今年に入ってから、CD、アナログ版の発売や雑誌での特集、そしてこの掲示板の開設と毎日新鮮な樋口情報に触れることができ、まさにPICO漬の幸せな日々でした。 みなさんありがとうございます。 私にとっての「この一曲」はやはり「あのとき」です。 アルバムPICOファーストでは「I LOVE YOU」が最も注目されていますが、 やはりタイトル曲である「あのとき」が彼の代表作だと思います。 発表当時は高校一年生でした。 4人組のフォークグループでボーカルをしていたのですが、 樋口作品をコピーして学校のステージで歌ったものです。 「あのとき」は私たちのテーマ曲でした。 ステージ用の振り付けもあったんですよ。 無謀にもPICOにも聴いてもらおうと、体育館で録音したことがあります。 (実際には送りませんでしたが) もうひとつ、インストルメンタルなら「赤い鳥逃げた?のメインテーマ」! 短い作品ですが、曲を聴くだけでタイトル文字が浮かび上がり、 登場人物の横顔や映画のワンシーンが次々にレイアウトされる映像が 目に浮かびます。 (実際の映画作品ではそのような使われ方はしていませんが) いつ聴いてもドキドキするカッコよさがある大好きな曲です。 樋口さんへ 樋口さんの作品は、他の作曲家、ミュージシャンが作るものとは 全く次元が異なる「天才が作った空からの贈り物」と感じています。 そのメロディにはうっとりとさせられ、耳とハートがとりこになり、 何度聴いてもこの感動が褪せることがありません。 若い頃にお好きだった言葉が「ALL YOU NEED IS LOVE」だったように 記憶しているのですが、愛する気持ちが自然と心に溢れてくるような 作品を書いてください。 娘が1/29に生まれたのですが、樋口さんの子供時代と同じようにクラシック音楽を、そして樋口作品を聞かせています。 いつか家族で樋口作品を合奏する日が来るのを楽しみにしています。
アビー道路さま ありがとうございます。すこし安心しました。(笑) 「大野方栄」は、ヤフーオークションに出てきていたのを見たのです。 私もときどき利用してますが、最近、樋口さんの珍しい品は、高くて全然手が出せません。 「ABC」LP(ふるい方)50000円とか、「赤い鳥逃げた」15000円とか・・・ まあ、知られていなかった時代のことを考えると、この「樋口康雄バブル」も、よろこばしい現象といえるのかも、ですが。(笑) だから、レコード会社の方、はやくCDにしてくださいね。売れるから。(笑)
すいませんね。 これ、まだディスコグラフィーに追加してませんでした(^^; 大野方栄さんは私と同い年ですから、もうかなりの年ですね(爆) 大野さんは高校時代にコンテストで入賞、大学在学中から主にレコードの バックコーラスシンガー、CM歌手として活躍されたかたです。 はっきりとはわかりませんが、現在も地味ながら音楽活動を続けておられる ようです。 幼児系とでもいうか、かなり個性的な声の持ち主で、紙おむつの「ムーニー ちゃん」のCMなど、おそらくどなたもその声には聞き覚えがあるのでは ないかと思います。 「人魚とサファイア」は書き下ろしには違いないのですが、"くるみわり人形” のなかの「あし笛の踊り」がベースになっており、エンディング部分には 「花のワルツ」が引用されています。 ちょうど「悲愴第三楽章」をベースにした上田知華+KARYOBINの「BGM」 あたりを思い浮かべていただければいいと思います。 しかし、私が思うに、この曲のもうひとつの聴きどころは当時発売された ばかりのYAMAHA DX−7を彼自身が演奏しているところにあるのではないか と思います。 ご存知とは思いますが、DX−7はヤマハが誇る初のFM音源という画期的な デジタル音源を搭載したシンセサイザーとして、あまりにも有名です。
よーく見たら、ムーンライダースのアルバムにバッキングヴォ−カルで参加していました。スタジオミュージシャンで、歌手なのでしょうね。まさか、大野雄二氏の娘とか? 「人魚とサファイア」……アルバムのラストナンバーのようですね。ということは「イイ曲」なんじゃないかと思ったりもします。 桐秋さんの先日の文章は、どう読んでも「演出家が」「監督が」がにしか読めないと思いますのでご安心を。
