2016年3月12,13日

新穂高~西穂独標(ピストン)


 昨年末に転んで左肩を強打してからやっと痛いなりにも左腕が動かせるようになったんで、やっと、やっと、やっと山へ行くぞと。でも楽をしたい。 そうなればここしかない、そう、新穂高ロープウェイ!でも山梨から車で3時間もかかるので黒百合ヒュッテ-天狗岳とどっちにしようか迷ったけど 天気予報が関東甲信越はいまいちで岐阜は晴れるということでこっちを選んだ。 穂高は岐阜と長野の県境なので微妙なところであったが11日は山梨は雨だったけど新穂高ロープウェイと安房トンネルのライブカメラでは確かに晴れていたので。 また翌週は3連休だったので混雑するだろうと予想し今週行きたいんだあー!と思ったわけ。



 ふだんの行いが良いので快晴!!バスターミナル近くの駐車場は満車で深山荘近くの駐車場へ停める。 ロープウェイには日本語ではない日本人の顔をした人が多かったから中国の方々ばっかりだと思っていたらスマホを覗くとハングルだったので韓国の人だね。 ロープウェイを降りていざ出発。






 西穂山荘までは約1時間半ほど。途中の樹林帯で‐2℃ほどだった。 前回はいつ来たかなと思ったときホームページ上では初めて来た2007年5月テント泊ということになっているが、この後にもう一度来ているはずなのに記録が無い。 たしか平日に来て朝一番のロープウェイに乗るように来た日帰りだったはず。 平日の朝一番のロープウェイに乗りたかったのにバス旅行ツアーらしき団体さんたちのせいで2番便になってしまったことを記憶している。






 もっと雪深い状態を想像していたけどこんな感じだった。シェルターの人がいるよ、寒くないのか?すごいな。このあとツエルトを建てた人もいたよ。すごいな。 日中のテント内は30℃にもなった。暑かった。






 山荘で西穂ラーメン味噌味をいただきました。うまかったです、ほんと。また食べたい。






 昨年秋ヘルメットを買って今回が初使用。 昨年八ヶ岳の真教寺尾根を登った時にヘルメットをかぶっている人が多く「なぜ?」と思ってたらいつのまにかヘルメットをかぶることが推奨されていたと知った。 作業用ヘルメットではいかんせんカッコ悪い。 買ったのはペツルのエリオス。 はっきり言ってこれは作業用ヘルメットと見た目がさほど変わらないと思ったんだけど、私の頭にしっくりきて軽いものはこれしかなかった。 ブラックダイヤモンドのベクターがカッコイイし軽いのでいいなと思ったんだけど。 ということで少しでもカッコよくしたくてステッカーチューン。 一つ問題があって通気口のシャッターが勝手に下りてしまう。 古いモデルはシャッター無しだったらしいけどシャッター無しでいい。シャッターを外そうとしたけど外せなかったんでビニールテープで止めてある。








 夕刻の我がテント。 この夜の最低気温は‐13.8℃、テント内は‐6℃くらいだった。夜中に寝袋が重くなったと実感するほど結露して寒くなった。 口元なんか胃カメラを飲んだ時のよだれを垂らしまくったかのようにびしょびしょ。 以前はゴアテックスのシュラフカバーを使っていたけど、使っても使わなくても寝袋表面の結露や凍結(霜)の程は変わらなかったので使わなくなった。 ツエルトを買う前はツエルト替わりに持ち歩いたりシュラフカバー単体でテント泊したりに使ってたけど不要と思い捨ててしまった。






 日没。晴れていたのにちらちら小雪が降っていたのでその小雪がダイヤモンドダストのように輝いてとてもきれいだった。 後日、西穂山荘のフェイスブックにはこの日の夕日はサンピラーと書いてあった。 縦に延びる夕日が柱(英語で言うピラー)のようというこでしょう。 でもサンピラーが発生するほど気温が低くなかったので珍しい現象とだったと書いてあった。






 一夜明けて独標へ向かう。天気は高曇りで気温-8℃ほど。 丸山までは風が強かったが丸山を過ぎると風が弱くなった。 下山のときも丸山から風が強かった。なんか不思議。 グローブと袖の隙間から風が入ってきて手首が寒かった。 グローブのドローコードを締めると写真を撮るときにグローブが外しづらい。 めんどくさ、って思ってたら丸山より先は風が無かったから快適だった。






 来た道を振り返ると焼岳、霞沢岳、乗鞍岳。写真を撮るためにグローブを外すとめちゃ寒い。 大した技術の無い自分が言うのもなんだけど、レベルの低い人がたくさんいて登山道渋滞発生。 彼ら降りてこられないんですよ。ヘルメットもアイゼンもピッケルも服も靴もうらやましいほどいい物(高いもの)使ってるのに。 初めは「おいおい、マジかよ」と心の中で笑っていたけど、あまりにもひどいので転げ落ちないか心配してしまった。 そんな人たちがいっぱいいた。






 記念撮影! なんかだらしないな、もうちょっと身なりを整えるべきだった。






 おおー、この先にもたくさん登ってるなあ、だった。 写真のように西穂へ向かう人を見るとうらやましい。いつかは自分もと思う。 今の自分にはガイドさんを頼むしか方法がないな。








 で、下山してきて西穂山荘と天場を見下ろす。ロープウェイ駅で帰りにお土産を買い物したけど相変わらずクレジットカードが使えない。現金払い。 外国人観光客も多いはずなのに今どきクレジットカードが使えないなんて不便だし。






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