AT普通自動二輪(スズキ スカイウェイブ400タイプS

 

 どうしても一本橋の技術的なことがわからないので、K自にお世話になりました。(教習車はヤマハ マジェスティ400)限定解除ということで教習時間が5時間ほど。1時間目はとりあえず「生徒」の技量の様子見のようで、車体の引き起こしから始まり外周を回ったぐらいで終了。

2時間目から本格的にバランス走行に入る。教官から低速走行についての説明があった。

 

「スロットルを一定にして、左(後輪)ブレーキでスピード調節してください。」

 

なるほど。いわゆる「ジャイロ効果」を利用するわけですね。この技術は、右左折、S字、クランク、スラローム、一本橋、波状路すべてに通じる技術なのです(ただし、この技術は教習用だそうです。この方法はエンジン等駆動系にとても負担が大きく、教官も自分のバイクならやりたくないそうです)。しかし一本橋のできないこと。「もう少し練習しましょう。」と、教官のお言葉。ハイ!延長教習決定。帰りに2時間分追加教習の予約をして帰りました。

これは知らなかったことですが、「バランス走行」は第一段階で法規走行が第二段階なのですね。逆だと思っていました。

3時間目はきれいな女性の教官(実は後日、女性の大型自動二輪の教官の偉大さを知ることになる)。AT小型の教習車で回ってくれました。一本橋とスラロームを繰り返し練習して終了。一本橋はまだ途中で落ちてしまう。

職場の人にまたスクーターを借りて低速走行の練習をした(ゴメンなさい)。30mのメジャーがあったのでそれを使って一本橋やクランクのマネをしてみた。

4時間目の教官が、教習簿を見ながら「とりあえず一通りやってみてください。」というので、S字、クランク、スラローム、一本橋を何回か行った。一本橋がたまたまうまくいった。残っていた急制動の教習を行い4時間目が終了した。教習簿を返してもらうとき「次、みきわめです。」だって。なんていい教官なんだろう!!

5時間目は卒検コースを回ったり、苦手の低速走行の練習を行いました。そしてしっかり「みきわめ」いただきました。明日の日曜日に卒検を入れました。

 

卒検の日は、日曜日ということもあり人数が多い(26名)。私は限定解除なので一番最後(26番)。3人の検定員で行いました。私の前の女の子が交差点の右折待ちをしていたら転んでしまった。しかし同情している余裕は無い。すぐ準備をして検定開始。そのとき教習終了のチャイム。「ラッキー、私しか走っていない」県自は最後に問題の一本橋になるので、それまでは気を抜かないように軽く流した。さすがに卒検なのかスラロームでビビってしまい恐らく8秒台。そして最後の一本橋にきた。「落ちなければ合格!」と少し早めに通過。前輪が半分落ちたと思ったけど、後輪が「カタン」と鳴ったのでひとまず安心。発着点にバイクをつけてエンジンを切り降車。本当に最後になってしまったのでロビーに急いで戻る。検定員の講評で課題の時間を教えてくれた。スラロームは8.0秒、一本橋は6.0秒でした。当然合格。「技能審査合格証明書」をいただきました(卒業証明書と違い有効期限3ヶ月)。追加教習のお金も返ってきました(ラッキー)。

 

話はまだ終わりません。静岡県では実地免除は午後からの受付です。そこで「どうせ一日休みを取るのだから、午前中の技能試験を冗談で受けてみよう。」と予約を入れ受けてみました。免許センターの試験車は「スカイウェイブ400タイプS」。慣らし走行の最初の直線で、K自で体験できなかった時速80kmが出た。あまりにも快適で買うときに迷いそうだ。普通自動二輪のコースは2つとも狭路の出口が全部右折(当時)なので、楽なコース設定と言えると思います。急制動も手前の8mで止まってしまうぐらいよく効くブレーキ(ロックしないよ)。私の前の大型二輪の受験者2名がスラロームのパイロン接触で失格していたためスラロームで少々ビビったが、全員が終わってからの試験官の講評で「いい走りしていたね」だって。もちろん「ピンポーン」と「231」(限定解除の受験番号)がありました。点数は聞きませんでした。1,100円(試験場での貸車料)が余計でしたけど午前中に帰れたからよしとしよう。「技能審査合格証明書」は記念に残しておきます。K自の教習はすばらしいことが証明されました。ありがとうございました。

 

 

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