おわりに
「バカ」みたいな免許の取り方も、ついに終了しました。いままで知らなかった二輪の世界に踏み込んで、楽しく過ごさせてもらいました。すでにバイクも2台所有(スカイウウェイブ650LX、スカイウェイブ250タイプS)し、通勤や土日に走り回っています。
ひと通り試験を受けてみた感想として、AT大型二輪免許の「必要性」があまりにも低すぎることを実感することができました。理由は
@この免許で乗ることができる車種が少なすぎること。(私の知る限り日本製は3車種)
AAT車の車体は650ccと250ccを比べても大して変わらず、「車体感覚」としては250ccで充分養うことができること。
B技能試験がMTより難しい内容があること。(スラローム、一本橋など)
私の考えとして、AT大型二輪免許は排気量の「限定なし」にして、排気量の大きい「魅力的」なバイクが出てくればそれなりの価値がでてくると思います。
統計にも書きましたが、「小型二輪免許」の取得者も少ないことを挙げておきます。AT普通二輪より少ないのは「異常」だと思います。この免許も「必要性」を問われています。乗ることができる車種が少なすぎる。しかし免許の取得期間稼ぎにはもってこいの免許なのです。
結局MT大型二輪免許を取得するまで、約14万円かかりました(自動車学校の卒業割引が使えたので。割引がなかったら20万円ぐらいかな。)。早く、安く、それなりの技術を取得できる?と思われる免許の取得方法は、
AT小型二輪を「免許センター」で取得 (受験料 1回 4,600円 取得時講習 12,300円)
↓
MT普通二輪(限定解除)を「自動車学校」で取得 (教習規定時間8時間 約6〜8万円)
↓
MT大型二輪を「免許センター」で取得 (受験料 1回 4,600円)
です。うまくいくと10万円もかかりません。説明すると
AT小型二輪を自動車学校で取得するのはもったいないです。第1段階(規定時間3時間)で行うバランス走行ですが、シュミレーター教習が入るので実質2時間しかバイクに乗ることはなく、時間内では恐らく終わりません。一本橋は5秒で渡ればよいので「ATの技術的なこと」でも書いたように行い50ccのスクーターで練習すれば簡単にできるようになります。
反対に、MTは自動車学校で教わりましょう。やはりクラッチ等運転操作は難しいです。
もうひとつ。自動車学校を卒業したら、1回でいいから試験場の試験官に技術を見てもらうため、技能試験を受けてみましょう。自動車学校の検定員の審査は「激甘」ですからね。公正な立場の人に見てもらうといいと思います。
しかし上記でMT普通二輪までの「取得費用」をみると、最初から自動車学校にMT普通二輪で入校した金額の方が「少し」高いだけでほとんどかわりませんけどね。
次に自動車学校での「限定解除」教習のよいところを説明すると、
@ シュミレーター教習がない
この教習は、取得時講習のときに行うので、時間数全部バイクに乗ることができます。
(注)AT小型二輪からMT普通二輪教習の場合、1時間AT教習があります。
A ほとんどの自動車学校で、入学金が多少安く抑えられている。
取得時講習分ぐらいは安くなっています。
B 規定教習時間が極端に少なくなります。
教程10、11の「みきわめ」が時間オーバーのカギを握っています。
二輪の免許取得に関して、今の私の考え方ですが
@普通二輪免許は、教習所で基本を教わりながら取得しましょう。
免許センターで技術もないのに「たまたま」うまくいって合格してしまった人たちの運転はとても怖いだろうな。
A男性の場合、教習所で普通二輪を卒業したら、すぐに「免許センター」で大型二輪免許に挑戦しましょう(MT、ATともに)。1〜2回で合格すると思います。
B免許センターで取得しても何にもえらくないんだよ!!
それでは…