・電話
電話をもらうなら、頭のはっきりしている平日の午後がよいという樋口さんの希望に合わせ、知華さんは8月上旬のある日、楽譜に関する質問をするため、樋口さんに電話をしました。そこで様々な確認や変更、相談が行われたのでしょう。いくつかの修正事項が発生しました。
まず、知華さんが一時は外そうと考えていた「ピアニッシモ」は、Gに移調して演奏することになりました。「ひとり季節にとり残されて」は、曲の最後が16分音符の連打で終わりますが、当時、1拍目の裏から入って全員で演奏すると合わなくて、毎回気持ちが悪かったことを思い出した知華さんは、「いっそ2拍目頭から始めて、2拍目〜3拍目いっぱいの16分8つの方が決めやすいし、カッコいいかと思うのですが…」と樋口さんに変更を提案、樋口さんも「やりやすいようにしましょう。2拍目からというのは嫌いじゃないので、そうしてください」と、その案を了承しました。そして、「もう少し先でよいので、一度、ピアノと歌だけでの練習を見せてもらえますか。そこで決めておけば、カルテットとのリハが上手く運ぶ
と思います」と、知華さんにお願いしました。
加えて、「メヌエット」の一部(score,voice & pino, cello)を訂正したものと「オープン・ザ・ウィンドウ」をDに移調した譜面も、改めて樋口さんによってアップされました。
・新たな相談事
譜面のダウンロードを終えた知華さんは、樋口さんに新たな相談を持ちかけました。1つは「See You Again」のサビ前「こんな気持ち 抱いたまま さよならなんて さよならなんて」のところのピアノの決めを教えてほしいということでした。
これに対して樋口さんは、「多分、こんなことをやっているみたいです」と、スコアを添付しました。
もう1つは「BGM」です。知華さんは、この曲は1曲目に演奏する予定なので、イントロを伸ばすのと同時にエンディングも少し長い方が形になるのではないかと考えていて、「『昼下がりです〜』の後、最初4つはピアノだけでやって、そこをもう一度繰り返す。リピートの際には弦が入って譜面通りに終わる、というのもありかなと。いかがでしょうか?」と自分の考えているプランを伝えたところ、樋口さんも「やってみましょう」と賛同しました。
また、知華さんは、ピアノと歌だけのリハについて、9月に予定している弦とのリハの前にどこかで調整することを約束しました。
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