Yoichi J. Takahashi, PhD.

アメリカン エキスプレス カード

私の経験上ですが、皆さんの為に少しでも役に立てばと思い勇気を出して本音と事実勃発した話しを致します。

○ まず、所謂「Amex」アメリカンエキスプレスのクレジットカード会社の実体ですのヒストリーです。
僕自身も30代40代中盤までは、使用させて頂いておりました。アメックスゴールドカードを当時は自慢気にしてたのも事実であり、その為サービスの一環としてと思われますが、当会社からの勧誘で、六本木のロア・ビル内に入ってるセンチュリーコート東京(元「PlayBoyClub」)の会員に成りました。会員と言っても数種類あり、見栄をはって一番上のプレステージ会員を申し込みました。当然ながら、入会費、保険金、年会費等も何だかんだで100万円を超えるものでした。しかし、当該クラブの会員に成って得たものは何も無いどころか、リキュールキャビネットと言われる族に言うボトル置き場の費用がまちまちで、ずさんな経営状態だったのが実情でした。
 ちなみに、このクラブには著名人を優遇して会員にしており、その名を利用してクラブの高貴な部分を非常に強調していたのも事実でしょう。
  結果的に私がアメリカに行ってる最中に一度の延滞に因り預けてた3本のブランディーを勝手に処分されてしまったのです。後には、会員まで剥奪される始末でした。
 誤解して頂きたくないのは、延滞した理由はちゃんとありました。それは、前述したリキュールキャビネットの利用料が年12万円であったのに対して、たまたまテニスフォーラムで知り合った会員の人が「僕は6万円しか支払ってないよ」と言う事を聞き、事務局に確認すると即座に6万円に変更して頂けました。そう言う事であるならば、言わない人は損ばかりする事に成り、理不尽極まりない経営状態であると言っても過言ではないと思うのです。

 本来のカードの話しに戻りますが、当時の我が国ではゴールドカードしか存在して無かったのが事実です。しかし、その内容と言うものは僕にしてみれば、非常に魅力的に見えましたし、何か若い僕には偉い人間に成った錯覚さえ覚えるのが人情でしょう。
 また、 ゴールドカードで、海外に行く際のチケットを購入すると、海外での海外旅行者保険が利くと言う事もしょっちゅう北米に行く僕には都合が良かったと思ってました。
  そんな中、実際1991年10月にエルニーニョ現象のせいか、ロス・エンジェルスで一日入院する事に成ってしまいました。病院では、ビジネスオフィースの人が支払いの事を最初に聞いて来られたのでカードの話しをすると早速アメックスのキャルフォルニア支店に連絡を入れてくれました。「シグナ保険会社が負担するそうなので、安心して下さい」と言われ、当然信用し、翌日退院しました。その数日後に帰国しましたが、それからが大変だったのでした。
 お世話に成った 病院から国際郵便で幾度も請求書及び督促状が送られて来たのです。私も国際電話をして保険会社から支払われる筈だと申し上げました。しかし、結局支払われなかった事実を知り、早速国内のアメックス社に電話連絡しました。しかし、驚く事にその際帰って来た内容は「今回の問題はお客様と保険会社との問題であり、我が社には理解出来ませんので、直接保険会社に請求をしてください」との事でした。
 当然、それなりの書式を用いて当該保険会社のシグナ保険会社に対して、病院からの請求書を送って欲しいとの事だったので、幾度となく送りました。しかし、そんな事をしている間に1年が過ぎてしまいました。
 その 為に病院側では、請求をする専門会社に依頼しており、病院は一切その会社に連絡をするようにとの事なので、話しが非常に面倒な状態に成ってしまいました。
 保険会社からの支払いがされてない為に、 米国内のクレジット信用組合等に私の悪い情報が上げられてしったのです。その為、米国内の銀行に口座を開設していた僕が事の重要さを知ったのは、米国内で色々な手続きをしている際に解ったのです。一つ例を挙げれば、銀行のローン等一切を断られる事に成っておりました。
  その為にシグナ保険会社の本社のある米国デラウエア州に幾度も長い国際電話をしてお願いしました。その為に、30万円程の国際電話料金にも成ってしましました。アメックス側は、そんな事には一切気にしてなかったようです。
  結果的には支払われましたが、3年掛かってしまったので、米国内の信用情報機関TWA等では私の個人信用の回復までそれから5年も掛かったのです。

※ 僕自身、皆に良く言われたのは「お前はカードコレクターか?」と言われる程に何でもゴールドカードを申し込む癖がありました。中には、非常に親切な会社もありましたが世界中でも有名(しかし、取り扱い店には嫌われてる)なこのアメックスが何故悪いのか、下記に箇条書きにします。

