AT大型二輪(スカイウェイブ650

 

 AT普通二輪の「限定変更」の印を免許証の裏に押してもらい、返してもらうときに試験官から「まだAT大型二輪は誰も取っていないんだよね。」だって。私に受けろということか?後日、おだてに乗って受けてしまいました。

 

 まず、午前中の受付からもたついた。実は受験すること事態初めてらしい(ということはあのスカイウェイブ650は約一年半動かしていないのかな?)。次に免許の条件のところに押すハンコがどれかわからない(受付のお姉さんも、試験官も迷っている)。「大型二輪はAT車に限る」じゃないの?違いました。「二輪車は排気量0.650L以下のAT車に限る」でした。またまた勉強になってしました。

 

 次に事前審査。初回大型自動二輪受験者は全員行います。(試験官によって進め方が多少違います。)他の大型自動二輪受験者同様にMT二輪車で行いました。車庫の前に大きな丸が二つ書いてあります。そこで取り回しと引き上げを行います。センタースタンド掛けはやりませんでした。引き上げはナント左右一回ずつ行います(つまり二回)。あのばかみたく重いVFRでよくやらせるよ。私は男ですからとりあえずできましたけど、女性には相当厳しいと思います。静岡県では、ほとんどの女性は教習所でなければ大型自動二輪免許は取得できないでしょう。AT普通二輪で書きましたが、教習指導員の資格を取得するには免許センターでなければできません。つまり女性の大型自動二輪車の指導員はあのVFRをもちあげたのか?もしそうなら、はっきりいって凄すぎます。

 

 初回受験者は、ここで午前中は終了です。午前中の受験者が少なければ、早く受付した順に午前中に受験できます。

 

 午後になりさあ試験だ。コースは2コース。試験官は大型二種をくれた、口調は厳しいが「ゲキ甘」といわれているA氏。試験車はスカイウェイブ650。なんと速度計がデジタルではないか。これなら急制動をはじめ、課題がやりやすい。さあ慣らし走行だ。どんなものかとスロットルを回すとビックリ!!タイヤは鳴らなかったがほぼ急発進。慌ててスロットルを戻すと、なんだこのエンジンブレーキは。前に飛んでいきそうになった。AT車はエンジンブレーキがあまり効かないはずでは?なんでAT車にリッターバイクがないかわかりました。結局バイクの取り扱いの問題で課題は急制動以外全部ダメ。一本橋なんか乗ることさえできませんでした。お恥ずかしい。

 

 これらを反省しつつ、2回目の挑戦。2コース。試験官は今まで事務員だと思っていたB氏(すいません)。慣らし走行で「あれ?」と思った。前回より加速が悪い。エンジンブレーキも効かない。前回できなかった後輪ブレーキでの速度調節ができる。「これはいけるかも?」課題を順調にこなし最後の波状路にきた。私の計算上時速9kmで通過すれば5秒以上で通過できるのでデジタル速度計を見ながらアクセルとブレーキをロックし進入(着座姿勢)。ハンドルを取られつつも何とか通過。「よし、これなら。」と思ったが、試験官の講評で「全然課題クリアーできていないから、次しっかりやってよ。」と言われてしまった。「なんだダメか。」へこみながら結果を待っていると場内アナウンスが入る。「ただいまより自動二輪車技能試験の合格者の発表を行います。」ということは合格者がいる。「ピンポーン!」「やった!401があった!」今回は点数を聞いてしまった。「75点」でした。スラローム7.7秒で5点減点。一本橋8.2秒で10点減点、波状路は秒数足りていました。走行でどこかで10点減点されたようです。

 

 2番の窓口で担当試験官の話を聞いていると他の試験官も集まってきて、みんな笑いながら「よかったね」だって。いいじゃん別に。研修に来ていたどこかの教習所の先生に「ある意味技術ですよ」と、ほめられているのか、けなされているのかわからないお言葉をいただきました。まあとりあえず静岡県で最初の免許センターでの取得となりました。

 

 だけど「MT」と「AT」の違いがあるとはいえ、私にとっては簡単に取れてしまいました。周りの人もすごく難しいと言う人ばかりだし、昔の「限定解除」のイメージがあったのですが。昔と採点方法が変わっているのかな?大きな変更はないと思いますが。

 

 結局、K自で5時間教習してもらっただけで「AT大型二輪免許」まで取得できました。売り上げに協力できなくてすいません。ちなみに今私の愛車はスカイウェイブ650LX2004)です。中古車ですが、とても快適ですよ。

 

 

 戻る