのですが。
 そして、海岸での愛の告白に「いったいいつの間にそんな事になったんだー!」と突っ込む私達。いや、だって、全くそんな素振りがなかったんですよ、奥さん!「やはり、最終決戦前に啓太に抱きつかれたからでは?」とはYさんの言葉ですが、判らないよ、王様……!
 萌えポイントとしてはボイラー室で啓太を庇って怪我するところと、やはり、お姫様だっこ……! 啓太を抱えて走り回るなんて、あなたにしか出来ないよ……さすが、体力パラメータMAXの男(笑)。いや、成瀬氏や中嶋氏も姫抱っこ出来そうですが。王様はああ見えても頭がいいところがまた凄いです。
 啓太と付き合うと成瀬氏に告げているところが王様らしいなぁ、と。しかし、海岸でやるのはどうかと…。勿論、PS2版はHシーンなしですが、まともな場所にしてあげようよ…啓太が不憫だよ(哀)。


■篠宮紘司→お次は弓道部部長、真面目な寮長の篠宮氏です。篠宮氏はヘヴンでは外見が1、2を争う程の好みのキャラです。黒髪、短髪、前髪分けという結城のツボを押さえたルックスにプレイ前からウハウハでした(笑)。見かけ好みの篠宮氏にはYさんと2人で悶えさせて頂きましたー。制服姿に萌え、弓道着姿に萌え、制服にエプロン姿に萌え(笑)。弓道場で啓太に弓道を教えるスチルとラストの屋上で洗濯物を干しているスチルが特に好きです。
 そして、内容は…えらく泣けますよ、奥さん! 啓太が物凄く健気なのですよ。啓太、最初から篠宮さん好き好きモードです。「啓太、落ちんの早っ!」とYさんが思わず突っ込んでしまった程早くに篠宮氏を好きだと自覚してますよ、啓太。
 手つなぎとか、頭を撫でられて思わず啓太が泣いてしまうシーンとかえらい好きです。自分はどうなってもいいから篠宮さんを助けたい、とか篠宮さんに迷惑をかけたくないからこの気持ちは言わない、とか考えている啓太に涙する私達。
「啓太、健気ですよね! 泣けますよ!」「何ていい子なんだ! 啓太!」を連発しつつ、ゲームをプレイ。
 どうしちゃったんだよ、啓太、というくらい少女漫画ちっくな展開ですが、篠宮氏ルートは友情ENDは見られません。だって、啓太の片思いで終わるから。可哀相だよ、啓太…!
 理事長室での「美しい友情だ」発言に「友情だと思いたいんだね、和希(哀)」と呟いた結城です。選択肢によって途中で和希に相談するエピソードに入るのですが、和希辛いだろうなぁ、と思いつつも、ここで相談しておいた方が後のENDのフォローになるよなぁ、と思ってみたり。しかし、ここでパートナーを和希に選び直す選択が出る事があれですよ。ここで和希を選択すると普通に和希との友情ENDになっちゃうのですが、そりゃないよ、啓太……。
 弓道場での告白シーンに「ここ、弓道場だから! まずいから!」とYさんと2人で突っ込みました。だから、まともな場所でしてあげてください…(涙)。
 前述の通りにラストのシーツ干しシーンが好きです。世話好き篠宮氏にしっかりしようと決意する啓太が可愛いです。啓太が健気だったに尽きる篠宮氏ルートでした。


■七条臣→お次は会計部の胡散臭さ全開の七条氏です。外見がそれ程好みでなかった事から、七条氏ももターゲット外でした。しかし、ここでまさかの伏兵が…! ノーマークだったのに激しく萌えましたよ、奥さん!
 最初の手にキスの登場シーンでちょっといいかも、と思っていたのですが(ここでの和希の台詞に「してくれ! むしろしろ!」と叫んだ私達)、デートのシーンでやられ、屋上の告白で更にやられ、お試し期間で止めを刺されました。「何なんですか! この後半の怒涛の展開は!」「後半、凄いですよね! 怒涛の萌え展開です!」さすがは七条氏、伊達に悪魔の羽根と尻尾はついていません(笑)。
 萌えポイントはまずはあーんしてでしょうか。初デートにしてラブラブです。デートシーンは会計部の子供時代の話が聞けて、スチルもついてくるのでお得です。七条氏の子供時代のエピソードは意外でしたが、納得もしたり。銀髪に関しては「皆、いろんな色してるじゃん!」という突っ込みはなしなんでしょうね(笑)。
 屋上の告白シーンも七条氏らしいです。「絶対に断らせる気はないですよね!」「ええ、1週間で落とす気満々ですよ!」と、確信犯の匂いを嗅ぎ取る私達。そして、また流される啓太(笑)。
 でも、やはり、1番はお試し期間に尽きるでしょう! 1週間の間に何があったのか激しく妄想を掻き立てられる展開です。PC版にお試し期間がないのが本当に勿体なく思ったり。スチルは図書室でPCを後ろから覗き込む啓太に微笑む七条氏やデートシーンも好きなんですが、1番のお気に入りは最後のベッドでパジャマな2人です。
 甘いもの好きな七条氏らしく、後半甘甘なルートでした。そして「まさか、会計部にやられるとは思ってませんでした」「絶対、生徒会だと思ってました」と呟き合う私達←いや、勿論、生徒会も好きですが。会計部は和希とも深く関わってるので、その点でも美味しいです(笑)。


