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陶淵明




            陶 淵 明




 ・◇・ 【 和田耕作による 陶淵明 関連論考の ご案内 】 ・◇・・・ 「 陶淵明 と 安藤昌益――「真」と「直耕」の思想 」 


                         ➡➡ 和田耕作 著 『 安藤昌益 と 三浦梅園 』 ( 1992、甲陽書房刊 ) 所収。




   ・・・ 「 陶 靖 節 集 」 ・・・ 


                   ・・・・・・・・・ ( 和田耕作 = 訳・注 )





 ・ 【001】 ・・・ 〔 『陶淵明全集』より 〕

 ・ 〔 2021.1.24 〕

 



       商歌非吾事      商歌は 吾が事に非ず、

       依依在耦耕      依依として 耦耕に在り。

       投冠旋舊墟      冠を投じて 旧墟に旋(かえ)り、

       不為好爵縈      好爵の為に 縈(とらわ)れず。

       養真衡茅下      真 を 衡茅の下に 養いて、

       庶以善自名      庶(ねがわ)くは 善を以て 自ら名づけられんことを。


                            ・「真」は、陶淵明の詩における最重要の キーワードである。

                            ・衡茅(こうぼう)=あばら家のこと。

         ・〔底本=『陶淵明全集』、文政十三年、刊本、和田文庫蔵本。〕、(巻三=三~四丁、「辛丑ノ歳七月・・・」より)

         ・〔参考文献=『陶淵明全集』、岩波文庫〕