一、メディア等で売り文句にしている、盗難や紛失などにあった際、あらゆる場所で再発行及び悪利用される事があっても保証される。これは、事実とは相反してると思うのです。この事柄は僕自身の経験上ハッキリ断言出来るのです。つい、先日(2003年11月)に米国内で盗難届けを財布ごと盗まれたと言う事で、4時間後に連絡したにも関わらず、その後に利用された分まで請求がされたのです。

一、僕の亡き母親等数人に紹介すると、色々な特典を売り文句にしてるが、そのアフターケアーは実際には皆無の如く無いのが実情でした。この事は事実、僕の経験で実際に体験してます。アメックスの人に言われても言い返す証拠を持ち備えております。
  今は亡き母親は私の紹介でカードホルダーに成ったのですが、実際にはほとんど利用してなかった為に年会費が勿体ないと言う理由で退会する意志をアメックス側に告げると「もう少し考えてからにして下さい」と言われました。しかし、既に退会する旨、カスタマーセンターに意思表示したにも関わらず、年会費が退会した翌々月に引き落とされてるのです。

一、一番悪質だと感じたのは、会社の従業員の管理不足なのです。過去十年以上に渡る顧客リストを既に退職した元女性社員が第三者に漏洩して金儲けしようとしてた事です。尚、この元従業員とは私自身が離婚した後にお付き合いした仲なので、ハッキリと申し上げる事が出来るし、証人として喚問されれば、堂々と証言出来ます。これは刑事訴訟法の事でもあり、社会的にも非常に重要な事なのです。ヤフーBBの漏洩問題は氷山の一角と言う事にも成ると感じました。

一、前述した事だが、2003年下旬に米国内で盗難に遭いました。その際、盗まれたのがホテル内だったので起床してから即座に電話したのですが、日本のオペレーターは応答して頂けなく、しゅうがないので米国内のオペレーターを介したため時間が掛かってしまいました。僕は、下手でも英語が話せたので良かったのですが、一般の日本人旅行者等はどうすれば良いか困ると推測するものでございます。
  その後、日本のカスタマーサービスセンターの方から言い方は非常に親切に連絡があったものの、実際帰国してから請求されたステートメントの中にはちゃんと悪利用された分まで含まれておりました。この事は、他社のカードの盗難保険規約とは全く違うものであると思うのは、僕だけでしょうか。

一、最近では特にネット商法で、悪利用されないようにカードの裏側に本来のカード番号とは違う数字の羅列が記されてるが、アメックスでは未だにそれを実行しておりません。これは、非常に簡単に出来る事だと思われるのに、ずさんな会社の性格を物語ってるとしか言いようがありません。

一、特に問題なのは、私の母親もそうだったように契約する際には非常に懇切丁寧な応対をしております。しかし、一旦会員に成ると、高齢者に対しては特に悪質そのものであり、非常識な電話等の応対の苦情が絶えない。高齢者には理解し難い横文字を多く使用してごまかすようにマニュアルに書かれているのでしょうか。これも前述した元社員から聞いた話ですが、要するに我が国の政府の答弁と同様に適当にあしらわれてるのが実情だと思うのです。

一、クレジットカード無しでは考えられない昨今だが、老舗であるこのアメックスがこのような状態では寂しい次第でたまらない。また、使い道が限られてるにも関わらず、最初は審査が厳しかったので会員数が激減したのも事実だ。そのしわ寄せか、情けない事に最近ではJR等の駅構内で”バナナの叩き売り”の如くやっきに成って勧誘している有様だ。

一、社員の仲間の間で、会社内のホストコンピュータのデータの改ざんを行ったり、オペレーターの一部では顧客からの問い合わせの際に本人確認する会話を録音しておき、それらを色々な情報源として使用する。そんなやりたい放題と言うのも決して許せない事だと思う。

一、ほとんどの店で利用出来てたが最近では米国内でもVISA,Masterが使い易いのが実情で、国内でも量販店等では、アメックスだと値引き率が下がってしまう。それは当然な事で、他社のカードの利用料よりも1%程高くかかるからである。証拠に電気街の秋葉原などで電化製品を購入する際、現金だと10%値引きするところ、クレジットカードだと5%しか引けないと言われる。ところが、アメックスだと更に4%しか引けませんと言われるのは、有名な話しである。

 最後のまとめとして、何が言いたいかと言うとクレジットカードは、VISA,Masterが無難だろうと言う事であり、Dinners等はもっての他である。使い道がないからだ。JCBのが最近では米国内でも利用出来る店舗が多いのが事実である。提携している所が多いと言っても前述したような悪徳会員制クラブなどを紹介するだけで、何ら利用者にはメリットが無いし、逆にアメックス側が有利に成ってるだけなのである。

 今後は、アメックスのような悪徳カード会社、並びに悪徳会員制クラブに騙されない事を望みます。

                             文化人類学者 高橋洋一

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