■HEAVEN編→ここでようやく気になっていた???が開いたのでやってみる事に。西園寺氏のヒントも楽しかったんですが和希が出迎えてくれたのが嬉しかったり。シナリオとしては遠藤ルートの補完、和希恋愛ENDのその後の話に当たるのですが、和啓スキーとしてはウハウハなおまけシナリオです。和啓スキーでなければ萌えないかもしれませんが(いや、和希1番人気だから、つまらないって人はあまりいないと思いますけど)、今まで謎だった啓太の転校の経緯や、反理事長派との決着がつくので必見です。
 2人のいちゃつきや啓太のうっかりっぷり(笑)が楽しいですが、理事長和希の理事長っぷりに激しくやられますよ、奥さん! 勿論、普段の同級生モードの和希も大好きなのですが、理事長時の声がまたいいので悶えます(笑)。
 タイトルのヘヴンの意味がここで判ったり。そして、和希の年齢は謎のままに…(笑)。


■滝俊介&海野聡→Yさんに攻略を任せました。以上…って、それではあんまりなので(汗)。結城は主人公受けなので啓太が攻めパターンは無理なのですが、キャラ的には好きです。カプではなくコンビでいくと滝とはいいなぁ、と思ってみたり。そういえば、2年生’sは仲いいですよね。お風呂での会話や、和希を探して彷徨ってる(笑)ときに遭遇する七条氏&滝を見てるとそう思います。
 2人のルートは副理事側の動きが判るので、コンプするためにも見ておいたほうがいいかも。見かけによらず大食いな滝の作るたこ焼きを食べてみたい結城です(笑)。


■岩井卓人→さて、最後のターゲットの岩井氏です。「最後は攻めキャラ(つまり啓太受)で締めなくては!」という理由で最後になった岩井氏ですが、予想に反して泣けるシナリオで良かったですよ、奥さん。ヘヴンで唯一のBADEND保持者の岩井氏ですが、登場が1番遅いのでどうやって仲良くなっていくんだろうと思っていたら……いきなりの手首切りには啓太でなくてもビビりますよ…(汗)。「何でいきなりこんな重い展開なんだー!」とYさんと叫びつつ進めました。
 MVP戦で岩井氏を選び、話を進めていくと、岩井氏の背景が明らかになっていくのですが「これって……啓太の退学勧告云々より、岩井さん物語って言った方が正しいんじゃ……」「確かに篠宮さんのときと同パターンですよね」と言い合う私達。ここでも健気啓太炸裂です。
 公園で泣いている岩井さんを泣きながら抱き締める啓太のシーンがすごく好きです。スチルも凄く綺麗ですし。岩井氏のために奔走する啓太は健気でもあり、強いなぁと感じさせてくれます。部屋で泣きながら岩井氏を説得するシーンはまさにそれなんですが、スチルが出たときに「啓太、腰、細っ!」と画面に突っ込んだYさん。そして「え、突っ込むとこ、そこですか!」と突っ込んだ結城(笑)。確かに啓太の腰は細いですが(笑)。
 スチルは上記の公園でのと、モデルが終了した後、笑う啓太が好きだったり。あのベッドの上で考える啓太のパターンが1枚だけ埋まらなかったのでどこだろうと悩んでいたんですが、ここで埋まって満足(笑)。意外だったのが、名前呼び。まさか、岩井氏が名前で呼んでいいかと聞いてくるとは思いませんでした。予想外の萌えです。
 ラスト、岩井氏が前向きに進んでくれてほっとする私達。その分、BADは哀しいですが。啓太を描いた岩井氏の絵が激しく見たいと思う岩井氏ルートでした。


 以上、攻略感想でした。この後、おまけシナリオもまたあって楽しいです。初めてやったBLゲームが学園ヘヴンで本当に良かったと思います。ヘヴンじゃなければここまでBLゲームにはまってなかったと思われますので。
 結城のBLゲームの基準はヘヴンになっているわけですが、後々、他にもBLゲームをプレイして、ここまでBADENDが少なくて明るいのは珍しいと気づいたり。ハッピーエンド至上主義な結城には合っていたんだと思われます。
 PCを買ってからPC版のヘヴンも入手しましたが、PS2版にはPC版にはないスチルや追加が入ってますので是非ともやって頂きたいです。PS2版の追加にはえらく萌えましたよ、ええ。フルヴォイスですし。ちなみにPC版の感想は特にPS2版感想に追加がないので書きません。
 ヘヴンはBLゲーム初心者に取っ付きやすいと思われるので初めてには最適かと。べタな王道を突き進んでますが(Yさんが「展開が読めますよねー。ネタに昭和の香りがします(笑)」と言っていたのがやけに印象的でした。笑)、そこがヘヴンのいいところだと思います。安心して出来るというか。
 とにかくお薦めです。プレイしてはまってください(笑)。



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