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断想集
「 天 災 」
Catastrophe naturelle
「天災は 忘れたころに やって来る」 という格言は、
今日では もはや 通用しなくなってしまった。
地球上の気象現象は、人類文明の多大なる影響を受けて
大きく変貌してしまった。
したがって 今日の 自然災害の多くは
「天災」と言うべきではなく
「人災」と言うべきであろう。
「あと 数十年で 北極の氷は すべて氷解する」と言われている。
今 われらは 何をなすべきか。
何を見つめ 何を創造していくべきなのか。
この人類文明と地球環境との
真に豊かなる共存は はたして 実現可能なのか。
2018年7月 「西日本豪雨」災害に遭遇した われらは
今後 「天災は いつでも やって来る」 という
新たな格言を 座右の銘として 生きてゆかねばならない。
〔2018.7.24、和田耕作(C)、無断転載厳禁〕