「大野方栄」知りませんでした。 調べてみましたが、鈴木慶一などの名前とよく並んで出ていますね。 どうも<ジャズ>ではないようで……もっと調べたら<コマーシャルソング>の歌い手のようです。 それにしても出てくるものですね。 桐秋さんもどうやってこんな情報仕入れられたのですか? 敬服。 このぶんでは、樋口作品はまだ眠っていそうですね。
「最後のひとこと」の前に、ちょっと。 前回かいた分で、ちょっと言葉がたりなかった部分があったので、補足します。(スミマセン) 「樋口さんの場合も、こういう音楽の使い方をしてくれればいいのに・・」という文の、主語は、もちろん、「ドラマの演出家、あるいは監督が」です。 (樋口さんの音楽を使う場合に、すぐれた監督がうまく音楽を使用するようなやりかたで、演出の方は、音楽を使ってほしい、という意味なのです。) 主語は「樋口さん」では、決して、ありません。 (あとで見て、ちょっとヒヤッとしました) でも、ついでだから、もうひとつ、演出家の方におねがいしてしまうなら・・・ やはり、樋口さんの乗れるような、面白いドラマにしてほしい、ということ。 (「三男三女婿一匹」は、見ていませんが、おもしろそうな感じですね。) 樋口さんのお書きになられるBGMは、どれも非常に質が高いのだけれど、 やはりドラマの内容によって、あ、これは、樋口さん、乗ってないな、とか思う場合もあるのです。 (とくにドラマの内容が非常に陳腐だったりした場合、かな?同じ曲の繰り返しが多くなったり・・) 音楽の質の高さがかえって、ドラマと合わなかったりする、という場合もあるし・・・ そういうドラマを数多く見てきて、せっかく最高の作曲家を使っているのに、もったいない!とよく感じていました。 (うーん、わたしの感じ方は本末転倒で、まちがっているでしょうか・・・) 「どっきり天馬先生」という石立鉄男主演のコメディーは、やはり普段は、どっちかというと、安直そのもののドラマだったのですが、 このシリーズで、ただ一回、「あっ、これは、音楽の気合の入りかたが違う!」と思った回があったのです。 その回だけ、コメディータッチではなく、「あるとき、ふらりと街にやってきたホームレスの子供が、つぎつぎと、ふしぎな能力で奇跡をおこしていく・・・」 という、シリアス・ファンタジーといった感じの話でした。 このときの音楽は、同じ曲の使いまわしもなく、一曲一曲すごく密度と迫力のあるものでした。 「ああ、やっぱり、樋口さんもドラマにのめりこむと、書く曲も、ちがってくるんだなあ」と感じ、 「樋口さんがどんどんいいドラマとめぐり合って、どんどんいい曲が生まれるといいのに」と思ったものです。 あと補足の補足ですが、(最近ネットで知ったのですけど)大野方栄というジャズ歌手のお方の 「MASAE A LA MODE」というアルバムに、樋口さんの書き下ろしで「人魚とサファイア」という曲が 収録されているそうです。83年のものだとか。
当初の予定通り、明日3/31をもって当掲示板は閉鎖とさせていただきます。 短い間でしたが、予想を上回る方々に参加していただくことができ、興味 深いご意見や貴重な情報をいただいたこと、本当に感謝しています。 また、メールをくださったかたへもこの場を借りてお礼申し上げます。 まだまだ語り足らないとは思いますが、各自、樋口音楽のさらなる探求と 布教に励んでいただき(笑)、次にみなさんとお目にかかる機会には、より 一層話題を深めていけたらと思います。 それでは書き残したことがあるかたはお早めに。 そして、最後にあなたにとっての「この1曲」と、もしかすると見てくれて いるかもしれない樋口氏に一言メッセージをお願いします。
ジョージ ロイ ヒルは、音楽の大学を出ているんですよ、確か。 「スローター ハウス5」ではグ−ルドを使用し、 「ガ−プの世界」では主題歌としてビートルズを使っています。 私見では「ガ−プ」はロイ ヒルの最高傑作だけにとどまらず、長いアメリカ映画史において,記憶されるべき名作だと思います。 まだご覧になっていませんでしたら、ぜひ、 樋口氏はもちろんのこと、やはりどんな分野の音楽家もビートルズには何らかの影響を受けていると思います。そうでない人も中にはいるでしょうが…… また、その良さに目覚めたならば、 そこからまた枝が伸びて、自然とポップミュージックの世界が広がって行くと思います。 >いろんなアイデアを出したりする仕事 最近では(聴くのが遅かったので最近な訳です)、 ぼくは、しらさやえみさんの「Precious Day」に樋口氏のその思いをみました。いや、益田宏美さんのもそうでしたね、
