std
61
陶淵明
陶 淵 明
・◇・ 【 和田耕作による 陶淵明 関連論考の ご案内 】 ・◇・・・ 「 陶淵明 と 安藤昌益――「真」と「直耕」の思想 」
➡➡ 和田耕作 著 『 安藤昌益 と 三浦梅園 』 ( 1992、甲陽書房刊 ) 所収。
・・・ 「 陶 靖 節 集 」 ・・・
・・・・・・・・・ ( 和田耕作 = 訳・注 )
・ 【001】 ・・・ 〔 『陶淵明全集』より 〕
・ 〔 2021.1.24 〕
商歌非吾事 商歌は 吾が事に非ず、
依依在耦耕 依依として 耦耕に在り。
投冠旋舊墟 冠を投じて 旧墟に旋(かえ)り、
不為好爵縈 好爵の為に 縈(とらわ)れず。
養真衡茅下 真 を 衡茅の下に 養いて、
庶以善自名 庶(ねがわ)くは 善を以て 自ら名づけられんことを。
・「真」は、陶淵明の詩における最重要の キーワードである。
・衡茅(こうぼう)=あばら家のこと。
・〔底本=『陶淵明全集』、文政十三年、刊本、和田文庫蔵本。〕、(巻三=三~四丁、「辛丑ノ歳七月・・・」より)
・〔参考文献=『陶淵明全集』、岩波文庫〕