ピラミッドは四角錐でなかった

 
 

(2015年7月17日)


 子どもの頃からエジプトのピラミッドの写真や記事については目にしたり読んだりしてきた。何時かは実際に目にしたいものと考えてきた。ピラミッドの形状については大きさだけでなく高さと底面の縦横の長さとの比や黄金比との関係など多くの謎があることも書かれていた。しかし、ピラミッドの形状は階段ピラミッドを除けば四角錐であることは常識に近いものである。

 ところが次の本にピラミッドの形状は四角錐でなく変則八角錐であると書かれている。
「古代世代の超技術」、志村史夫著、講談社、2014年

 上から撮った写真を見れば判ると書かれていたので、早速 Google Earth でギゼのピラミッドを見ると確かに側面中央に縦の線が認められる。ギゼのピラミッドは大きな3基が並んでいるがその中で最も大きいクフ王のピラミッドと一番小さいメンカウラー王のピラミッドで確認できる。ただし、この写真では中央のカフラー王のピラミッドは明確ではない。



 ピラミッドの側面が2等辺3角形でなく、直角3角形を寄せあわせたものならば、それは意図的にそのようにしたのであろうか、それとも石積みの関係で意図せずにそのようになってしまったものなのだろうか。新たな謎ではないか。

 四角い石を積み上げるなら四角錐にするのは自然な結論である。高く積み上げるために側面の角度を大きくすれば積みにくいし角度を小さくすれば底面が大きくなって多くの石を必要とする。底面が正方形でなく変則8角形になっているのが意図しないものであれば、石積み方法に一つのヒントを与えることになるだろうが、まずあり得ない。

 底面が変則8角形になっているのは意図したものであるはずだ。それはピラミッドが何を目的としたものかについてのヒントを与えているに違いないのだ。上述の本にも書かれていたが、これまで何故このことに触れた本がなかったのか不思議である。

 太陽が真東から上る春分と秋分の日ではピラミッドの南北の側面に直角3角形が影となって認められるそうである。季節を知るためにわざわざ底面を変則8角形にして積み上げることも考えにくい。やはり宗教的な意味を持たせたのであろうか。

(了)


戻る