ミツコさんの「サーカス物語」レポート

ピエロのジョジョが語るサーカス一座の夢物語。
オープニングのバッハインベンションから一気に舞台に引き込まれました。

知恵遅れの少女と王女を違和感なく演じたエリは、とてもチャーミングでした。
カロファインが連れてきた王子の姿に恋をして探しに行く姿が輝いて見えました。
サーカスの存続の為に弱者を捨てるか助けて共存するか?現代にも通じる苦悩だと思います。
アングラマインの姿に惑わされて自分の国を奪われてしまう王子、クモの巣に絡めとられて窮地に陥るもエリの持っていた宝物の力で助かるなど、おとぎ話になりそうな展開を樋口さんの音楽の力で暗く、甘くもなりすぎずに少女エリとピエロのジョジョを中心にリズミカルに表現されていると思いました。

鏡から次々現れるキャストの動きが夢と現実をスピーディーに繋いでいると思いました。
ミヒャエルエンデの原作も読んでみたいです。

私が樋口さんの舞台音楽に触れたのは、昨年の「明日」が最初でした。
ミュージカルも詳しくありませんが、音楽が観客に与えるパワーは凄いなと感じています。
これからも聴いてゆきたいです!