おうめさんの「聴く会」レポ


■【ドキドキ】
あっと驚くような企画や、よくこんなのみつけましたねーな無料素材など
marionetさんのWEB世界はいつも私の憧れであり、お手本です。
「聴く会」というのも、すばらしいコンセプトで、
いつかお仲間に入れていただきたい、とずっと思ってました。
私の場合、今回ぜひとも、と思った直接のきっかけは
「勤めていた会社のCMをみつけて、聴く会の手土産にしたい!」という野望を
持ったことでした。ご縁があって、ちょうど私が勤めていた時期に
樋口康雄さんがCMを手がけていらっしゃったことを知り、胸が躍りました。
「赤い糸」を感じてしまいました!(注:marionetさんと)←一応書いとく
幸か不幸か、私は入社直後からとても忙しく、テレビ、ましてCMを見る時間は
ほとんどなかったことがかえすがえすも残念です。
観ていれば、必ず記憶に残ると思うので・・・
樋口さんの音楽は、そういうものだと思います。
石川セリも、大橋純子も、つぶやき岩も、ルックチョコレートも
全部ある特別の感慨をもって思い出せるのですから。

ちなみに、その会社では、自社提供番組が放送される前に
社内に回章がまわりますし、フロアの入り口にも張り紙がされました。
それによれば、多くは巨人戦のナイター中継のスポンサーになっていました。
野球がお好きな方は、野球中継の合間に、
いい音楽を使ったTという繊維会社のCMの見たというご記憶がもしあったら、
そしてそれが1983年頃だったらそれこそが樋口さんの作品です。
さぁ、思い出してみてください。
当時は、新事業の開発がとても盛んで、航空宇宙産業への参入など
バブルの入口の、とてもいい時代でした。
それゆえ、予算もいっぱいあって、樋口さんに白羽の矢がたったのだと思います。

そんなことで、いろいろドキドキの、きっかけでした。

【ニコニコ】
一歩遅れて到着しました、ごめんなさい。
気さくなマダムに、温かくお迎えいただきまして感激しました。
樋口さんファンの皆様には「実家」みたいなお店なんですね。
初めてお目にかからせていただいたえりさん、JUNKOさん
桐秋さん(ずっと「とーしゅーさん」だとおもってましたっ!)
そしてご遠方からの妹さん=切さん、からも、お声をかけていただき
とても嬉しかったです。ありがとうございました。
思えば一年振りにお目にかかったmarionetさん、
すっごくお久しぶりだった(5年振り!)のreikotさん、ぽーれんさん、まーくん、
ますますお元気そうでなによりでした。

marionetさんの手作りながら、印刷物のような立派なプログラムに感激しながら
お店秘蔵の超貴重音源から聞かせていただきました。
樋口さんファンのみなさまの何がうらやましいって、
樋口さんが指揮をなさるステージをたくさんご覧になっていることです。
いい音楽は、CDでもレコードでも生きているのですが、
やっぱり、そこに産みの親がいる音楽を生で聴く以上の歓びはないでしょうね。

ひとつ、びっくりしたのは
樋口さんの曲を、飲み食いしながら、おしゃべりしながら聴いていいのでしょうかっ!
ということです(笑)
こんないい曲をBGMのようにしてしまって、ばちが当たらないかしら、という感じでした。
でもみなさんのお話も聴きたいし、時間に限りがありますからしかたがありませんね。
どうか道行く私の上になにも落っこちてきませんように……。

「フェイム」コンサートは、とても聴き易く、
化粧品会社主催のコンサートということで、お客さんをよく考えていらっしゃると
感心しました。この時代はどこも景気がよくて、こういう「冠コンサート」が
たくさん行われていたのですね。
芍薬トリオは、そのネーミングにぶっとびました。
このあたりで、10年早い、とか天才ゆえの哀しさとか
好みのフレーズがいろいろ出まして、心地よかったです。

どの曲も演奏も素晴らしかったと思います。
たった一回聞いただけでは、ぜんっぜん語れません。
しかし、「もっと聴きたい」と思う音楽が本当に少ない昨今、
非常にレベルの高い空間にいさせていただいたものだと思います。
追々、聴かせていただきたいと思います。

一番印象に残ったのはKOMAです。
素敵な曲をすばらしい演奏で聴かせていただき、感動しました。
また聴きたい。
これも、CDとは違う音源だそうで…
ヴァイオリンって、ピンキリですよね。
お客さんの部から無責任にいいますが、いい音色とそうでないものと
まあ、ピアノやその他の楽器もそうですが…。
私は美しいヴァイオリンの音色、大好きです。

私から見ると、樋口さんの作品のCD復刻の勢いはものすごくて
とても羨ましく思ったものですが
それでも、ファンというのは貪欲で
これもあれも、CDにしてほしい、これを生で聴きたい
あーしてほしい、こーしてほしい、賑やかでした。
あんたたちぜいたくよっ!とも言えず、しかし心から共感いたしました。
ファンとは貪欲でなければなりません。

