MT小型自動二輪(ホンダ CB125T

 

 AT大型を取得してすぐに警察署に行き、MT小型自動二輪の申し込みをしました(静岡の人しか通用しませんね)。受付のお姉さんが私の免許証を見て首を傾げていましたが、受験日を予約し受験票をいただくことができました。しかし私のこの行為が免許センターの職員の方に迷惑をかけることになるとは

 

 AT大型自動二輪免許を取得したため、これからの二輪免許はすべて「限定解除」になり、適性検査は必要ありません。写真も受験票に貼らなくてもよくなります。つまり私は2,800円分の証紙を貼って受付に並ぶだけ。午前8時30分に着けば充分一番に申請できる。当日も一番に並ぶことができました。受験票を受付に出すと、それを見て「試験官」が嫌そうな顔をした(静岡では試験官が受付をしている)。すると受験票を持って、他の試験官やセンター長らしき人のところへ行って何やら話をしている。「しょうがない。とりあえず受付はするから。」と言われ、「何かしたのかな?」と思ったが、受理されたのだから受けれるんでしょう。そのままコースの下見に向かいました。

 

 それはそうと、私はMTに一度も乗ったことがありません。原付にもありません。足ブレーキを使えるかどうか。「クセ」でクラッチを握ってしまいそう。そんなこんなで試験開始となりました。エンジンをかけるところまではATと同じ。そこからギアーをローに入れウインカーを出し、ゆっくりクラッチをつないでいく。とりあえず動き出した。走行中はニーグリップに注意した。安全確認等は無難にこなした。坂道発進もできた。S字、クランクも2速できた。特にクランクはホイールベースの「短さ」も実感できた。一本橋はドキドキでしたが、やってみると以外と簡単でビックリ。確かにATに比べれば楽です。このままいけるかと思ったが、発着点前の「見通しの悪い交差点」で一旦停車のあと、チョロチョロ前に出ようと「車体が動いているとき」に、車体を前に送るように何回か足を着いてしまった。これが「ふらつき」になるとは。着いた数だけ10点マイナス。当然不合格でした。次は気をつけよう。しかしこのバイク(1号車)はニュートラルに入りにくい。

 

 次の受験日、前回と同じように受付に行くと、厳しくて有名なD試験官がいた。受験票を出すと「こんな免許の取り方するんじゃねーよ(本当はこんな言い方していません。そのとき話した内容がこのようなことだったので大袈裟に書きました)。」と言われた気がしました。内容は後ほど。

 

 技能試験の方は、同じ交差点で、今度は慌ててクラッチのつなぎが悪く、おまけにスロットルを大きく開けてしまったため、急発進だかノッキングだかわからない状態になってしまい不合格。試験官に「あれじゃ免許あげられないよ。」と言われてしまいました。私もそう思います。実はこのバイク(1号車)今度は試験前に「キュンキュン」いうだけでエンジンがかからなくなってしまった。その時点で終わっていたのかも

 

 さて、上でのモメゴトの内容ですが、次からは普通二輪の限定解除にするようにとのことでした。大体次のような説明をしてもらいました。

 

@      もともと小型及びATは限定免許であるため、ある意味「存在しない」免許である。

A      「限定解除」とは字の通り限定を解除することであって、「限定免許」から「限定免許」を取得するための「限定解除」は「基本的」にありえない。

B      MT小型からAT大型を取得するのは想定されていたが、私のような逆の取り方は想定されていなかった。

 

とのことです。他県や警察庁まで、照会かけたと言っていました。「受験票を交付したのはミスでした。」と謝ってくれましたが、私の「フザケタ」免許の取り方で、お騒がせして申し訳なかったと思っています。

 

 ちなみにこれをもって、「自動二輪免許全取得」の野望は終わってしまいました。もし、やろうとする方がいたら、取得の順番は

 

AT小型

  ↓

MT小型(限定変更)

  ↓

 AT普通(限定変更)

  ↓

 MT普通(限定解除)

  ↓

 AT大型

  ↓

 MT大型(限定解除)

 

の順でやってください。

 

 

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