西教寺は正しくは、 天台真盛宗総本山戒光山兼法勝西教寺といいます。
聖徳太子が恩師である高麗の僧慧慈、慧聡のために創建されたと伝えられています。その後、久しく荒廃していましたが、慈恵大師良源上人が復興、
念仏の道場としました。恵心僧都も入寺、修業されたところから次第に栄えるようになりました。鎌倉時代の正中2年(1325)に入寺された恵鎮(円観)
上人は、伝教大師が畢生の事業として提唱された大乗円頓戒を復興、その後百有余年を経た文明18年(1486)に真盛上人が入寺されるに至り、堂塔
と教法を再興、不断念仏の道場とされました。以来全国に約四百余りの末寺を有する総本山となりました。 |
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