T社の知人のご好意で頂いた音源も聴かせていただきましたが
先にお聴きになったmarionetさんがおっしゃるように
どうも違うンじゃないかな…という感じでした。
樋口さんの曲だったら、全員がそこにカタマルような、なにかがあるはずです。
とても残念。
しかし、幸いなことに、音源はすべて、会社に保管してあるそうです。
嫌いな言葉、埋もれた名曲、隠れた名作。
いいものは、ちゃんと甦らせていただきたい。
どうぞよろしくお願いいたします。
腰掛け元女子社員など無力ですが、知り合いはたくさんいます。
協力は惜しみません。

せっかく少し学習したので、ひとこと。
今流れているCMの中で樋口さんの曲じゃないかしら?と思うのが二つあります。
あたってたらほめてください。全然違ってもいじめないでね。
公文式と、なんとかハウスのお菓子の家編です。
どっかにすでにデータがあっても、怒らないでね>管理人さん

【くよくよ】
マダムのお料理、どれもおいしかったですね。
珍しいビールも大変おいしゅうございました!
食べ物の恨みはこわいので、あやまっておきます。
明太子クリームスパゲティを、こっちのテーブルだけで独占してごめんなさい。
あとで同じものが出て来るかと思ったんですー
あれはおいしかったですよ、ぜひ今度また頂きたいです。

marionetさんから「せっかくなので東海林先生の音源持ってきてください」
とおっしゃっていただき、張り切りました。
伺えばテーマは「純音楽」
「純音楽ってなんですか?」って質問してしまいました。
「クラシックです」というお答。
はて?
ほんとは、クラシックって、作家の没後30年だか50年だか
経ったものを言うそうですが(笑)
東海林先生は「音楽にジャンルはない」というお考えのもと
さまざまな音楽を作っていらっしゃいますし
「もはやクラシック」と評された作品もあるのですが
協奏曲や交響曲はありません。
逆にいうと、樋口さんがこれほど協奏曲や室内楽曲をつくられていることを
再認識させていただきました。
もっと液晶に穴のあくほど、1/1000000000000ismさんを見なくてはいけませんね
反省点。

命がけで大好きな曲を音楽好きな人に紹介する時って、緊張しませんか?
音楽にはふたとおりあって、
「ひと耳ボレ」の音楽と、「じわじわ→一生感動」の音楽があると思います。
もちろん、「ひと耳ボレ→一生宝物」も、あります。
恋愛と一緒です。(多分)

そういう意味で、東海林先生の作曲、指揮の管弦楽の作品から
比較的軽やかなものをお持ちしました。
しかし、もっと重くてもよかったな、とずっとくよくよしています。
会費少し割り引きしますので、機会がありましたら
私どもの鑑賞会にも皆様お越しくださいませ。
親善大使の役目を果たせたかどうか、いまだに不安です。
あぁ、あれにすればよかった、これにすればよかった、くよくよくよくよ…。

しかし、「聴く耳」をお持ちの皆様にお聴きいただいたことは
とても嬉しかったです。
どうもありがとうございました。


【さらなる夢】
大好きな音楽家と同じ国、同じ時代に生れた幸せは
何物にも換え難いですよね。
みなさんのお話は、ひとつひとつ、全部共感できるものでした。
スケートや、新体操、あるいはシンクロ
そういうのじゃなくって、こういう音楽を使えばいいのに!
そんなことをいつもいつも思いますよね。
私がステージ101のファンサイトにお邪魔して
その管理人さんのmarionetさんにお会いしたのは
前世紀のことですが
それからずいぶん、世の中がよくなったと思います。
この調子で、きっと、どんどんよくなるでしょう。
もちろん、音楽的に!
これからの樋口さんのご活躍がとても楽しみです。
最後に聴かせていただいた「上田知華+KARYOBIN」の
Hand in hand は、とても好きになりました
そしたら、これはなんですか、デモ音源なんですね?
稀少なものがCDになっているのですねえ
ほらやっぱり、うらやましい。

これからも贅沢言わずに貪欲に、ファン道を突き進みましょう。

最後になりましたがご参加の皆様,本当にありがとうございました。
marionetさん(感謝永遠に。機械の不調などケセラセラ)
桐秋さん(穏やかな情熱オーラに感動しました)
切さん(ご遠方からのご参加、お会いできうれしかったです)
えりさん(もっとお話したかった〜ぜひまた今度!)
JUNKOさん(同じく。またお話させてください。名前について、3時間ほどetc)
reikotさん(S社に期待します。応援します!)
SACHIKOさん(チェリービールありがとう!あれ気に入りました)
ぽーれんさん(スリムに、さらに美しくなられ見違えました。いつも嫁の鏡。)
guさん(三原堂のおせんべありがとうございました!)
まーくん(初参加同士、心強かったです、ありがとう!)
(順不同)

これからもよろしくお願いいたします。
 
おうめ