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・ 《 自己案内の弁 》 ・
「自然亭 一平」 師匠の面前にて、かの「立川談志」 師匠以上の
過激なる政治批判を御披瀝いたしましたるところ、 「黙れ」
「黙れ」 と諌められし者ゆえ、「自然亭 黙人」 と号したる次第
なりけり。 「過激たり」 とは申せども、大先輩たる かの
「快楽亭ブラック」 師匠のように、弾丸のごとく放送禁止用語を
連発するほどのことではないものと 思案いたしておりまする
次第なり。
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・ 黙人師匠 の 「時事放言」 ・
――(その1)――
・ 「コロナ対策の失敗について」・
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自然亭 黙人
・本日は お忙しいところ恐縮ですが 「黙人師匠」に 最近の時事
問題について 大いに語って ほしいのですが・・。
・黙人師匠:
・いやいや コロナ禍で暇なのです。「笑笑点」の「ゴク楽師匠」と
同じで、今日も仕事がまったくありません。「談志師匠」なき今、
政治批評を展開できる人がめっきり少ないとのことですな・・。
なるほど、なるほど・・。
・マイ朝新聞記者:
・今や、政府はテレビのコメンテーターの発言までもチェックして
いるようなのです。あの「グッとモーニング」のトネ川氏の発言
までもチェックしているようで・・。
・黙人師匠:
・ふむふむ。ワシはKチャンネルの「グッとモーニング」ばかり
見ているのだが、あのコメンテーター・トネ川氏の発言には、賛成
できるところが多いのです。彼のコロナ問題でのいろいろな提言
には、そこいらの専門家の話よりも よいものが沢山ありますな。
・マイ朝新聞記者:
・今や、コロナ患者は 全国で 一日2万人を超えています。
・黙人師匠:
・専門家といえば、「グッとモーニング」の常連のお母さん、いや
ウエダ野州大学教授の提言が大いに参考になりましたね。彼女は、
今日の非常事態をもう一年も前に予言していたのですから・・。
その教授の発言も政府がチェックしていたということだが、何の
ためにチェックしていたのか疑問ですな・・。
・現在の状況は 明らかに「スカズミ内閣」の失策ですな。
・マイ朝新聞記者:
・ついに、「スカズミ内閣」の支持率が30パーセントをきりました。
・黙人師匠:
・国民の意見、世論をゼンブ 無視している内閣ですから当然でし
ょうね。
・非常事態宣言は、すぐさま全国に出すべきです。どれもこれも
緊急事態というのにスピード感がまったくありませんね・・。
・これでは、国民の支持が得られないのは当たり前です。
・マイ朝新聞記者:
・ワクチン接種も、高齢者 以後 ほとんど停滞している模様であ
ります。
・黙人師匠:
・政府はコロナを甘く見ているね。国内のワクチン開発の現状は、
どうなのですか・・。
・こちらも、いろいろな問題がありまして ずいぶんと遅れております。
・黙人師匠:
・政府はオリンピックが、感染拡大の原因でないと言っているが、
果たして そうでしょうか。
・オリンピックで国民の危機感が薄らいでいるのは確かだと思うね。
・この状態の中でパラリンピックを強行するのは いかがなものか。
・そもそもオリンピックが 8月にしか開催できないことが大問題
なのです。アメリカのテレビ局の放送時間に合わせて開催すると
いうのも本末転倒ですな・・。
・これ以上 語ると またまた あの頑固一徹な「一平師匠」に
おしかりを 受けそうなので、本日は このへんで ご勘弁を・・・。
・マイ朝新聞記者:
・本日は、誠にありがとうございました。またの機会を楽しみにしてお
ります。
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〔 2021年8月15日、自然亭黙人(C)
無断転載厳禁、PHNの会 〕
・◇・【000】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〔2021.1.20〕・・
・少年A: あ、あれは、正義の味方 「月光仮面」だ!。
・少年B(発明家): ちがうよ ちがうよ、あれは 僕らの「黙人」
先生だよ。「黙人」先生は、江戸時代の哲学者で科学者でも
ある三浦梅園という人を研究している人なんだ。
あのバイクは、EVバイクで音がしないので、すぐにわかるんだ。
・少年A: なるほどね。確かに静かでぜんぜん音がしていないね。
・少年B(発明家): でも、「黙人」先生は、日本のEVバイクは、
「まだ まだ ダメだ」 と不満なんだ。
ぼくは、「黙人」先生から世界一のEVバイクを発明するように
言われているんだ。ぼくは、きっと きっと 世界一のEVバイク
を造ってみせるって「黙人」先生と約束したんだ。
・少年A: それは すごいなあー。君なら きっと きっと できるよ。
・少年B(発明家): ぼくは、第二の「本田宗一郎」になるんだ。
・少年A: そうだ、そうだ。 これからは、ぼくらの時代なんだ。
僕もAIの技術者を目指して頑張るよ。僕は、ソフトの世界で、
君はハードの世界で、ともに 世界一を めざそうよ。
・〔今日もまた、ふたりの少年が歩いている 通学路 近くの 県道を、
「黙人」先生が EVバイクで 静かに 通り過ぎていくのであった。〕
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【000】・◇・
・◇・【001】・・・・・・・・・・・・・・・・・・〔2021.1.20〕・・
・「非政治的人間の考察」 は、言うまでもなく トーマス・マン
(1875-1955)の 名著のタイトルである。
・私は、永年、トーマス・マンを自分自身の「世界への窓」として、
位置づけてきた。主に、日本の歴史的書物の中に沈潜している
私にとっては、「世界への窓」がどうしても必要なのであった。
・トーマス・マンから、「西洋の文化と精神」を学び、 さらには
世界的視野から「現代の文明と社会」の行方を探るための よすが
としてきた。
・現代世界は、同時進行的に動いている。この時代にあって、われ
われは、何事も「世界的な視野」を持って、考察することが求めら
れていることは 言うまでもない。この「小さな窓」から世界を見つ
めつつ、さらに「広大なる世界」から「日本」を逆照射してゆこう。
・本日(2021年1月20日)、アメリカではバイデン新大統領が誕生
した。トランプ大統領の「自国第一主義」から、国際社会との協調
を目指しているという この政権に、私は少しでも期待をしたい。
しかし、その前途はなおも 多難であることは間違いないであろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【001】・◇・