昭和30年9月、子どもたちの1円献金とおとうさん、おかあさんたち市民の愛情の集積により、小さな宮大路動物園が宇部市内に誕生しました。
そして自然環境の保全、乱開発の防止など、その果す役割が再認識された都市づくりの中で、常盤湖へ昭和32年、
オランダとドイツから50羽の白鳥が輸入放養され、一躍「白鳥の湖」としてクローズアップきれました。
周囲12km、水面積約100ha、水辺の松の緑が映える美しい湖をもつ常盤公園に昭和39年、この動物園は移設をいたしました。
飼育動物は、サギの仲間や冬季北国から訪れる2,000羽以上の鴨や水鳥たちが群がる湖に放養された400羽以上のハクチョウや大空を翔くペリカンの編隊飛行、
空から幼稚園などへ通園する「カッタ君」「ブンちゃん」「ヤナちゃん」など子どもたちとのふれあいを通じて、興味や好奇心をそそり、夢を育むものと思います。
又、オシドリやカモ、ガンの仲間やフラミンゴ、ツルたちとボンネットモンキーをはじめとする10種90頭のサルの仲間など、毎年可愛いい子どもを育て人気を集めています。
そして、繁殖したハクチョウや猿の子どもたちは、北海道から沖縄までの国内はもとより、アメリカ、中国、ミャンマーなど海外の国々にまで動物親善交歓使節として贈られました。
明るい話題を提供し、そして国境をこえておたがいの幸せを願う気持をつぎの世代の青少年の心の中に育てています。
このように、数多くの野鳥たちが遊ぶ自然の一風景として、水鳥を中心に、訪れる人々が湖の散策道散策を終日ゆっくりと楽しんでいただくようユニークな展開充実を進めています。
『宇部市ホームページより』
2011年2月9日、山口県宇部市の常盤公園で死んだコクチョウ1羽から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5型)が検出され11日、
ハクチョウ322羽、ガン14羽、ペリカン2羽が殺処分されました。
私が物心ついたとき、子供を連れて遊びに行ったとき、いつもハクチョウに癒されていました。その常盤公園のシンボルでもあるハクチョウがいなくなってしまいました。
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