ふなふなさん、ありがとうございました!! 「東京の屋根」は「三男三女婿一匹」の主題歌だったんですね。 私もぜんぜんわかりませんけど、なんか妙に納得しました。 いえ、小林孝司さんというかたを全然知らなかったもので「なんでまた この人の歌を?」と思っていたもので。 そういえばピコが音楽を担当した「私はルビイ」という青年座の舞台を見に 行ったことがありますが、その時の主演が西田敏行さんでした。 ピコの音楽を聞きたくて行った舞台だったんですが、それ以上に西田さんの 歌が記憶に残りました。「もしもピアノが弾けたなら」がヒットする前で、 彼が歌の歌える人だということすら知らなかった私は、至近の舞台で歌って いたこともあって、その歌のうまさにかなり衝撃を受けたんでした。 再販されたLP、ようやく私も今日手にすることができました。 やはり30センチの大きなジャケットはCDにはない魅力がありますね(笑) オリジナルは見開きのジャケットでしたが、残念ながらこれはシングル ジャケット。内ジャケの写真がインナー・スリープとして封入されて います。これは本来、DJさん向けの仕様ということなんでしょうが、 久々に新品のアナログ盤を手にいれて、ちょっぴり感激です。 HIRUTANさん、マギーメイの情報ありがとうございます。 これは全く知りませんでした。 マギーメイというのは、フォーク全盛の頃に活躍していた、私が知ってる マギーメイかなぁ?もし、曲のタイトルなどおわかりになるようでしたら ぜひまた教えてください。 平尾昌晃さんのお名前が出てきたのは、私もちょっと「えっ?」でした。 平尾さんといえば「うそ」とか「よこはま・たそがれ」とか「私の城下町」 とか、なんか演歌な雰囲気があったので(笑)。 それとも「愛するってこわい」(じゅんとネネ)あたりなのかしら。 うーん、私もしりたーい!
「三男三女婿一匹」・・これも、タイトルのみしか知らず、気になっていた 一品です。ご覧になられた方々がうらやましいです。・・ (それにしてもふなふなさまの表現の力はすごいです) アビー道路さま いろいろ教えていただいてありがとうございます。 まずはビートルズですね。そういえば、樋口さんも、デビューのころは「外国の アーチストは、ビートルズくらいしか知らなかった」と、おっしゃってましたし・・・ (いま、そのインタビューを確認のために読み返したのですが、「若くて優秀な アーチストで、だけど音楽的にはまだまだ、という人の助けをしてあげる仕事・・編曲とか、いろんなアイデアを出したりする仕事」を最初からやりたかった、と ありました。読んだ当時は気付きませんでしたが、これが、のちの上田知華や アンナバナナにつながっていくのだなあ、とあらためて、思いました。) あ、それと、わたしが益田宏美の話であげていた「子守唄」は、正しいタイトルは 「おやすみ」でした。タイトル間違えてました。スミマセン。 バカラック良いですね。この人の映画音楽、大好きでした。 「カジノ・ロワイヤル」「明日に向かって撃て」など、監督の、音楽の使い方も 良かった。 樋口さんの場合も、こういう音楽の使い方をしてくれればなあ、・・とも思います。 すごく生きるのに。 (予断ながら、樋口さんのBGM音楽は、流行りの言葉をつかうなら、癒し系、と いった感じの側面があると思うのです。普通のドラマに使う場合は、演出家が、 ポイントを読んで、押さえた上で使わないと、かえって、ドラマのテンポに 合わず、生きない場合もある・・・と。 そういう演出家になかなか出会えないでいたとすると、 これも不運のひとつだったのでは・・・とも思って。単なるわたしの思い込み かもしれませんが) あ、そうだ、これも樋口さんでは?と思われるCMがもうひとつあります。 パイロットのCMで、「ゲルインキ・シリーズ」と、「ノック式万年筆」というもの。 パイロットは、「Nステ」で、よく、クレイ・アニメのCMを流していますが、 それではありません。(毎度のこと、証拠があるわけではありませんが)(笑)