樋口康雄×上田知華 LAST WORKS

上田知華 40周年記念コンサート
〜All About KARYOBIN〜
with 金子飛鳥ストリングス


・ゲネプロ迫る

知華さま

あさって18日のリハは12時半に入ればよいでしょうか?一箇所だけカルテットの音直しがありますので、やらせてださい。本番もサウンドチェックからつき合わせてください
第一部の音合わせを見させていただいてから、ちょっと出ます。(ファン集い)(笑) その後もどってきます。
そんな感じで参加させていただいてよいですか?

樋口康雄

これは、ゲネプロを2日後に控えた10月16日、樋口さんが知華さんに送ったメール。知華さんは、「ゲネの日は、頭で再確認の時間を取っていますので、変更などもそこでできると思います。12時半、目指して来ていただくのが良いと思います」」と取り急ぎ返信すると、翌日、改めてセットリストを添付したメールを樋口さんに送りました。そのメールには、「本番の日のリハは、体力、集中力、共に温存したいということもあり、自分としては通しはしたくない。しかし、音響は曲の頭と終わりは、一度やっておいた方が良いのでは?というようなことを言っているので、本番リハの内容は流動的。」と書いてありました。

・セットリストが決まらない
添付されていたセットリスト(D案)は、この時点で知華さんが一番良いと思っているセットリストで、ゲネプロでもう一度、通しをして流れを確認したいということでした。スタッフにはC案まで渡してあるということでしたが、さらに修正して、D案は「ひとり季節~」が2部にポツンとあるといったものになっているとのこと。さらに知華さんは、「ピアニッシモ」「オープン・ザ・ウィンドウ」と続くE案も送りました。「D案と大差ないですが、オープン・ザ・ウインドウをこんなに早くやっていいかなあというのが悩むところです。明日、やってみます」と、逡巡していました。

樋口さんは、悩める知華さんに次のような返事を書いて送りました。
「セットリストの感想ですが、あくまで感想なので別に気にしないでくださいね。どちらも7メヌエットから8ステンドグラスの繋がりがちょっと寂しいです。基本、最後の案として、3のオープンと7のメヌエットを入れ替えるのはどうですか。オープンが佳境の場にくるし、ステンドグラスへの繋がりも寂しくないかも。」
そして、このメールが本番前の2人のやりとりの最後となりました。いよいよ翌18日はゲネプロ、3日後の20日には本番が控えています。


to be continued


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