reikotさんの「聴く会」レポート

2003年3月30日(日)於いて東京国際フォーラム603会議室「樋口康雄を聴く会」…
確かに当日は氏にまつわる秘蔵音源満載!picoの声、樋口サウンドに酔いしれ、業界関係者さえ延髄ものの濃密な半日を過ごしたわけですが、そこには音・映像以外の別の「お宝」が結集し、さながら「樋口康雄ミュージアム」の様相を呈していたのでございます。その一端を思い出せる限りご紹介しましょう。(なにしろ夢中でメモすらとっていない状態なので、間違いがあったらご容赦ください。)

まずはアイドル時代のピコを表す証拠の品々。

●東京は浅草マルベル堂の「ピコプロマイド」5枚組!(by SACHIKOさん)クールなカメラ目線、ちょっと神経質そうな少年は、アイドルというよりアーティストと呼ぶにふさわしい容貌です。 「こんなものをどこで!?」と驚嘆の声が上がりましたが、今でもマルベル堂で入手可能とか。 撮影時は20歳前後とお見受けします。誰がスタイリングしたんだろう。私服なのかな?

●雑誌に掲載されたカラーポートレート、タイトルは「甘えん坊、ピコ」(by reikot)セブンティーンかティーンルックに掲載された1ページグラビアです。ぼんやりと霞んだ背景に顔のアップが浮かび上がり、親指を口元に視線は宙を泳ぎ… ご本人は決して見たくないでしょう。多分高校生時代の写真だと思います。あまりの衝撃に、カメラに収める人続出!

お次はサイン(直筆)編
●トップバッターはサイン帳に記されたシングアウト時代の「Pico、Higuchiyasuo」のサイン(by kemeさん)101の公開録音時に書いてもらったものとか。「当時は私より熱烈なファンがたくさんいたのに…」としみじみ。 サイン帳にはシングアウトの他のメンバーのサインもあり、お宝度◎!

●同じく「Yasuo Higuchi」のサインは、私が1979年のオリエンテーション日本初演時にロビーで見かけた氏を捕まえて、無理にお願いしてパンフレットに書いてもらったもの(by reikot)>コンサートのチケット半券、プログラム等と一緒に回覧されました。 プログラムに一つ開いた画鋲跡に「貼って眺めていたのね」とkemeさん。そ・の・と・お・りっ!

●幕末未来人の手書き楽譜&レター(by ふなふなさん)これはすごい!目もくらむようなお宝です。 picoと隅に印刷されたオリジナルの五線紙に、鉛筆で丁寧な楽譜が書き込まれています。最近発売された「パセリと野の花」のライナーノーツで、石川セリさんが氏の楽譜がきれいだと言っているのを思い出して納得!「普段はファンレターに返事を書かないけど、あなたの手紙の内容は音楽のことだったから…」などとメモが添えられています。こんな素敵なものを当時もらったなんて、ホントに羨ましい〜!!!

さらに、全員にプレゼントチラシ編
●「abc pico first」のCD発売時に作られたA4サイズのチラシ(by SACHIKOさん&reikot) 表はジャケット写真、裏は各方面からの推薦文が掲載されている素敵なチラシ♪ 「こんなものがあったなんて!」とこれまた驚嘆の声が上がりましたが、当時、行さんがいらしたタワーレコード新宿店にはコーナーを作って山積みされていました。SACHIKOさんも私もそこからガバッと取ってきた余分を放出。
●「金子詠美ピアノリサイタル」パンフレット(by 女将さん) これが何故樋口goodsかと言うと、裏表紙全面に「MUSIC FOR ATOM AGE」の広告が!〜金子詠美のために書き下ろされた2つの作品を収録!〜とあります。なるほど! 3月10日に行われたコンサートにいらした女将さんが遠慮がちに報告するには、アンコールでこれらが演奏されたとか。う、う、うらやましいっ!!! 出席者から一斉に羨望のため息が漏れます。 CDでなじんだ曲を生で聴く快感は格別ですものね!女将さんにとってはまたとない思い出の品となったのではないでしょうか。

この他にも氏から直接贈られたabcのサンプルレコード盤とか、図書館で借りてきた「あれはだれ」収録VTRのパッケージなど、まずお目にかかることのできない超レアものが次々と皆さんに回覧されました。
このように音源を盛りたてる秘蔵品に触れ、益々濃くなるhiguchiワールドを満喫したのでありました。
次回シンポジウム(勝手に決めている)においても、今回を凌ぐお宝goodsの集結を期待しています。
私ももう一度秘密のダンボール箱を点検してみようっと。「赤い鳥逃げた?」のポスターなんかが出てこないかな。。。

当日は東京&近郊の方々に加えて、北は仙台から南は福岡まで、名古屋、金沢、新潟と日本各地から樋口ファンが集まったのですが、女将さんの事前の一言が効いたのか皆さん地元銘菓をお土産に持ってきてくださいました。
★仙台名物「揚げ蒲鉾」★金沢の超有名銘菓「柴舟」★名古屋といったら「坂角ゆかり」入りのセット★新潟からは銘酒「八海山の酒ケーキ」他にも九州のお土産でラズベリー味のおいしいケーキをいただいたし、そうだ、東京名物(?)リーフパイもあった。会場で切り分けていただいたチーズケーキもとてもおいしかったです。 みなさん、本当にごちそうさまでした。

当日は思いがけず樋口さんからケーキをいただいたので、配られたお土産は持ち帰り あの日を思い出しながらしみじみといただきました。次回は樋口さんからのおごりのお礼として(またもらえるものと思っている)詰め合わせにして差し上げましょうね♪