坂東玉三郎 チャリティーコンサート
思い出のスタンダードと共に

2011/06/07・08


番外編

本当は、まだまだコンサートのことで書きたいことがあったのです。でも、「次」がないとわかった今、もう、それを書く気力はなくなりました。

今回の樋口さんの突然の降板で、私が被った損失は単純計算で約10万円です。不幸中の幸いは、実害が及んだのは私だけだったということ。もし、他の人も巻き込んでいたら…そう考えると、ゾッとします。ファンにとって有益だと思って続けてきたサイトが不利益をもたらすとしたら…このサイトは続けるべきではないのかもしれません。

BLITZのコンサートをどう評価するかは人それぞれだと思います。単純に良かったか悪かったかというのは、極めて、その人の主観的な評価です。具体的に、その人がどんなコンサートを望んだかで、結果は大きく違ってきます。歌や演奏に精度を求める人と、表現志向の人でも評価は違うでしょう。これまでにその人が聴いてきた音楽によっても評価は違ってくるでしょう。私は、このコンサートを2日間、聴くことができて大満足でしたが、それぞれ1日だけでも、十分すぎるほど良いコンサートだったと思っています。

BLITZのコンサートは、おそらく自分にとって、樋口さんの生の音に触れる最後の機会になるだろういう予感はありました。そして、確実にそうなりつつあることを実感しています。しかし、たとえBLITZが最後になったとしても、何事もなければ、このコンサートは、私の中では一生忘れない、楽しい思い出となるはずでした。
八千代座の一件で、楽しかったBLITZのコンサートまで後味の悪いものになってしまったのが、私は何より悲しいです(T_T) 

樋口さんには樋口さんの事情がおありなのだと思います。でも、その陰で泣いているファンがいるということを、どうか忘れないで…。