けん引(二種)

 

 けん引について、私なりの考えを書きます。けん引といえば方向変換です。ちなみに中部免許センターは平成19511日現在「右バック」しかありません。しかし今現在、大型の方向変換と共有していますが、その安倍川側にもうひとつ新しい「ワク」ができました。これで「左バック」が取り入れられる可能性がでてきました。県警のホームページには「将来20t級のけん引車両を導入予定」と書いてありましたけど。これはこれでまたいろいろ楽しそうだけどね。

 

祝 けん引 左バック 導入!!

 

 中部免許センターのけん引車両の特徴として知っておいてもらいたいことは、

 

トレーラー部分が「重い?」

 

ようだ、ということです。なぜかというと、いわゆる「曲げ」のきっかけをつくるときに、低速、又は止まった状態からハンドルを切ると「トラクター」だけが曲がるような感じになり、「トレーラー」はほとんど角度がつかない状態になります。つまりきれいな「くの字」にはなりません。トレーラーが反対側のポールに向かっていく感じになってしまいます。

よって、本やウワサなどの「攻略法」は通用しません。そのことに気が付いて受験している人がいるようで、右側(右バックの場合)を1m以上開けてバックしていますが、バックするとき「トラクターの左側の後輪」が脱輪しそうになり「切り返し」している状況を見かけます。

 

どうすればよいかというと、「トレーラー」の角度をつけるのに「距離」が必要なのですから、きっかけハンドルを切る位置を、1mほど「前」に進めたところにすればよいのです。または、きれいな「くの字」にするためには後退のスピードを上げ、きっかけのハンドルを切るとうまくいきます。やってみてください。

 

 ところで方向変換で重要なのはトラクターとトレーラーの角度を一定にし続けることです。つまり、「ワク」に入れる前にトラクターとトレーラーの角度を「約120度」にして、その角度を固定できる「ハンドルの位置」があるので、そこを早くみつけてバックしていくわけです。自分でみつけるのですよ。ハンドルを1回転、2回転させたところじゃありませんからね。

 

 それでは「右バック」しかないので、その解説をします。まず外周から右折で方向変換コースに入ります。「ワク」を確認し、右側を670cmぐらいあけながら進んでいきます。そこで右側の縁石が古いものから新しいものになって「6個目」ぐらいに運転席がきたら止まります。ここからいよいよ「バック」していきます。ハンドルを左に半周ほど回してバックします。すると車体が折れ曲がってくるので、1mほどバックしたらハンドルを元に戻して、いわゆる「120度」になるまでバックし続けます。「120度」の目安ですが、トレーラーについている「丸」と「縦長」の「反射板」を利用するとよいでしょう(曖昧ですいません)。120度ぐらいになったら、角度を一定にできるハンドルの位置を、少しずつ下がりながらみつけていきます。その位置はハンドルを真っ直ぐの状態から右に1回転した「付近」にありますクドイですが自分で探すのです。

 

角度を一定にしたまま、「ワク」に入れていきます。トレーラーが「ワク」の左隅に向くまで入ったら、ハンドルを右いっぱいに切ります。そうするとトラクターは起き上がり、トレーラーは「ワク」の中にほぼまっすぐ入っている状態になります。次にトラクターを、トレーラーと真っ直ぐの状態からハンドルを左に回しながら少し左まで振ります。そして通り過ぎたトラクターを戻すように真っ直ぐにします。タイヤも真っ直ぐにします。両側のサイドミラーを見てください。両方ともトレーラーの台の側面が見えれば大丈夫です。

 

もし傾いていたら傾いている方にハンドルを半周ほど切って少しバックします。そうすると傾きが直ります。最後に試験官に申告します。「OK」をもらったらトレーラーの左後輪が脱輪しないように入ってきた左に出て行きます。

 

出にくいときはトラクターを右に振って出てもかまいません。本当ですよ。これは知らない人が多いと思います。

 

 だいたい、こんな感じですが参考になりますか?早く「絵」を使って解説できるように頑張ります。

 

 

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